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公開番号2025128631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025412
出願日2024-02-22
発明の名称ラジアルフォイル軸受
出願人NTN株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 27/02 20060101AFI20250827BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】圧力の低下を招くことなく、回転部材へのトップフォイル部の接触を防止する。
【解決手段】ラジアルフォイル軸受10の各フォイル12は、回転部材6と対向する軸受面Sを有するトップフォイル部12aと、トップフォイル部12aに設けられ、隣接するフォイルのトップフォイル部12aの軸受面Sと反対側に重ねて配されたアンダーフォイル部12cとを有する。アンダーフォイル部12cは、複数の開口部13aを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転部材の回転方向に並べて配される複数のフォイルと、前記フォイルを収容するフォイルホルダと、を備えたラジアルフォイル軸受において、
前記フォイルは、前記回転部材と対向する軸受面を有するトップフォイル部と、前記トップフォイル部の前記回転方向の上流側に設けられ、隣接する他の前記フォイルの前記トップフォイル部の前記軸受面と反対側に重ねて配されるアンダーフォイル部とを有し、
前記アンダーフォイル部は、複数の開口部を有することを特徴とするラジアルフォイル軸受。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記開口部は、開口面積の大きな第一開口部と、開口面積の小さな第二開口部と、を含み、
前記第一開口部は、前記回転部材の回転軸方向における前記アンダーフォイル部の中央部に形成される請求項1に記載のラジアルフォイル軸受。
【請求項3】
前記開口部は、開口面積の大きな第一開口部と、開口面積の小さな第二開口部と、を含み、
前記第一開口部は、前記回転部材の前記回転方向における上流側に形成され、前記第二開口部は、前記回転部材の前記回転方向における下流側に形成される請求項1に記載のラジアルフォイル軸受。
【請求項4】
前記フォイルホルダは、前記フォイルに対向する内周面を有し、
前記アンダーフォイル部は、前記フォイルホルダの前記内周面側に突出する突起部を有する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のラジアルフォイル軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラジアルフォイル軸受に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
フォイル軸受は、曲げに対して剛性の低い可撓性を有する薄膜(フォイル)で軸受面を構成し、軸受面の撓みを許容しながら荷重を支持するものである。軸の回転時には、軸とフォイルとの間に流体膜(例えば空気膜)が形成され、この流体膜で軸が非接触で支持される。
【0003】
このとき、フォイルが撓むことにより、軸の回転速度や荷重、周囲温度等の運転条件に応じた適切な軸受隙間が自動的に形成されるため、安定性に優れ、高速回転する軸の支持が可能となる。
【0004】
例えば、特許文献1は、フォイルホルダと、このフォイルホルダに周方向に並べて取り付けられた複数のフォイルとを備えたラジアルフォイル軸受を開示する。このラジアルフォイル軸受において、各フォイルは、軸受面を有するトップフォイル部と、トップフォイル部の一方側に設けられた延在部と、トップフォイル部の他方側に設けられるアンダーフォイル部と、を備える(同文献の請求項1参照)。アンダーフォイル部は、他のフォイルのトップフォイル部とフォイルホルダとの間に配されることで、そのトップフォイル部を支持する。
【0005】
図14は、同文献の図4に相当するものである。この図14に示すように、アンダーフォイル部UFは、凹状の円弧形状に構成される切り欠き部Nを有する。アンダーフォイル部UFに支持される他のフォイルFLのトップフォイル部TFは、軸の回転中に、この切り欠き部Nの形状に応じて変形する。このように変形することで、トップフォイル部TFには、アンダーフォイル部UFの切り欠き部Nに沿った段差が形成されることになる。軸の回転中にトップフォイル部TFに沿って流れる流体が段差に集められることで、ラジアルフォイル軸受の軸受隙間に作用する圧力を向上させることが可能となる(同文献の段落0032参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-96324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図15は、軸AXが回転していない状態におけるラジアルフォイル軸受の状態を示す。また、図15は、図14におけるXV-XV矢視線に係るフォイルFLの断面を示している。フォイルFLは、軸AXとフォイルホルダFFの間に収容されている。
【0008】
図15に示すように、アンダーフォイル部UFに切り欠き部Nが形成されていることから、トップフォイル部TFの軸方向ADにおける中央部は、アンダーフォイル部UFに支持されていない。アンダーフォイル部UFは、軸方向ADの一端部に位置する第一突起部UFaと、軸方向ADに他端部に位置する第二突起部UFbとによってトップフォイル部TFを支持している。
【0009】
図16は、軸AXが回転している場合におけるラジアルフォイル軸受の状態を示す。この場合において、トップフォイル部TFは、切り欠き部Nに形状に応じて凹状に変形する。トップフォイル部TFの変形が過大になると、軸方向ADにおける端部TFa,TFbが軸AXに接近してしまい、軸AXの外周面に接触するおそれがあった。ラジアルフォイル軸受は、高速で回転している軸AXを支持することから、トップフォイル部TFが軸AXに接触すると、軸AXに焼き付きが生じ、ラジアルフォイル軸受の破損に繋がるおそれがあった。
【0010】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、圧力の低下を招くことなく、回転部材へのトップフォイル部の接触を防止することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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