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公開番号2025125349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021350
出願日2024-02-15
発明の名称店舗内エネルギー管理システムおよび店舗内エネルギー管理方法
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 11/54 20180101AFI20250820BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】冷凍冷却庫および空気調和機を精度よく管理して、効率的に消費電力量を低減することが可能な店舗内エネルギー管理システムおよび店舗内エネルギー管理方法を提供する。
【解決手段】この店舗内エネルギー管理システム100は、冷凍冷却庫と空気調和機とを連携させて消費電力量を最適化するために、冷凍冷却庫の冷却能力を表す熱処理量の実測値と、空気調和機の冷房能力または暖房能力を示す熱処理量の実測値とを取得する制御部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
店舗内に配置され、第1蒸発器を有する第1冷凍サイクルを含む冷凍冷却庫と、
店舗内に配置され、冷房運転および暖房運転を行うための第2蒸発器を有する第2冷凍サイクルを含む空気調和機と、
前記冷凍冷却庫と前記空気調和機とを連携させて消費電力量を最適化するために、前記冷凍冷却庫の冷却能力を表す熱処理量の実測値と、前記空気調和機の冷房能力または暖房能力を示す熱処理量の実測値とを取得する制御部とを備える、店舗内エネルギー管理システム。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
冷媒流路における前記第1蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方、または、前記第1蒸発器に空気が流入する流入口側または前記第1蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側の少なくとも一方に設けられ、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するための第1熱処理量検出部と、
冷媒流路における前記第2蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方、または、前記第2蒸発器に空気が流入する流入口側または前記第2蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側の少なくとも一方に設けられ、前記空気調和機の熱処理量の実測値を取得する第2熱処理量検出部と、をさらに備える、請求項1に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項3】
前記第1熱処理量検出部は、前記第1蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の圧力を取得する第1圧力センサと、前記第1蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の温度を取得する第1温度センサと、を含み、
前記第2熱処理量検出部は、前記第2蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の圧力を取得する第2圧力センサと、前記第2蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の温度を取得する第2温度センサと、を含み、
前記制御部は、少なくとも前記第1圧力センサにより取得された冷媒の圧力と前記第1温度センサにより取得された冷媒の温度とに基づいて、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するとともに、少なくとも前記第2圧力センサにより取得された冷媒の圧力と前記第2温度センサにより取得された冷媒の温度とに基づいて前記空気調和機の熱処理量の実測値を取得するように構成されている、請求項2に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項4】
前記第1温度センサと前記第1圧力センサとが、各々前記第1蒸発器の上流側と前記第1蒸発器の下流側との両方に設けられ、
前記第2温度センサと前記第2圧力センサとが、各々前記第2蒸発器の上流側と前記第2蒸発器の下流側との両方に設けられている、請求項3に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項5】
前記第1熱処理量検出部は、前記第1蒸発器の上流側に設けられる第1流量計をさらに含み、
前記第2熱処理量検出部は、前記第2蒸発器の上流側に設けられる第2流量計をさらに含み、
前記制御部は、前記第1圧力センサにより取得された冷媒の圧力と前記第1温度センサにより取得された冷媒の温度と前記第1流量計により取得された冷媒の流量とに基づいて、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するとともに、前記第2圧力センサにより取得された冷媒の圧力と前記第2温度センサにより取得された冷媒の温度と前記第2流量計により取得された冷媒の流量とに基づいて、前記空気調和機の熱処理量の実測値を取得するように構成されている、請求項4に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項6】
前記第1熱処理量検出部は、前記第1蒸発器において熱処理される空気の温度および湿度を取得する第1温湿度センサを含み、
前記第2熱処理量検出部は、前記第2蒸発器において熱処理される空気の温度および湿度を取得する第2温湿度センサを含み、
前記制御部は、少なくとも前記第1温湿度センサにより取得された前記第1蒸発器において熱処理された空気の温度および湿度に基づいて、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するとともに、少なくとも前記第2温湿度センサにより取得された前記第2蒸発器において熱処理された空気の温度および湿度に基づいて、前記空気調和機の熱処理量の実測値を取得するように構成されている、請求項2に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項7】
前記第1温湿度センサは、前記第1蒸発器に空気が流入する流入口側と、前記第1蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側との両方に設けられ、
前記第2温湿度センサは、前記第2蒸発器に空気が流入する流入口側と、前記第2蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側との両方に設けられている、請求項6に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項8】
前記第1熱処理量検出部は、前記第1蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側に設けられ、前記第1蒸発器において熱処理された空気の風量を測定する第1風速計を含み、
前記第2熱処理量検出部は、前記第2蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側に設けられ、前記第2蒸発器において熱処理された空気の風量を測定する第2風速計を含み、
前記制御部は、前記第1温湿度センサにより取得された前記第1蒸発器において熱処理された空気の温度および湿度と前記第1風速計により取得された前記第1蒸発器で熱処理された空気の風量とに基づいて、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するとともに、前記第2温湿度センサにより取得された前記第2蒸発器において熱処理された空気の温度および湿度と前記第2風速計により取得された前記第2蒸発器において熱処理された空気の風量とに基づいて前記空気調和機の熱処理量の実測値を取得するように構成されている、請求項7に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値と前記空気調和機の熱処理量の実測値との合計熱処理量実測値を取得し、前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値と前記空気調和機の熱処理量の実測値との合計実測熱処理量値と同じになるとともに、前記冷凍冷却庫の消費電力量と前記空気調和機の消費電力量との合計消費電力が小さくなる前記冷凍冷却庫の熱処理量と前記空気調和機の熱処理量とを各々選択するように構成されている、請求項1に記載の店舗内エネルギー管理システム。
【請求項10】
店舗内に配置される冷凍冷却庫の冷却能力を表す熱処理量の実測値を取得する工程と、
店舗内に配置される空気調和機の冷房能力または暖房能力を示す熱処理量の実測値を取得する工程と、
前記冷凍冷却庫の熱処理量の実測値と前記空気調和機の熱処理量の実測値とに基づいて、消費電力量を最適化するように前記冷凍冷却庫および前記空気調和機の運転を連携させて制御する工程と、を備える、店舗内エネルギー管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は店舗内エネルギー管理システムおよび店舗内エネルギー管理方法に関し、特に、冷凍冷却庫と空気調和機とを含む店舗内エネルギー管理システムおよび店舗内エネルギー管理方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷凍冷却庫と空気調和機とを含む店舗内エネルギー管理システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、冷凍冷蔵ショーケース(冷凍冷却庫)と空気調和機と店舗設備集中管理装置(制御部)とを含む店舗内エネルギー管理システムが開示されている。上記特許文献1では、空気調和機により冷蔵冷凍ショーケースの周囲の温度を下げることにより、冷蔵冷凍ショーケースの運転効率を上げて、店舗全体の消費電力量を低減させている。特許文献1では、時間帯ごとの設定に基づいて冷蔵冷凍ショーケースの運転と空気調和機の運転とが制御されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6018393号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の店舗内エネルギー管理システムでは、制御部が時間帯ごとの設定に基づいて冷凍冷却庫および空気調和機の所定の運転を行うように構成されているが、周囲の環境に応じて変化する冷凍冷却庫の冷却能力と、空気調和機の冷房能力または暖房能力とが考慮されていない。これに起因して、冷却能力が向上して所定の運転よりも運転を弱めることが可能な場合でも、所定の運転が行われるため、冷凍冷却庫および空気調和機を精度よく管理して、効率的に消費電力量を低減することが難しいという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、冷凍冷却庫および空気調和機を精度よく管理して、効率的に消費電力量を低減することが可能な店舗内エネルギー管理システムおよび店舗内エネルギー管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による店舗内エネルギー管理システムは、店舗内に配置され、第1蒸発器を有する第1冷凍サイクルを含む冷凍冷却庫と、店舗内に配置され、冷房運転および暖房運転を行うための第2蒸発器を有する第2冷凍サイクルを含む空気調和機と、冷凍冷却庫と空気調和機とを連携させて消費電力量を最適化するために、冷凍冷却庫の冷却能力を表す熱処理量の実測値と、空気調和機の冷房能力または暖房能力を示す熱処理量の実測値とを取得する制御部とを備える。
【0008】
この発明の第1の局面による店舗内エネルギー管理システムは、上記のように、冷凍冷却庫と空気調和機とを連携させて消費電力量を最適化するために、冷凍冷却庫の冷却能力を表す熱処理量の実測値と、空気調和機の冷房能力または暖房能力を示す熱処理量の実測値とを取得する制御部を備える。これにより、制御部が、冷凍冷却庫の冷却能力を表す熱処理量の実測値と、空気調和機の冷房能力または暖房能力を表す熱処理量の実測値とを取得していることにより、運転を制御する時点の冷凍冷却庫の冷却能力と、空気調和機の冷房能力または暖房能力とを取得することができるため、運転を制御する時点の冷却能力と、冷房能力または暖房能力とに基づいて冷凍冷却庫および空気調和機を精度よく管理することができる。また、熱処理量に基づいて、冷凍冷却庫と空気調和機とを連携させて消費電力量を最適化することができるため、効率的に消費電力量を低減することができる。これらの結果、冷凍冷却庫および空気調和機を精度よく管理して、効率的に消費電力量を低減することができる。
【0009】
上記第1の局面による店舗内エネルギー管理システムにおいて、好ましくは、冷媒流路における第1蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方、または、第1蒸発器に空気が流入する流入口側または第1蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側の少なくとも一方に設けられ、冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するための第1熱処理量検出部と、冷媒流路における第2蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方、または、第2蒸発器に空気が流入する流入口側または第2蒸発器から熱処理された空気が流出する流出口側の少なくとも一方に設けられ、空気調和機の熱処理量の実測値を取得する第2熱処理量検出部と、をさらに備える。このように構成すれば、第1熱処理量検出部が、第1蒸発器において熱交換される冷媒の状態と空気の状態とのうち一方を取得することができるため、第1蒸発器において熱交換される冷媒の状態と空気の状態とのうちいずれか一方に基づいて第1蒸発器の熱処理量の実測値を正確に取得することができる。また、第2熱処理量検出部が、第2蒸発器において熱交換される冷媒の状態と空気の状態とのうち一方を取得することができるため、第2蒸発器において熱交換される冷媒の状態と空気の状態とのうちいずれか一方に基づいて第2蒸発器の熱処理量の実測値を正確に取得することができる。この結果、正確に取得された熱処理量に基づいて冷凍冷却庫および空気調和機を精度よく管理して、効率的に消費電力量を低減することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、第1熱処理量検出部は、第1蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の圧力を取得する第1圧力センサと、第1蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の温度を取得する第1温度センサと、を含み、第2熱処理量検出部は、第2蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の圧力を取得する第2圧力センサと、第2蒸発器の上流側または下流側の少なくとも一方における冷媒の温度を取得する第2温度センサと、を含み、制御部は、少なくとも第1圧力センサにより取得された冷媒の圧力と第1温度センサにより取得された冷媒の温度とに基づいて、冷凍冷却庫の熱処理量の実測値を取得するとともに、少なくとも第2圧力センサにより取得された冷媒の圧力と第2温度センサにより取得された冷媒の温度とに基づいて空気調和機の熱処理量の実測値を取得するように構成されている。このように構成すれば、第1蒸発器において熱交換される冷媒の圧力および温度に基づいて熱処理量を取得することができるため、第1蒸発器の熱処理量の実測値をより正確に取得することができる。また、第2蒸発器において熱交換される冷媒の圧力および温度に基づいて熱処理量を取得することができるため、第2蒸発器の熱処理量の実測値をより正確に取得することができる。この結果、圧力および温度に基づいてより正確に取得された熱処理量に基づいて冷凍冷却庫および空気調和機をより精度よく管理して、より効率的に消費電力量を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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