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公開番号2025130848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028186
出願日2024-02-28
発明の名称画像形成システム、ヤレ低減方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ヤレを低減しつつ好適な画像読み取りが可能な画像形成システム、ヤレ低減方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成システム1は、搬送方向上流側から順に画像形成部21、定着部22及び画像読取部31を備え、制御部50は、画像形成処理及び画像読取部31の読み取り内容を基に画像形成部21を自動調整する自動調整処理を行い、自動調整処理を終了する場合は、連続記録媒体S上の最終画像後端が画像読取部31よりも搬送方向下流側の第1停止位置P1又は当該第1停止位置P1よりも搬送方向上流側の第2停止位置P2に位置するように搬送部23を制御して、画像形成処理を終了する場合は、最終画像後端が画像読取部31よりも搬送方向上流側かつ定着部22よりも搬送方向下流側の第3停止位置P3に位置するように搬送部23を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
連続記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部が形成した画像を前記連続記録媒体に定着させる定着部と、
前記定着部で定着した画像を読み取る画像読取部と、
前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記画像読取部で画像を読み取る場合は、前記連続記録媒体上の最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向下流側の第1停止位置又は当該第1停止位置よりも前記搬送方向上流側の第2停止位置に位置するように前記搬送部を制御し、
前記画像読取部で画像を読み取らない場合は、前記最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向上流側かつ前記定着部よりも前記搬送方向下流側の第3停止位置に位置するように前記搬送部を制御する画像形成システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記搬送部は、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送する逆転機構を備え、
前記制御部は、前記最終画像後端が前記第1停止位置又は前記第2停止位置に位置するように搬送を停止した場合、前記最終画像後端が前記第3停止位置に位置するように前記逆転機構を制御する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記搬送部は、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送する逆転機構を備え、
前記制御部は、所定の距離までは画像を形成せずに前記連続記録媒体を搬送する助走搬送を行い、
前記最終画像後端が前記第3停止位置よりも前記助走搬送の距離分前記搬送方向上流側に位置するように前記逆転機構を制御する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記搬送部は、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送する逆転機構を備え、
前記制御部は、前記連続記録媒体のうち画像が未形成の同一部分が前記定着部に所定時間留まらないように、前記搬送部を制御して前記連続記録媒体を前記搬送方向に画像形成時よりも遅い速度で搬送させる低速搬送を行い、
前記最終画像後端が前記第3停止位置よりも前記低速搬送の距離分前記搬送方向上流側に位置するように前記逆転機構を制御する請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記定着部は、圧接離間可能な一対の部材を備え、
前記制御部は、前記画像読取部の読み取り内容を基に前記画像形成部を自動調整する自動調整処理において、前記搬送方向に搬送される前記連続記録媒体の前記最終画像後端が前記第3停止位置を通過した後に、前記定着部の前記一対の部材を離間状態とする請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記連続記録媒体の情報及び/又は前記画像形成部が形成する画像の情報を取得し、当該取得内容に応じて前記逆転機構による前記連続記録媒体の搬送の要否の判定及び前記逆転機構による前記連続記録媒体の搬送後の前記最終画像後端の位置の設定をする請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記画像読取部の読み取り内容を基に前記画像形成部を自動調整する自動調整処理において、前記連続記録媒体の所定位置に熱による影響を受けない調整項目用の第1調整用画像を形成させ、前記所定位置より相対的に前記搬送方向上流側に熱による影響を受ける調整項目用の第2調整用画像を形成させるように前記画像形成部を制御する請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項8】
ヤレ低減モードと通常モードとのうち、いずれかが選択的に設定可能であり、
前記制御部は、前記通常モードが設定されている場合は、前記最終画像後端が前記第1停止位置に位置するように前記搬送部を制御して、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送しないように前記逆転機構を制御する請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項9】
連続記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部が形成した画像を前記連続記録媒体に定着させる定着部と、
前記定着部で定着した画像を読み取る画像読取部と、
前記搬送部を制御する制御部と、を備える画像形成システムのヤレ低減方法であって、
前記制御部は、前記画像読取部で画像を読み取る場合は、前記連続記録媒体上の最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向下流側の第1停止位置又は当該第1停止位置よりも前記搬送方向上流側の第2停止位置に位置するように前記搬送部を制御して、
前記画像読取部で画像を読み取らない場合は、前記最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向上流側かつ前記定着部よりも前記搬送方向下流側の第3停止位置に位置するように前記搬送部を制御する搬送制御ステップを備えるヤレ低減方法。
【請求項10】
連続記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部が形成した画像を前記連続記録媒体に定着させる定着部と、
前記定着部で定着した画像を読み取る画像読取部と、を備える画像形成システムのコンピューターを、前記搬送部を制御する制御部として機能させるプログラムであって、
前記制御部は、前記画像読取部で画像を読み取る場合は、前記連続記録媒体上の最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向下流側の第1停止位置又は当該第1停止位置よりも前記搬送方向上流側の第2停止位置に位置するように前記搬送部を制御して、
前記画像読取部で画像を読み取らない場合は、前記最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向上流側かつ前記定着部よりも前記搬送方向下流側の第3停止位置に位置するように前記搬送部を制御するプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システム、ヤレ低減方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばロール紙等の連続記録媒体に画像を形成する画像形成システムが知られている。画像形成システムは、搬送方向上流側から順に、連続記録媒体を供給する給紙装置と、連続記録媒体に画像を形成する画像形成装置と、画像が形成された連続記録媒体を巻き取る巻取装置とを備える。
【0003】
また、例えば特許文献1には、ヤレ(空白)の発生を低減するよう設定されている場合、最終画像の後端が巻取装置と画像形成装置の間に位置するように連続記録媒体を搬送する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-049429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、巻取装置と画像形成装置の間に、画像を読み取って画質を自動調整する画像読取装置を設けた場合、排紙装置と画像読取装置の間に最終画像の後端が位置すると従来よりもヤレが多くなる。他方で、画像読取装置と画像形成装置の間に最終画像の後端が位置すると、画像読取装置で画像を読み取ることができない。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、ヤレを低減しつつ好適な画像読み取りが可能な画像形成システム、ヤレ低減方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成システムであって、
連続記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記連続記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部が形成した画像を前記連続記録媒体に定着させる定着部と、
前記定着部で定着した画像を読み取る画像読取部と、
前記搬送部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記画像読取部で画像を読み取る場合は、前記連続記録媒体上の最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向下流側の第1停止位置又は当該第1停止位置よりも前記搬送方向上流側の第2停止位置に位置するように前記搬送部を制御し、
前記画像読取部で画像を読み取らない場合は、前記最終画像後端が前記画像読取部よりも前記搬送方向上流側かつ前記定着部よりも前記搬送方向下流側の第3停止位置に位置するように前記搬送部を制御する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、
前記搬送部は、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送する逆転機構を備え、
前記制御部は、前記最終画像後端が前記第1停止位置又は前記第2停止位置に位置するように搬送を停止した場合、前記最終画像後端が前記第3停止位置に位置するように前記逆転機構を制御する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、
前記搬送部は、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送する逆転機構を備え、
前記制御部は、所定の距離までは画像を形成せずに前記連続記録媒体を搬送する助走搬送を行い、
前記最終画像後端が前記第3停止位置よりも前記助走搬送の距離分前記搬送方向上流側に位置するように前記逆転機構を制御する。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムであって、
前記搬送部は、前記連続記録媒体を前記搬送方向の逆方向に搬送する逆転機構を備え、
前記制御部は、前記連続記録媒体のうち画像が未形成の同一部分が前記定着部に所定時間留まらないように、前記搬送部を制御して前記連続記録媒体を前記搬送方向に画像形成時よりも遅い速度で搬送させる低速搬送を行い、
前記最終画像後端が前記第3停止位置よりも前記低速搬送の距離分前記搬送方向上流側に位置するように前記逆転機構を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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