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公開番号
2025128947
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024026008
出願日
2024-02-22
発明の名称
電動車救援システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G08G
1/123 20060101AFI20250827BHJP(信号)
要約
【課題】着脱可能な電池の電力により走行する電動車が電欠状態となった場合に電動車のユーザが抱える不安を軽減させること。
【解決手段】電欠状態にある電動車を救援する電動車救援システムであって、着脱可能な電池を搭載した電動車からの救援要請を受け付けるサーバと、救援要請に応じて電動車の元へ向かう可能性がある救援対応可能車と、を備え、サーバは、救援対応可能車に関する救援車情報を記憶する記憶部と、救援車情報と救援要請としての電欠情報とに基づいて電動車に電力を供給するために必要な条件を満たす救援対応可能車を対応候補車として特定する特定部と、対応候補車が電動車の元に到着するまでの移動時間を算出する第1算出部と、到着後に電動車への給電が完了するまでの作業時間を算出する第2算出部と、救援車情報と移動時間と作業時間とを電欠情報の送信元に通知する通知部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
着脱可能な電池を搭載し、前記電池を交換用電池と交換する電池交換と、外部電源から供給される電力を前記電池に蓄える外部充電とが可能な電動車と、
前記電動車からの救援要請を受け付けるサーバと、
前記サーバと通信可能に接続され、前記救援要請に応じて前記電動車の元へ向かう可能性がある救援対応可能車と、
を備え、
前記救援対応可能車は、前記交換用電池を有する車、または前記電動車に給電可能な外部電源を有する車であり、
前記サーバは、
前記救援対応可能車に関する情報として、前記救援対応可能車の位置情報と、前記交換用電池の有無を示す情報とを含む救援車情報を記憶する記憶部と、
前記救援要請として、前記電動車の位置情報と、前記電動車が電欠状態にあることを示す情報とを含む電欠情報を受信した場合、前記救援車情報と前記電欠情報とに基づいて前記電動車に電力を供給するために必要な条件を満たす前記救援対応可能車を対応候補車として特定する特定部と、
前記電動車の位置情報と前記対応候補車の位置情報とに基づいて前記対応候補車が前記電動車の元に到着するまでの移動時間を算出する第1算出部と、
前記必要な条件に基づいて、前記対応候補車が前記電動車の元に到着してから当該電動車への給電が完了するまでの作業時間を算出する第2算出部と、
前記救援車情報と前記移動時間と前記作業時間とを含む対応候補車情報を前記電欠情報の送信元に通知する通知部と、を有する
ことを特徴とする電動車救援システム。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記必要な条件は、前記交換用電池の有無と、電池形状と、充電規格とを含み、
前記特定部は、
前記救援対応可能車のなかから、前記交換用電池を有し、かつ前記電池と前記電池形状が同一となる救援対応可能車を優先して前記対応候補車として特定し、
前記交換用電池を有さない前記救援対応可能車のなかから、前記充電規格を満たす救援対応可能車を前記対応候補車に特定し、
前記対応候補車が前記交換用電池を有する場合、前記第2算出部は前記作業時間として前記電池と前記交換用電池との交換時間を算出し、
前記対応候補車が前記交換用電池を有さない場合、前記第2算出部は前記作業時間として前記外部電源から前記電池への充電が完了するまでの充電時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動車救援システム。
【請求項3】
前記電欠情報の送信元は、前記電動車または前記電動車のユーザが所持する携帯端末であり、
前記電欠情報の送信元である前記電動車または前記携帯端末は、
前記サーバから受信した前記対応候補車情報を表示し、
前記対応候補車情報に含まれる前記対応候補車のなかから一台が選択された選択情報を前記サーバに送信する
ことを特徴とする請求項2に記載の電動車救援システム。
【請求項4】
前記サーバは前記電動車または前記携帯端末から前記選択情報を受信した場合、前記選択情報にて選択された対応候補車に該当する前記救援対応可能車に救援対応情報を送信し、
前記救援対応可能車は前記サーバから前記救援対応情報を受信した場合、救援対応の可否を含む対応可否情報を前記サーバに送信する
ことを特徴とする請求項3に記載の電動車救援システム。
【請求項5】
前記サーバは前記救援対応可能車から前記対応可否情報を受信した場合、前記対応可否情報に基づいて救援対応が可能であるか否かを判定し、
前記救援対応が可能であると判定された場合、前記通知部は前記対応候補車による救援が了承されたものと判断し、前記電欠情報の送信元である前記電動車または前記携帯端末に救援受付完了を通知する
ことを特徴とする請求項4に記載の電動車救援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車救援システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電欠状態にある電動車を救援するために、ドローンなどの運搬装置を用いて電動車の元にエネルギーを届ける電動車救援システムが開示されている。特許文献1に記載の構成では、電動車のユーザが所持する携帯端末に運搬装置が到着するまでの時間が送信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-105946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、運搬装置が到着するまでの時間は分かるものの、救援完了までの時間が分からず、救援を要請したユーザとしては不安が解消されにくく、改善の余地がある。
【0005】
特にカートリッジ式電池のように着脱可能な電池の電力で走行する車両では、電力補給方式として、電池交換と外部充電との二種類がある。電池交換と外部充電とでは、電欠時の救援作業にかかる作業時間は電池交換のほうが短い。そのため、電欠時のリクエストとして電池交換のほうが多くなることが想定される。この場合、救援要請後にすぐに対応可能な救援車として、カートリッジ式電池を有する救援車が足りず、救援車が到着するまでの時間が長くなる可能性があるものの、特許文献1に記載の構成ではこのことが考慮されていない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、着脱可能な電池の電力により走行する電動車が電欠状態となった場合に電動車のユーザが抱える不安を軽減させることができる電動車救援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、着脱可能な電池を搭載し、前記電池を交換用電池と交換する電池交換と、外部電源から供給される電力を前記電池に蓄える外部充電とが可能な電動車と、前記電動車からの救援要請を受け付けるサーバと、前記サーバと通信可能に接続され、前記救援要請に応じて前記電動車の元へ向かう可能性がある救援対応可能車と、を備え、前記救援対応可能車は、前記交換用電池を有する車、または前記電動車に給電可能な外部電源を有する車であり、前記サーバは、前記救援対応可能車に関する情報として、前記救援対応可能車の位置情報と、前記交換用電池の有無を示す情報とを含む救援車情報を記憶する記憶部と、前記救援要請として、前記電動車の位置情報と、前記電動車が電欠状態にあることを示す情報とを含む電欠情報を受信した場合、前記救援車情報と前記電欠情報とに基づいて前記電動車に電力を供給するために必要な条件を満たす前記救援対応可能車を対応候補車として特定する特定部と、前記電動車の位置情報と前記対応候補車の位置情報とに基づいて前記対応候補車が前記電動車の元に到着するまでの移動時間を算出する第1算出部と、前記必要な条件に基づいて、前記対応候補車が前記電動車の元に到着してから当該電動車への給電が完了するまでの作業時間を算出する第2算出部と、前記救援車情報と前記移動時間と前記作業時間とを含む対応候補車情報を前記電欠情報の送信元に通知する通知部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、着脱可能な電池の電力により走行する電動車が電欠状態となった場合に電動車のユーザが抱える不安を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における電動車救援システムを模式的に示す図である。
サーバの機能構成を示すブロック図である。
救援処理を示すシーケンス図である。
電動車における制御フローを示すフローチャート図である。
サーバにおける制御フローを示すフローチャート図である。
救援対応可能車における制御フローを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態における電動車救援システムについて具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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