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公開番号2025131058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028558
出願日2024-02-28
発明の名称工業用有害生物防除用組成物
出願人日本曹達株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01N 47/44 20060101AFI20250902BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】イミノクタジンアルベシル酸塩と、他の工業用有害生物防除剤を含有する工業用有害生物防除用組成物を提供する。
【解決手段】
イミノクタジンアルベシル酸塩と併用できる他の工業用有害生物防除剤として、
1,2-ベンズイソチアゾール-3(2H)-オン、
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、
5-クロロ―2-メチルー4-イソチアゾリンー3-オン、
ビス(2-ピリジルチオ)亜鉛 1,1’-ジオキサイド、
2-(tert-ブチルアミノ)-4-(シクロプロピルアミノ)-6-(メチルチオ)-1,3,5-トリアジン、
3-(3,4-ジクロロフェニル)-1,1-ジメチル尿素、
2-メチルチオ-4,6-ビス(イソプロピルアミノ)-s-トリアジン、3-(3,4-ジクロロフェニル)-1-メトキシ-1-メチル尿素などが挙げられる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
イミノクタジンアルベシル酸塩と、他の工業用有害生物防除剤を含有する工業用有害生物防除用組成物。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
他の工業用有害生物防除剤が、
1,2-ベンズイソチアゾール-3(2H)-オン、
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、
5-クロロ―2-メチルー4-イソチアゾリンー3-オン、
ビス(2-ピリジルチオ)亜鉛1,1’-ジオキサイド、
2-(tert-ブチルアミノ)-4-(シクロプロピルアミノ)-6-(メチルチオ)-1,3,5-トリアジン、
3-(3,4-ジクロロフェニル)-1,1-ジメチル尿素、
2-メチルチオ-4,6-ビス(イソプロピルアミノ)-s-トリアジン、及び
3-(3,4-ジクロロフェニル)-1-メトキシ-1-メチル尿素
から選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載の工業用有害生物防除用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工業用有害生物防除用組成物に関する。より詳細には、本発明は、細菌、かび、酵母、藻などの防除に用いられるイミノクタジンアルベシル酸塩含有工業用有害生物防除用組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
イミノクタジンは、グアニジン系殺菌剤であり、酢酸塩及びアルベシル酸塩として使用されている。
イミノクタジンは、1,1’-[イミノジ(オクタメチレン)]ジグアニジンとも表記される。
イミノクタジンアルベシル酸塩は、1,1’-イミニオジ(オクタメチレン)ジグアニジウム=トリス(ドデシルベンゼンスルホネート)とも表記され、下記の構造式で表わされる。
TIFF
2025131058000001.tif
33
170
【0003】
イミノクタジン酢酸塩は、1,1’-イミニオジ(オクタメチレン)ジグアニジウム=トリアセテートとも表記され、下記の構造式で表わされる。
TIFF
2025131058000002.tif
33
170
【0004】
生物活性は遊離塩基のイミノクタジンに基づくものであり、病原菌の脂質生合成系や細胞膜機能に作用し、胞子の発芽、発芽管の伸長などを抑制することで殺菌効果などを示すと考えられている。
有害生物防除活性のある化合物及びその組成物に関する発明において、上記イミノクタジンアルベシル酸塩やイミノクタジン酢酸塩を併用してもよいことが記載されている特許文献は多くある(たとえば、特許文献1、2、3)が、具体的に併用することにより相乗効果が奏されていることを確認したものはない。
また、イミノクタジン酢酸塩やアルベシル酸塩を含有する、農業若しくは医療を除く、工業用の有害生物防除組成物が特許文献4に記載されている。しかしながら、当該文献においても、抗微生物性を有する成分をさらに含有することができること、抗微生物性を有する成分としては、抗菌成分、殺菌成分、抗ウイルス成分、防黴成分、防腐成分、防藻成分などを挙げることができると記載されているのみであり、併用することにより相乗効果が奏されていることを確認したものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2006/118283パンフレット
特開2019-104711号公報
特表2023-528844号公報
特開2022-189422号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討の結果、イミノクタジンアルベシル酸塩を、防腐剤、防カビ剤、防藻剤などの工業用有害生物防除剤として公知の化合物と併用することにより、有害生物防除剤として相乗効果を奏することを見出した。
すなわち、本発明は、以下の態様を包含する。
【0007】
(1)イミノクタジンアルベシル酸塩と、他の工業用有害生物防除剤を含有する工業用有害生物防除用組成物。
(2)他の工業用有害生物防除剤が、
1,2-ベンズイソチアゾール-3(2H)-オン、
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、
5-クロロ―2-メチルー4-イソチアゾリンー3-オン、
ビス(2-ピリジルチオ)亜鉛 1,1’-ジオキサイド、
2-(tert-ブチルアミノ)-4-(シクロプロピルアミノ)-6-(メチルチオ)-1,3,5-トリアジン、
3-(3,4-ジクロロフェニル)-1,1-ジメチル尿素、
2-メチルチオ-4,6-ビス(イソプロピルアミノ)-s-トリアジン、及び
3-(3,4-ジクロロフェニル)-1-メトキシ-1-メチル尿素
から選ばれる少なくとも1つである、(1)に記載の工業用有害生物防除用組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の工業用有害生物防除組成物は、防腐剤、防カビ剤、防藻剤などの工業用有害生物防除剤として公知の化合物と併用することにより、有害生物防除剤として相乗効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の工業用有害生物防除組成物は、イミノクタジンアルベシル酸塩と他の工業用有害生物防除剤とを、相乗効果を奏する割合で含有するものである。
ここで、「工業用」とは、農医薬用を除く、業務用または民生用ということである。有害生物としては、細菌、卵菌、変形菌、真菌(カビ、酵母など)、藻などを挙げることができる。有害生物防除性は、有害生物の繁殖を防ぐ効果および/または有害生物を取り除く効果を有するということである。
本発明の工業用有害生物防除組成物は、他の工業用有害生物防除剤との組み合わせにより、防腐剤、防かび剤、防藻剤などとして使用することができる。
【0010】
本発明において、相乗効果を奏する割合とは、肉眼にて有害生物増殖抑制が認められ、かつ、FIC index :Fractional Inhibitory Concentration index( 部分阻害濃度)を、下式に従い算出し、FIC index<1 である割合を指す。詳細は実施例に示す。
FIC index = a/a

+ b/b



:A成分の単独MIC、


:B成分の単独MIC
a:A成分+B成分の併用時のA成分のMIC
b:A成分+B成分の併用時のB成分のMIC
MIC:最小発育阻止濃度
(【0011】以降は省略されています)

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