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公開番号2025128596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025349
出願日2024-02-22
発明の名称窒化物半導体装置および窒化物半導体パッケージ
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 30/47 20250101AFI20250827BHJP()
要約【課題】双方向スイッチ回路を小型化できる窒化物半導体装置を提供する。
【解決手段】窒化物半導体装置10は、スイッチゲート電極と、第1スイッチドレイン電極と、第2スイッチドレイン電極とを含む窒化物半導体双方向スイッチ12と、ダイオードゲート電極と、ダイオードソース電極と、ダイオードゲート電極に電気的に接続されたダイオードドレイン電極とを含む窒化物半導体トランジスタ型ダイオード14と、第1接続パッドおよび第2接続パッドを含む抵抗素子16と、ゲートパッド24とを含む。スイッチゲート電極は、第1接続パッドおよびダイオードドレイン電極に電気的に接続されている。ゲートパッド24は、第2接続パッドおよびダイオードソース電極に電気的に接続されている。窒化物半導体双方向スイッチ12、窒化物半導体トランジスタ型ダイオード14、抵抗素子16、およびゲートパッド24は、単一のチップ30として構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スイッチゲート電極と、第1スイッチドレイン電極と、第2スイッチドレイン電極とを含む窒化物半導体双方向スイッチと、
ダイオードゲート電極と、ダイオードソース電極と、前記ダイオードゲート電極に電気的に接続されたダイオードドレイン電極とを含む窒化物半導体トランジスタ型ダイオードと、
第1接続パッドおよび第2接続パッドを含む抵抗素子と、
ゲートパッドと
を備え、
前記スイッチゲート電極は、前記第1接続パッドおよび前記ダイオードドレイン電極に電気的に接続され、
前記ゲートパッドは、前記第2接続パッドおよび前記ダイオードソース電極に電気的に接続され、
前記窒化物半導体双方向スイッチ、前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオード、前記抵抗素子、および前記ゲートパッドは、単一のチップとして構成されている、窒化物半導体装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記チップ内において、前記ゲートパッドは、前記ダイオードソース電極および前記第2接続パッドに隣接している、請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項3】
前記チップ内において、前記窒化物半導体双方向スイッチは、前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオードよりも大きい面積を有している、請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項4】
前記チップ内において、前記窒化物半導体双方向スイッチは、前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオードよりも大きい面積を有し、かつ前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオードは、前記抵抗素子よりも大きい面積を有している、請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項5】
第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層上に位置するとともに前記第1窒化物半導体層よりも大きなバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層上に位置するとともにアクセプタ型不純物を含む第3窒化物半導体層と
をさらに備え、前記窒化物半導体双方向スイッチおよび前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオードの各々は、前記第1窒化物半導体層の一部、前記第2窒化物半導体層の一部、および前記第3窒化物半導体層の一部を含んでいる、請求項1~4のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
【請求項6】
前記窒化物半導体双方向スイッチは、前記スイッチゲート電極に電気的に接続されたゲートフィールドプレートを含み、
前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオードは、前記ダイオードソース電極に電気的に接続されたソースフィールドプレートを含む、請求項5に記載の窒化物半導体装置。
【請求項7】
前記ゲートフィールドプレートおよび前記ソースフィールドプレートは、同じ材料で構成されている、請求項6に記載の窒化物半導体装置。
【請求項8】
前記スイッチゲート電極は、前記第3窒化物半導体層上に位置しており、前記スイッチゲート電極は、平面視において前記第1スイッチドレイン電極と前記第2スイッチドレイン電極との間に位置している、請求項5に記載の窒化物半導体装置。
【請求項9】
前記窒化物半導体双方向スイッチは、前記スイッチゲート電極に電気的に接続されたゲートフィールドプレートを含み、
前記ゲートフィールドプレートは、
平面視において前記第1スイッチドレイン電極と前記スイッチゲート電極との間に延在する第1部分と、
平面視において前記第2スイッチドレイン電極と前記スイッチゲート電極との間に延在する第2部分と
を含む、請求項8に記載の窒化物半導体装置。
【請求項10】
前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオードは、
前記ダイオードゲート電極に電気的に接続された第1電極と、
前記ダイオードソース電極に電気的に接続された第2電極と、
前記ダイオードドレイン電極に電気的に接続された第3電極と
を含み、
前記第1電極は、前記第3窒化物半導体層上に位置しており、平面視において、前記第2電極と前記第3電極との間に位置している、請求項5に記載の窒化物半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化物半導体装置および窒化物半導体パッケージに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
現在、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)などの窒化物半導体を用いた高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)の製品化が進んでいる。特許文献1には、窒化物半導体を用いたノーマリーオフ型HEMTの一例が開示されている。
【0003】
HEMTでは、電子走行層(例えばGaN層)と電子供給層(例えばAlGaN層)とのヘテロ接合の界面付近に形成された二次元電子ガス(2-dimensional electron gas:2DEG)が導電経路として使用される。近年、このようなHEMTの構造を利用した双方向スイッチが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-73506号公報
【0005】
[概要]
双方向スイッチおよび双方向スイッチに接続された複数の回路素子を含む双方向スイッチ回路を小型化することが望ましい。
【0006】
本開示の一態様による窒化物半導体装置は、スイッチゲート電極と、第1スイッチドレイン電極と、第2スイッチドレイン電極とを含む窒化物半導体双方向スイッチと、ダイオードゲート電極と、ダイオードソース電極と、前記ダイオードゲート電極に電気的に接続されたダイオードドレイン電極とを含む窒化物半導体トランジスタ型ダイオードと、第1接続パッドおよび第2接続パッドを含む抵抗素子と、ゲートパッドとを備えている。前記スイッチゲート電極は、前記第1接続パッドおよび前記ダイオードドレイン電極に電気的に接続されている。前記ゲートパッドは、前記第2接続パッドおよび前記ダイオードソース電極に電気的に接続されている。前記窒化物半導体双方向スイッチ、前記窒化物半導体トランジスタ型ダイオード、前記抵抗素子、および前記ゲートパッドは、単一のチップとして構成されている。
【0007】
他の特徴および態様は、以下の詳細な説明、図面、および特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、例示的な窒化物半導体装置の回路図である。
図2は、例示的な窒化物半導体装置の概略平面図である。
図3は、例示的な窒化物半導体双方向スイッチの概略平面図である。
図4は、例示的な窒化物半導体双方向スイッチの概略平面図である。
図5は、図4の一部の拡大図である。
図6は、例示的な窒化物半導体双方向スイッチの概略断面図である。
図7は、図2の一部の拡大図である。
図8は、例示的な窒化物半導体トランジスタ型ダイオードの概略断面図である。
図9は、例示的な抵抗素子の概略断面図である。
図10Aは、窒化物半導体双方向スイッチの例示的な製造工程を説明するための概略断面図である。
図10Bは、図10Aに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図10Cは、図10Bに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図10Dは、図10Cに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図10Eは、図10Dに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図10Fは、図10Eに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図10Gは、図10Fに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11Aは、窒化物半導体トランジスタ型ダイオードの例示的な製造工程を説明するための概略断面図である。
図11Bは、図11Aに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11Cは、図11Bに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11Dは、図11Cに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11Eは、図11Dに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11Fは、図11Eに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11Gは、図11Fに示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図12は、例示的な窒化物半導体パッケージの概略平面図である。
図13は、表面に複数のバンプが配置されたチップの概略平面図である。
図14は、バンプを下にして回路基板に実装された図13のチップの概略平面図である。
【0009】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の窒化物半導体装置のいくつかの実施形態を説明する。図面および詳細な説明を通して、同じ参照数字は同じ要素を指す。図面は縮尺通りでない場合があり、図面における要素の相対的な大きさ、比率、および描写は、明瞭さ、説明、および便宜のために誇張されている場合がある。
【0010】
以下の詳細な説明は、記載された方法、装置、および/またはシステムの包括的な理解を提供する。記載された方法、装置、および/またはシステムの変更および均等物は、当業者には明らかである。必然的に特定の順序で生じる動作を除き、動作の順序は例示的なものであり、かつ当業者にとって明らかなように変更することができる。当業者に周知の機能および構造についての説明は省略され得る。例示的な実施形態は、異なる形態を有していてもよく、記載された例に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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