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公開番号2025127636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024431
出願日2024-02-21
発明の名称車両後部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250826BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】前突時にリアシートクッションがリアフロアパネルから外れることを抑制する。
【解決手段】リアシートクッション11と、リアシートクッション11の前部で下方に突出する下方突出部25を有するワイヤ部材20と、リアフロアパネル40に取付けられるクリップ50と、を備え、クリップ50によりリアシートクッション11がリアフロアパネル40に取付けられる車両後部構造100であって、リアフロアパネル40は、前部に車両幅方向に延びる閉断面部42を有し、クリップ50は、閉断面部42を構成する上板42Aに取付けられて先端部52が閉断面部42の中に延び、閉断面部42は、閉断面部42の中で、クリップ50の車両後方側に配置され、クリップ50の側面が接触する表面45Aを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
リアシートクッションと、
前記リアシートクッションの内部に配置され、前記リアシートクッションの前部で前記リアシートクッションの下面から下方に突出する下方突出部を有するワイヤ部材と、
リアフロアパネルに取付けられて前記下方突出部を保持するクリップと、を備え、
前記クリップに前記下方突出部を挿入することにより前記リアシートクッションが前記リアフロアパネルに取付けられる車両後部構造であって、
前記リアフロアパネルは、前方に配置され、車両幅方向に延びる四角い閉断面部を有し、
前記クリップは、頭部が前記閉断面部を構成する上板に取付けられて先端部が前記閉断面部の中に延び、
前記閉断面部は、前記閉断面部の中で、前記クリップの車両後方側に配置され、前記クリップの前記先端部の側面が接触する当て面を備えること、
を特徴とする車両後部構造。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両後部構造であって、
前記当て面は、前記閉断面部を構成する後板に取付けられたブラケットの表面であること、
を特徴とする車両後部構造。
【請求項3】
請求項1に記載の車両後部構造であって、
前記閉断面部は、車両前方に向かって突出する凸部が設けられている後板を備え、
前記当て面は、前記凸部の前方面であること、
を特徴とする車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リアシートクッションとリアフロアパネルとを含む車両後部の構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には車両用のリアシートの構造が開示されている。特許文献1には、リアシートクッションの内部に配置されるワイヤ部材の一部をリアシートクッションの下面から下方に突出する下突出部に形成し、この下突出部をリアフロアパネルに取付けた樹脂クリップに挿入することによりリアシートクッションをリアフロアパネルに取付ける構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-296903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が前突した際には、リアシートクッションは、後部が持ち上がるように回転しながら車両前方に向かって移動しようとする。このため、樹脂クリップにはリアフロアパネルに対して回転しようとする回転モーメントが加わる(図6参照)。特許文献1に記載されたリアシートの構造では、この回転モーメントによって樹脂クリップがリアフロアパネルから外れ、リアシートクッションがリアフロアパネルから外れてしまう場合があった。
【0005】
そこで、本開示は、前突時のリアシートクッションのリアフロアパネルからの外れを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両後部構造は、リアシートクッションと、前記リアシートクッションの内部に配置され、前記リアシートクッションの前部で前記リアシートクッションの下面から下方に突出する下方突出部を有するワイヤ部材と、リアフロアパネルに取付けられて前記下方突出部を保持するクリップと、を備え、前記クリップに前記下方突出部を挿入することにより前記リアシートクッションが前記リアフロアパネルに取付けられる車両後部構造であって、前記リアフロアパネルは、前方に配置され、車両幅方向に延びる四角い閉断面部を有し、前記クリップは、頭部が前記閉断面部を構成する上板に取付けられて先端部が前記閉断面部の中に延び、前記閉断面部は、前記閉断面部の中で、前記クリップの車両後方側に配置され、前記クリップの前記先端部の側面が接触する当て面を備えること、を特徴とする。
【0007】
これにより、前突の際にリアシートクッションから加わる回転モーメントを当て面で受けるので、クリップの回転が抑制され、クリップがリアフロアパネルから外れることを抑制できる。このため、前突の際にリアシートクッションがリアフロアパネルから外れることを抑制できる。
【0008】
本開示の車両後部構造において、前記当て面は、前記閉断面部を構成する後板に取付けられたブラケットの表面でもよい。
【0009】
このように、リアフロアパネルにブラケットを追加することにより簡便にクリップの回転を抑制することができ、前突の際にリアシートクッションがリアフロアパネルから外れることを抑制できる。
【0010】
本開示の車両後部構造において、前記閉断面部は、車両前方に向かって突出する凸部が設けられている後板を備え、前記当て面は、前記凸部の前方面でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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