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公開番号2025128820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025757
出願日2024-02-22
発明の名称モータユニット
出願人ニデック株式会社,学校法人東海大学
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類F16H 57/04 20100101AFI20250827BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】モータユニットの減速機構の歯車及びベアリングに潤滑剤をいきわたらせることができ、安定して潤滑可能且つ冷却可能なモータユニットを提供する
【解決手段】モータユニットのギヤハウジングは、出力シャフト22の外周面と径方向に対向する内周面を有する出力側孔と、前記出力側孔に固定されて径方向の内端部が前記出力シャフトの外周面と接触する環状の第1シール部材511及び第2シール部材512を有し、前記第1シール部材は、前記流入孔及び前記供給孔41よりも軸方向一方側に配置されるとともに、前記第2シール部材は、前記流入孔及び前記供給孔よりも軸方向他方側に配置され、前記第1シール部材の径方向内端部が前記第2シール部材に向かって湾曲し、前記第2シール部材の径方向内端部が前記第1シール部材に向かって湾曲する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸線に沿って延びるモータシャフトを有するモータ部と、
前記モータシャフトから入力される回転を減速して外部に出力する減速機構と、を有し、
前記減速機構は、
ギヤハウジングと、
前記モータシャフトの回転により前記中心軸線を中心に回転される太陽歯車と、
前記太陽歯車に噛み合う複数の遊星歯車と、
前記中心軸線を中心に複数の前記遊星歯車を公転回転可能に支持する遊星キャリアと、
前記ギヤハウジングに回転可能に支持され、前記遊星キャリアにより前記中心軸線を中心に回転される出力シャフトと、
前記ギヤハウジングに形成されて潤滑剤が流動する供給孔と、を有し、
前記出力シャフトは、
中心軸線に沿って延びて内部を潤滑剤が流れる内部空間と、
前記内部空間から径方向外側に貫通し、前記潤滑剤が流入可能な流入孔と、を有し、
前記ギヤハウジングは、
前記出力シャフトの外周面と径方向に対向する内周面を有する出力側孔と、
前記出力側孔に固定されて径方向の内端部が前記出力シャフトの外周面と接触する環状の第1シール部材及び第2シール部材を有し、
前記第1シール部材は、前記流入孔及び前記供給孔よりも軸方向一方側に配置されるとともに、前記第2シール部材は、前記流入孔及び前記供給孔よりも軸方向他方側に配置され、
前記第1シール部材の径方向内端部が前記第2シール部材に向かって湾曲し、前記第2シール部材の径方向内端部が前記第1シール部材に向かって湾曲するモータユニット。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記出力側孔の内周面と、前記第1シール部材と、前記第2シール部材と、前記出力シャフトの外周面とによって囲まれる保持空間を有する請求項1に記載のモータユニット。
【請求項3】
前記出力側孔の内周面は、軸方向の中央部分が径方向内方に突出した突出部を有し、
前記出力側孔の前記突出部よりも軸方向一方側に固定される第1固定部材と、
前記出力側孔の前記突出部よりも軸方向他方側に固定される第2固定部材と、を有し、
前記第1シール部材は、前記第1固定部材と前記突出部に挟まれて固定され、
前記第2シール部材は、前記第2固定部材と前記突出部に挟まれて固定される請求項1又は請求項2に記載のモータユニット。
【請求項4】
前記出力シャフトは、前記ギヤハウジングの外部に突出する請求項1に記載のモータユニット。
【請求項5】
前記流入孔は、径方向外側に向かうにつれて前記出力シャフトの回転方向の前方に向かって延びる請求項1に記載のモータユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機の外部に設けられた冷却装置により冷媒を冷却し、回転電機の外部に設けられたポンプによって冷媒を回転電機に供給する構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-73163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、冷媒を回転電機に供給するだけの構成の場合、回転電機の各部に十分にオイルがいきわたらず、十分に潤滑及び冷却できなくなる可能性があった。
【0005】
そこで本発明は、モータユニットの減速機構の歯車及びベアリングに潤滑剤をいきわたらせることができ、安定して潤滑可能且つ冷却可能なモータユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なモータユニットは、中心軸線に沿って延びるモータシャフトを有するモータ部と、前記モータシャフトから入力される回転を減速して外部に出力する減速機構と、を有する。前記減速機構は、ギヤハウジングと、前記モータシャフトの回転により前記中心軸線を中心に回転される太陽歯車と、前記太陽歯車に噛み合う複数の遊星歯車と、前記中心軸線を中心に複数の前記遊星歯車を公転回転可能に支持する遊星キャリアと、前記ギヤハウジングに回転可能に支持され、前記遊星キャリアにより前記中心軸線を中心に回転される出力シャフトと、前記ギヤハウジングに形成されて潤滑剤が流動する供給孔と、を有する。前記出力シャフトは、中心軸線に沿って延びて内部を潤滑剤が流れる内部空間と、前記内部空間から径方向外側に貫通し、前記潤滑剤が流入可能な流入孔と、を有し、前記ギヤハウジングは、前記出力シャフトの外周面と径方向に対向する内周面を有する出力側孔と、前記出力側孔に固定されて径方向の内端部が前記出力シャフトの外周面と接触する環状の第1シール部材及び第2シール部材を有する。前記第1シール部材は、前記流入孔及び前記供給孔よりも軸方向一方側に配置される。前記第2シール部材は、前記流入孔及び前記供給孔よりも軸方向他方側に配置される。前記第1シール部材の径方向内端部が前記第2シール部材に向かって湾曲し、前記第2シール部材の径方向内端部が前記第1シール部材に向かって湾曲する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の例示的なモータユニットによれば、安定して潤滑可能且つ冷却可能なモータユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態のモータユニットの概略斜視図である。
図2は、中心軸を含む平面で切断したモータユニットの概略断面図である。
図3は、中心軸を含む平面で切断した減速機構の断面図である。
図4は、対向部を拡大した第1キャリアプレートの断面斜視図である。
図5は、バッファ部の拡大断面図である。
図6は、第1変形例にかかる遊星歯車機構に用いられる第1キャリアプレートの断面斜視図である。
図7は、第2変形例にかかる遊星歯車機構に用いられる第1キャリアプレートの断面斜視図である。
図8は、第3変形例にかかる遊星歯車機構に用いられる第1キャリアプレートの断面斜視図である。
図9は、第1キャリアプレートの対向部の概略展開図である。
図10は、第4変形例にかかる遊星歯車機構に用いられる出力シャフト の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータユニットについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
本明細書において、モータユニットAのモータ部100のモータシャフト11の中心軸線Axと平行な方向を「軸方向」とする。そして、軸方向と直交する方向を「径方向」とし、中心軸線Axを中心とする円周方向を「周方向」とする。モータユニットAでは、モータ部100と、減速機構200とが軸方向に連結されている。軸方向において、モータ部100は、減速機構200の一方側に配置される。換言すると、減速機構200は、モータ部100の軸方向他方側Nに配置される。軸方向一方側T及び他方側は、以下同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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