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公開番号
2025125646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021701
出願日
2024-02-16
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
G06F
12/00 20060101AFI20250821BHJP(計算;計数)
要約
【課題】NAND型フラッシュメモリを備えた情報処理装置の保守頻度を低減する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】光通信システムにおいて、情報処理装置1は、外部の上位装置と通信を行うONU(Optical Network Unit)であって、少なくともNAND型フラッシュメモリを有し、NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルが記憶されている記憶部と、記憶部に記憶されているルックアップテーブルの使用率を算出する算出部と、算出部により算出された使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定する判定部と、判定部により使用率が第1の閾値を超過すると判定された場合に、NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行う処理部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外部の上位装置と通信を行う情報処理装置であって、
少なくともNAND型フラッシュメモリを有し、前記NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルが記憶されている記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記ルックアップテーブルの使用率を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記使用率が前記第1の閾値を超過すると判定された場合に、前記NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行う処理部と、
を備えた情報処理装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記判定部は、前記算出部により算出された前記使用率が、前記第1の閾値よりも大きい予め決められた第2の閾値を超過するか否かを判定し、
前記処理部は、前記判定部により前記使用率が前記第2の閾値を超過すると判定された場合に、前記上位装置への通知処理を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記書き込み抑制処理において、装置ログの書き込みは許容するが、設定変更およびファームウェアの更新の要求を受けても前記設定変更および前記ファームウェアの更新は実施しない、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
NAND型フラッシュメモリを有する情報処理装置の情報処理方法であって、
前記NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルの使用率を算出し、
算出された前記使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定し、
前記使用率が前記第1の閾値を超過すると判定された場合に、前記NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行う、
情報処理方法。
【請求項5】
コンピュータを、
NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルの使用率を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記使用率が前記第1の閾値を超過すると判定された場合に、前記NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行う処理部と、
として機能させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、NAND型フラッシュメモリを備えた情報処理装置と、その情報処理装置の情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
外部の上位装置と通信を行う情報処理装置として、たとえば、一心の光ファイバーを分岐させ複数の加入者(以下、ユーザともいう)宅に引き込むための光アクセス技術を用いた光通信システムにおいて、ユーザ宅に設置されるONU(Optical Network Unit)がある。光通信システムとしては、GE-PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)システム、および10G-EPON(10 Gigabit-Ethernet Passive Optical Network)システム等がある。これらの光通信システムにおいて、通信事業者の局舎(以下、通信局ともいう)には、ONUの上位装置であるOLT(Optical Line Terminal)が設置される。従来のGE-PONシステムのONUでは不揮発性メモリとしてNOR型フラッシュメモリが採用されていたが、近年開発が進む10G-EPONシステムにおけるONUでは、制御情報等に必要とされるフラッシュ容量の増加により、大容量の不揮発性メモリとしてNAND型フラッシュメモリが多く採用されている。
【0003】
NAND型フラッシュメモリは、その構造上、NOR型フラッシュメモリよりも容易に大容量化できる。一方で、NAND型フラッシュメモリでは、正常に書き込みができないブロック(エラー発生ブロック、バッドブロックともいう)が発生し、バッドブロック数は経年的に増加する。そのため、NAND型フラッシュメモリを採用した情報処理装置(例えば、上記のONU)では、NOR型フラッシュメモリでは必要が無かった、バッドブロック数超過による装置故障対策が必要となる。たとえば、特許文献1には、NAND型フラッシュメモリを実装する情報処理装置において、バッドブロック数超過による装置故障が生じることを防止するために、NAND型フラッシュメモリの予備領域が枯渇することが予測される場合には、NAND型フラッシュメモリの交換を促す旨の情報を表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-215656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、NAND型フラッシュメモリの交換を促す旨の情報が表示されることでユーザが気づいて通信事業者に連絡し、通信事業者はバッドブロック数超過による装置故障が生じる前にNAND型フラッシュメモリの交換等、保守を行うことができるが、交換等の保守頻度は低減できない。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、NAND型フラッシュメモリを備えた情報処理装置の保守頻度を低減することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理装置は、外部の上位装置と通信を行う情報処理装置であって、少なくともNAND型フラッシュメモリを有し、前記NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルが記憶されている記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記ルックアップテーブルの使用率を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記使用率が前記第1の閾値を超過すると判定された場合に、前記NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行う処理部と、を備えたものである。
【0008】
本発明に係る情報処理方法は、NAND型フラッシュメモリを有する情報処理装置の情報処理方法であって、前記NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルの使用率を算出し、算出された前記使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定し、前記使用率が前記第1の閾値を超過すると判定された場合に、前記NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行うものである。
【0009】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、NAND型フラッシュメモリにおけるバッドブロックと正常なブロックとの対応情報が登録されたルックアップテーブルの使用率を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記使用率が、予め決められた第1の閾値を超過するか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記使用率が前記第1の閾値を超過すると判定された場合に、前記NAND型フラッシュメモリへの書き込みを抑制する書き込み抑制処理を行う処理部と、として機能させるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ルックアップテーブルの使用率が第1の閾値を超過する場合には書き込み抑制処理が行われ、NAND型フラッシュメモリのブロックへの書き込み機会が減少する。これにより、ルックアップテーブルの容量超過すなわちバッドブロック数超過による装置故障に至るまでの時間が延長され、装置故障前の情報処理装置の保守頻度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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