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公開番号
2025121670
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017263
出願日
2024-02-07
発明の名称
ステータ及びモータ
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
,
個人
主分類
H02K
3/18 20060101AFI20250813BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電気抵抗の増加に伴う銅損の増加を抑えることが可能なステータ及びモータを提供する。
【解決手段】ステータ10は、コアバックと、複数のティースと、コイル123とを有する。コアバックは、中心軸を周方向に囲む環状である。複数のティースは、コアバックから径方向の外側に延びて前記周方向に配置される。コイルは、複数のティースにそれぞれ巻かれる。コイルは、三相交流のいずれかの相の電流が流れる。複数のティースのうちの第1ティースに巻かれる第1コイルと、第1コイルと同相の電流が流れる第2コイルとを接続する渡り線の少なくとも一部が、複数のティースのうち、第1ティースと前記第1ティースの隣に配置される第2ティースとを除くいずれか2つのティースの間に形成されたスロットに位置する。渡り線は、前記スロットにおいて前記ティースの根本に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸を周方向に囲む環状のコアバックと、
前記コアバックから径方向の外側に延びて前記周方向に配置される複数のティースと、
前記複数のティースにそれぞれ巻かれるコイルと
を有し、
前記コイルは、三相交流のいずれかの相の電流が流れ、
前記複数のティースのうちの第1ティースに巻かれる第1コイルと、前記第1コイルと同相の電流が流れる第2コイルとを接続する渡り線の少なくとも一部が、前記複数のティースのうち、前記第1ティースと前記第1ティースの隣に配置される第2ティースとを除くいずれか2つのティースの間に形成されたスロットに位置し、
前記渡り線は、前記スロットにおいて前記ティースの根本に位置する、ステータ。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記渡り線は、前記コアバックにおける内周面から前記径方向の外側の所定の範囲内の領域を避けて配線される、請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第2コイルが配置される第3ティース及び前記第1ティースは、互いに前記径方向に対向する位置に配置される、請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
12の前記ティースが配置される、請求項3に記載のステータ。
【請求項5】
前記コイルの端部は、前記径方向において、前記ティースの中央の位置よりも外側に位置する、請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項6】
前記コイルは、前記ティースに2層以下で巻かれる、請求項5に記載のステータ。
【請求項7】
前記コイルは、20以下の巻き数である、請求項5に記載のステータ。
【請求項8】
前記スロットに位置する前記渡り線は、2本以下である、請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載のステータと、
前記中心軸に沿って延びるシャフトと、
前記ステータに対して回転するロータと
を有する、モータ。
【請求項10】
前記ロータは、前記ステータの前記径方向の外周を囲う、請求項9に記載のモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ステータ及びモータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の小型スピンドルモータでは、ステータの環状コアに三相のステータコイルが配設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-238197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の小型スピンドルモータにおいて、三相のステータコイルをそれぞれ形成する3本の線は、それぞれ、ステータコイルの間に並ぶ複数のスロットをそれぞれ通って、いずれかのスロットから出される。よって、3本の線の長さが長くなって電気抵抗が増えるため、銅損が増加する可能性がある。
【0005】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気抵抗の増加に伴う銅損の増加を抑えることが可能なステータ及びモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的なステータは、コアバックと、複数のティースと、コイルとを有する。前記コアバックは、中心軸を周方向に囲む環状である。前記複数のティースは、前記コアバックから径方向の外側に延びて前記周方向に配置される。前記コイルは、前記複数のティースにそれぞれ巻かれる。前記コイルは、三相交流のいずれかの相の電流が流れる。前記複数のティースのうちの第1ティースに巻かれる第1コイルと、前記第1コイルと同相の電流が流れる第2コイルとを接続する渡り線の少なくとも一部が、前記複数のティースのうち、前記第1ティースと前記第1ティースの隣に配置される第2ティースとを除くいずれか2つのティースの間に形成されたスロットに位置する。前記渡り線は、前記スロットにおいて前記ティースの根本に位置する。
【0007】
本開示の例示的なモータは、上記のステータと、シャフトと、ロータとを有する。前記シャフトは、前記中心軸に沿って延びる。前記ロータは、前記ステータに対して回転する。
【発明の効果】
【0008】
例示的な本開示によれば、電気抵抗の増加に伴う銅損の増加を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、例示的な第1実施形態のモータ1の回転軸に沿った断面を示す図である。
図2は、ステータ10を軸方向一方側Z1から見た図である。
図3は、コイル123が巻かれた状態のステータ10を示す平面図である。
図4は、ステータ10の隣り合う2つのティース122の拡大図である。
図5は、U相に対応するコイル123の巻き方を示す図である。
図6は、V相に対応するコイル123の巻き方を示す図である。
図7は、W相に対応するコイル123の巻き方を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本明細書では、理解の容易のため、モータの回転軸に略平行な方向を軸方向Zと記載し、軸方向Zの一方側を軸方向一方側Z1と記載し、軸方向Zの他方側を軸方向他方側Z2と記載する。また、軸方向Zを中心とする径方向Rと記載し、軸方向Zを中心とする周方向を周方向Cと記載する。ただし、あくまで説明の便宜のために方向を定義したに過ぎず、特に水平方向、鉛直方向を定義する必要がある場合を除き、本発明に係る冷却装置の使用時の向きを限定しない。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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