TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025125314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021287
出願日2024-02-15
発明の名称帯電除去装置、帯電除去方法及びプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H05F 3/02 20060101AFI20250820BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】適切に利用者の帯電を防止することができる帯電除去装置、帯電除去方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る帯電除去装置は、対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、利用者が遮断棒を移動可能に支持する支持部と、を有する入場遮断装置と、通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、利用者が遮断棒に接触して移動させたことを検知した場合に、噴霧装置によりミストを放出させる制御装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の前記対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、前記利用者が前記遮断棒を移動可能に支持する支持部と、を有する入場遮断装置と、
前記通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、
利用者が前記遮断棒に接触して移動させたことを検知した場合に、前記噴霧装置により前記ミストを放出させる制御装置と、を備える、
帯電除去装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記入場遮断装置は、前記遮断棒が前記支持部を基点に回動する、
請求項1に記載の帯電除去装置。
【請求項3】
前記噴霧装置は、前記ミストを放出する複数のノズルを有する噴霧棒を備え、
前記噴霧棒は、他の前記噴霧棒に対して、所定の間隔を空けて複数設けられている、
請求項1に記載の帯電除去装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記ミストの放出を開始から所定の時間が経過した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を停止する
請求項1に記載の帯電除去装置。
【請求項5】
前記制御装置は、利用者からの操作情報の入力を受け付ける入力部と、をさらに備え、
前記入力部が利用者から前記噴霧装置による前記ミストの放出の停止を示す操作情報を受け付けた場合に、前記噴霧装置の前記ミストの放出を停止する、
請求項4に記載の帯電除去装置。
【請求項6】
入場遮断装置を通過する利用者の帯電量を検知する帯電検知装置と、を備え、
帯電除去装置は、前記帯電検知装置が利用者の帯電量が所定の閾値を超えたことを検知した場合に、噴霧装置によるミストの放出を開始させる、
帯電除去装置。
【請求項7】
対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の前記対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、前記利用者が前記遮断棒を移動可能に支持する支持部とを有する入場遮断装置と、前記通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、を有する帯電除去装置を用いた帯電除去方法であって、
利用者が前記遮断棒に接触して移動させたと判定した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を開始させるステップと、
噴霧時間が所定の時間を経過した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を停止させるステップと、を含む、
帯電除去方法。
【請求項8】
対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の前記対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、前記利用者が前記遮断棒を移動可能に支持する支持部とを有する入場遮断装置と、前記通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、を有する帯電除去装置に帯電除去方法を実行させるプログラムであって、
遮断棒の回転信号を取得するステップと、
前記遮断棒が所定の角度を超えて回転した否かを判定するステップと、
前記遮断棒が所定の角度を超えて回転したと判定された場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を開始させるステップと、
前記噴霧装置による前記ミストの放出開始からの時間を示す噴霧時間をカウントするステップと、
前記噴霧時間が所定の時間を経過した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を停止させるステップと、をコンピュータに実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、帯電除去装置、帯電除去方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
可燃性を有し、かつ爆発性を有する物質などを処理する対象領域、例えば化学プラントの対象領域では、静電気による放電がトラブルの原因となる。そのため、対象領域に立ち入る人物が、静電気を帯電していると問題になる。
【0003】
例えば、特許文献1には、帯電除去対策として、施設の入り口を遮断するように設けられた前後方向に回動自在なアースバーを備え、このアースバーを設置したことを特徴とする静電気除去装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-329782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1に記載の静電気除去装置においては、施設内に立ち入る前に放電させたとしても、冬場などの乾燥している季節には、施設内を移動中に衣類が触れ合って帯電する恐れがあり、この帯電を防止することが課題であった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、適切に利用者の帯電を抑制できる帯電除去装置、帯電除去方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る帯電除去装置は、対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の前記対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、前記利用者が前記遮断棒を移動可能に支持する支持部と、を有する入場遮断装置と、前記通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、利用者が前記遮断棒に接触して移動させたことを検知した場合に、前記噴霧装置により前記ミストを放出させる制御装置と、を備える。
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る帯電除去方法は、対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の前記対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、前記利用者が前記遮断棒を移動可能に支持する支持部とを有する入場遮断装置と、前記通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、を有する帯電除去装置を用いた帯電除去方法であって、利用者が前記遮断棒に接触して移動させたと判定した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を開始させるステップと、前記噴霧時間が所定の時間を経過した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を停止させるステップと、を含む。
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るプログラムは、対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の前記対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、前記利用者が前記遮断棒を移動可能に支持する支持部とを有する入場遮断装置と、前記通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、を有する帯電除去装置に帯電除去方法を実行させるプログラムであって、遮断棒の回転信号を取得するステップと、前記遮断棒が所定の角度を超えて回転した否かを判定するステップと、前記遮断棒が所定の角度を超えて回転したと判定された場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を開始させるステップと、前記噴霧装置による前記ミストの放出開始からの時間を示す噴霧時間をカウントするステップと、前記噴霧時間が所定の時間を経過した場合に、前記噴霧装置による前記ミストの放出を停止させるステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、適切に利用者の帯電を抑制できる帯電除去装置、帯電除去方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

三菱重工業株式会社
ガスタービン起動方法、及び、ガスタービン
4日前
三菱重工業株式会社
静翼セグメント、及びこれを備える蒸気タービン
6日前
三菱重工業株式会社
治具モデル作成装置、治具モデル作成方法及びプログラム
12日前
三菱重工業株式会社
ガスケット接続部信頼性評価システム、ガスケット接続部信頼性評価方法及びプログラム
4日前
株式会社コロナ
電気機器
2か月前
日本精機株式会社
回路基板
3か月前
日本精機株式会社
回路基板
14日前
株式会社遠藤照明
照明装置
3か月前
個人
非衝突型ガウス加速器
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
6日前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
株式会社プロテリアル
シールド材
4か月前
アイホン株式会社
電気機器
6日前
日本放送協会
基板固定装置
12日前
個人
節電材料
1か月前
アイホン株式会社
電気機器
1か月前
メクテック株式会社
配線基板
29日前
メクテック株式会社
配線基板
2か月前
マクセル株式会社
配列用マスク
2か月前
東レ株式会社
霧化状活性液体供給装置
25日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
サクサ株式会社
筐体の壁掛け構造
22日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
トキコーポレーション株式会社
照明器具
2か月前
イビデン株式会社
配線基板
21日前
イビデン株式会社
プリント配線板
12日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
4か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
メクテック株式会社
配線モジュール
2か月前
日産自動車株式会社
電子部品
4日前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
2か月前
カシン工業株式会社
PTC発熱装置
1か月前
メクテック株式会社
伸縮性配線基板
2か月前
日産自動車株式会社
電子機器
2か月前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
2か月前
続きを見る