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公開番号2025122314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017683
出願日2024-02-08
発明の名称室内状況確認システム
出願人日伸貿易株式会社
代理人弁理士法人エピファニー特許事務所
主分類G08B 25/04 20060101AFI20250814BHJP(信号)
要約【課題】
室内において人の在・不在を精度よく検知できる室内状況確認システムを提供することである。
【解決手段】
室内状況確認システムは、測定端末と、情報処理端末と、を備える、室内状況確認システムであって、測定端末は、周囲の二酸化炭素の濃度値を測定期間Δtごとに送信し、情報処理端末は、測定期間Δtごとに送信された濃度値を時系列に濃度履歴として記憶し、濃度履歴に含まれる1つの濃度値を第1濃度履歴値c1、濃度履歴のうち第1濃度履歴値c1より前の少なくとも1つの濃度値を基にして求められた値を第2濃度履歴値c2、としたときに、第1濃度履歴値c1と第2濃度履歴値c2との差であるΔc=c1-c2が、閾値C以上であるときに報知動作を行うものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
測定端末と、情報処理端末と、を備える、室内状況確認システムであって、
前記測定端末は、
周囲の二酸化炭素の濃度値を測定期間Δtごとに送信し、
前記情報処理端末は、
測定期間Δtごとに送信された前記濃度値を時系列に濃度履歴として記憶し、
前記濃度履歴に含まれる1つの前記濃度値を第1濃度履歴値c1、前記濃度履歴のうち前記第1濃度履歴値c1より前の少なくとも1つの前記濃度値を基にして求められた値を第2濃度履歴値c2、としたときに、前記第1濃度履歴値c1と前記第2濃度履歴値c2との差であるΔc=c1-c2が、閾値C以上であるときに報知動作を行う、
室内状況確認システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の室内状況確認システムであって、
前記第2濃度履歴値c2は、
前記濃度履歴のうち前記第1濃度履歴値c1より比較期間ΔT以前の1つの前記濃度値である、
室内状況確認システム。
【請求項3】
請求項2に記載の室内状況確認システムであって、
前記比較期間ΔTは、前記測定期間Δtよりも長く設定されている、
【請求項4】
請求項1に記載の室内状況確認システムであって、
前記第2濃度履歴値c2は、
前記濃度履歴のうち前記第1濃度履歴値c1以前の複数の前記濃度値の平均値であり、
室内状況確認システム。
【請求項5】
請求項1に記載の室内状況確認システムであって、
前記情報処理端末は、
前記比較期間ΔTよりも長い評価期間ΔDに含まれる前記複数の濃度履歴値のうち任意の前記第1濃度履歴値及び前記第2濃度履歴値の組み合わせのΔcが何れも閾値C未満であるときに報知動作を行う、
室内状況確認システム。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1項に記載の室内状況確認システムであって、
前記測定期間Δtは、前記比較期間ΔTよりも短く設定され、
前記比較期間ΔTは、20分以上の長さに設定され、
前記閾値Cは、35ppm以上に設定される、
室内状況確認システム。
【請求項7】
請求項5に記載の室内状況確認システムであって、
前記評価期間ΔDは、24時間以上に設定される、
室内状況確認システム。
【請求項8】
請求項1~5及び7の何れか1項に記載の室内状況確認システムであって、
前記測定端末は、
二酸化炭素測定装置を内蔵した筐体と、
前記筐体の外観面に設置され、前記二酸化炭素測定装置に電力を供給可能にする電源プラグと、を備え、
室内に設けられたコンセントに差し込んで設置される、
室内状況確認システム。
【請求項9】
請求項1~5及び7の何れか1項に記載の室内状況確認システムであって、
前記情報処理端末は、
ネットワークを介して前記測定端末より情報を取得するサーバと、
前記サーバからの情報を取得する個別端末と、を含み、
前記個別端末は、
前記サーバから受信した前記濃度値及び時系列に沿った前記複数の濃度履歴値の少なくとも一方を計測情報として表示する、
室内状況確認システム。
【請求項10】
請求項9に記載の室内状況確認システムであって、
前記個別端末は、
携帯型情報端末であり、インストールされたアプリケーションにより表示装置に報知動作としてプッシュ通知を行う、
室内状況確認システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の状況を確認するためのシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅の居住者の在・不在あるいは安否を監視する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。これによれば、「被見守り者の住居の居間に備え付けられたセンサから、被見守り者が居間にいることを示す情報又は被見守り者が居間にいないことを示す情報を受信するセンサ情報取得部と、センサ情報取得部が受信した情報に基づく被見守り者の状態を説明する情報を複数の見守り者に通知するタイミングを見守り者ごとに設定する設定部と、設定したタイミングで、状態を説明する情報を、複数の見守り者の端末装置に通知する情報通知部と、を備える」ものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-099667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている見守り装置は、具体的にはカメラ又は熱を感知して人の在・不在を検知するものであり、室内に仕切り、家具などの障害物がある場合には検知精度が低くなるという課題があった。
【0005】
本発明の課題は、室内において人の在・不在を精度よく検知できる室内状況確認システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る室内状況確認システムは、測定端末と、情報処理端末と、を備える、室内状況確認システムであって、前記測定端末は、周囲の二酸化炭素の濃度値を測定期間Δtごとに送信し、前記情報処理端末は、測定期間Δtごとに送信された前記濃度値を時系列に濃度履歴として記憶し、前記濃度履歴に含まれる1つの前記濃度値を第1濃度履歴値c1、前記濃度履歴のうち前記第1濃度履歴値c1より前の少なくとも1つの前記濃度値を基にして求められた値を第2濃度履歴値c2、としたときに、前記第1濃度履歴値c1と前記第2濃度履歴値c2との差であるΔc=c1-c2が、閾値C以上であるときに報知動作を行うものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の室内状況確認システムによれば、二酸化炭素の濃度の検出により室内における人の在・不在を確認するため、遮蔽物があっても人の在・不在の確認精度低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る室内状況確認システム100の全体構成の説明図である。
図1に記載の測定端末20の設置状態の説明図である。
実施の形態1に係る情報処理端末であるサーバ10又は個別端末30のハードウェア構成図である。
実施の形態1に係る室内状況確認システム100の基本的な情報処理の説明図である。
実施の形態1に係る室内状況確認システム100による二酸化炭素濃度の測定データの一例である。
実施の形態1に係る室内状況確認システム100が部屋60に人が入室したことを報知する処理フローの一例を示す。
実施の形態1に係る室内状況確認システム100が部屋60について長期不在であることを報知する処理フローの一例を示す図である。
実施の形態1に係る室内状況確認システム100が部屋60について長期不在であることを報知する処理フローの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の室内状況確認システムの好ましい実施の形態が図面を参照して詳しく説明されている。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る室内状況確認システム100の全体構成の説明図である。図2は、図1に記載の測定端末20の設置状態の説明図である。室内状況確認システム100は、例えば住居などの部屋60において人の存在の有無を確認するためのシステムである。実施の形態1に係る室内状況確認システム100は、サーバ10と、測定端末20と、ユーザが有する個別端末30と、がネットワーク90によって接続されて構成されている例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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