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公開番号2025123056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018907
出願日2024-02-09
発明の名称走行タイム提供装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類G08G 1/01 20060101AFI20250815BHJP(信号)
要約【課題】サーキットに設けられた計測システムを用いることなくレースにおけるレース車両の走行タイムを計測した上で、同一のレーシングコースを走行したレース車両の走行タイムを抽出してユーザに提供する。
【解決手段】コースDB24には、コースのレイアウトと当該コースの計測基準位置との組み合わせが複数記憶される。コース特定部30は、コースDB24を参照し、レース車両RCの走行経路に基づいて、レース車両RCが走行したコースを特定する。走行タイム計測部32は、特定されたコースの計測基準位置、レース車両RCの車両位置情報、及び、各車両位置情報に関連付けられた車両位置取得時刻に基づいて、レース車両RCの走行タイムを計測し、当該コースを示す情報と計測した走行タイムとを関連付けて走行タイムDB26に記憶させる。提供処理部34は、同一のコースに関連付けられた複数の走行タイムをユーザに提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
レーシングコースのレイアウトと、当該レーシングコースにおけるレース車両の走行タイムの計測基準となる計測基準位置との組み合わせが複数記憶されたコースデータベースを参照し、経時的に取得されたレース車両の位置を示す複数の車両位置情報から得られる当該レース車両の走行経路に基づいて、当該レース車両が走行したレーシングコースを特定するコース特定部と、
特定された前記レーシングコースの前記計測基準位置、前記車両位置情報、及び、各前記車両位置情報を取得した時刻に基づいて、特定された前記レーシングコースを走行した前記レース車両の走行タイムを計測して、特定された前記レーシングコースを示す情報と前記走行タイムを関連付けてメモリに蓄積記憶させる走行タイム計測部と、
同一の前記レーシングコースに関連付けられた複数の走行タイムをユーザに提供する提供処理部と、
を備えることを特徴とする走行タイム提供装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記走行タイム計測部は、前記レース車両の走行性能を示す走行性能情報を取得して、特定された前記レーシングコースを示す情報及び前記走行タイムに、前記走行性能情報を関連付けてメモリに蓄積記憶させ、
前記提供処理部は、同一の前記レーシングコースに関連付けられ、且つ、同等の前記走行性能を示す前記走行性能情報が関連付けられた、複数の走行タイムをユーザに提供する、
ことを特徴とする請求項1に記載の走行タイム提供装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、走行タイム提供装置の改良を開示する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータースポーツ競技のレース中において、レースに参加している車両であるレース車両の走行に関する情報を取得するシステムが提供されている。例えば、特許文献1には、レース車両のラップタイムと所定の基準ラップタイムとのずれを表すオフセットを求め、当該レース車両がレーシングコース上の基準地点を通過してからの経過時間と、求めたオフセットとに基づいて、当該レース車両のレーシングコース上の位置を計算する走行車両位置情報提供システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-233462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、モータースポーツ競技において、レースにおけるレース車両の走行タイムを計測することを考える。本明細書における走行タイムとは、レース開始時刻からレース車両がゴールラインを通過するまで要した時間である全体タイム、レーシングコース(以下、本明細書では単に「コース」と記載する場合がある)が周回コースである場合においてレース車両が1周するのに要した時間であるラップタイム、及び、コースに定められた各区間(周回コースにおいてはコース1周を複数に分割して形成される区間)をレース車両が走行するのに要した時間であるセクタタイムなどを含む概念である。
【0005】
通常、レースを行うサーキットは、レース車両の走行タイムを計測するための計測システムを有しており、計測システムによってレース車両の走行タイムが計測されている。しかしながら、このような計測システムは、サーキットの管理者が所有するものである。したがって、当該サーキットを利用してレースを行うレース運営者が計測システムを利用する場合は、サーキットの管理者に許諾を得たり、サーキットの管理者に計測システムの使用料を支払ったりするなどの手続きが必要となる。
【0006】
そこで、近年、このような計測システムを利用する方法の他に、GNSS(Global Navigation Satellite System)を利用して得られる車両の位置を示す車両位置情報、及び、各車両位置情報を取得した時刻である車両位置取得時刻に基づいて、レース車両の走行タイムを計測する方法が提案されている。この方法では、サーバが、各レース車両から車両位置情報及び車両位置取得時刻を取得することで、各レース車両の走行タイムを計測する。これにより、サーバは各レース車両の走行タイムを集約して管理することができる。そして、サーバは、レース車両のドライバやレーシングチームのスタッフなどのユーザに対して、集約した走行タイムを例えばタイムが早かった順に並べてランキングの形式などによって提供することができる。
【0007】
ここで、複数のコースを走る複数のレース車両の走行タイムがサーバに集約される場合がある。例えば、1つのサーキットが、ロングコースやショートコースなどの複数のコースを有している場合がある。1つのサーキットに含まれる複数のコースでそれぞれレースを行う複数のレース車両が、車両位置情報及び車両位置取得時刻をサーバに送信した場合、複数のコースを走行した複数のレース車両の走行タイムがサーバに集約されることになる。
【0008】
このような場合、異なるコースを走行したレース車両の走行タイムを比較しても意味がないため、同一のコースを走行したレース車両の走行タイムを抽出してユーザに提供することが望まれる。
【0009】
本明細書で開示される走行タイム提供装置の目的は、サーキットに設けられた計測システムを用いることなくレースにおけるレース車両の走行タイムを計測した上で、同一のレーシングコースを走行したレース車両の走行タイムを抽出してユーザに提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本明細書で開示される走行タイム提供装置は、レーシングコースのレイアウトと、当該レーシングコースにおけるレース車両の走行タイムの計測基準となる計測基準位置との組み合わせが複数記憶されたコースデータベースを参照し、経時的に取得されたレース車両の位置を示す複数の車両位置情報から得られる当該レース車両の走行経路に基づいて、当該レース車両が走行したレーシングコースを特定するコース特定部と、特定された前記レーシングコースの前記計測基準位置、前記車両位置情報、及び、各前記車両位置情報を取得した時刻に基づいて、特定された前記レーシングコースを走行した前記レース車両の走行タイムを計測して、特定された前記レーシングコースを示す情報と前記走行タイムを関連付けてメモリに蓄積記憶させる走行タイム計測部と、同一の前記レーシングコースに関連付けられた複数の走行タイムをユーザに提供する提供処理部と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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