TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025121545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017002
出願日2024-02-07
発明の名称情報処理装置、商品監視システムおよびプログラム
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 30/0601 20230101AFI20250813BHJP(計算;計数)
要約【課題】顧客により商品棚に戻された商品に異常が生じ得た場合に、そのことを店員等の店舗の管理者に円滑に報知することが可能な情報処理装置、商品監視システムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】商品監視システム1は、商品棚上の商品および当該商品にアクセスする顧客を撮像可能な撮像部20の撮像画像に基づいて、顧客が商品棚から商品を取り出した後、この商品を商品棚に戻した行為を識別する行為識別部11aと、この行為が、商品に劣化が生じた可能性を推定するための所定の推定条件を充足するか否かを、撮像部20の撮像画像に基づいて判定する劣化判定部11bと、前記推定条件が充足されたことに基づいて、前記行為の対象とされた対象商品を店舗の管理者に報知するための報知処理を実行する劣化報知部11cと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
商品棚上の商品および前記商品にアクセスする顧客を撮像可能な撮像部の撮像画像に基づいて、顧客が商品棚から商品を取り出した後、この商品を商品棚に戻した行為を識別する行為識別部と、
前記行為が、商品に劣化が生じた可能性を推定するための所定の推定条件を充足するか否かを、前記撮像部の撮像画像に基づいて判定する劣化判定部と、
前記推定条件が充足されたことに基づいて、前記行為の対象とされた対象商品に関する情報を店舗の管理者に報知するための報知処理を実行する劣化報知部と、を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記推定条件は、前記対象商品が冷蔵商品または冷凍商品であり、且つ、前記顧客が前記対象商品を商品棚から取り出した後、商品棚に戻すまでの時間が閾値時間を超えたことを含む、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記劣化判定部は、前記撮像画像に基づいて、前記対象商品に劣化事由が生じたか否かを判定し、
前記推定条件は、前記対象商品に劣化事由が生じたことを含む、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記劣化判定部は、取り出し前と戻し後とで前記対象商品の外観に異常が生じたか否かを前記撮像画像に基づき判定し、
前記推定条件は、前記外観に異常が生じたことを含む、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記行為識別部は、前記対象商品が戻された位置を前記撮像画像から取得し、
前記劣化報知部は、前記位置を示す情報を前記対象商品に関する情報として含む報知画面を表示させる処理を実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
前記行為識別部は、前記行為を行った顧客の顔画像を前記撮像画像から取得し、
前記劣化報知部は、前記報知画面に前記顔画像を含めて表示させる、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記劣化報知部は、前記推定条件を充足する前記行為の回数が所定の閾値を超えた顧客の顔画像を表示させる処理をさらに実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の情報処理装置と、
前記撮像部と、を備える、
ことを特徴とする商品監視システム。
【請求項9】
商品棚上の商品および前記商品にアクセスする顧客を撮像可能な撮像部と通信可能な情報処理装置の制御部に、請求項1ないし7の何れか一項に記載の行為識別部、劣化判定部および劣化報知部の各々の機能を実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、商品棚に陳列された商品を監視するための情報処理装置、商品監視システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
店舗では、商品棚に陳列されている商品が、顧客の購買行動によって劣化する状態に置かれることが起こり得る。この場合、店員は、速やかにその商品の状態を確認して、適宜、その商品を回収する必要がある。たとえば、冷凍棚から冷凍商品が取り出されて常温の商品棚に置かれた場合、店員は、速やかに、その商品の状態を確認して冷凍棚に戻す等の対応をとらなければならない。
【0003】
以下の特許文献1には、常温の商品棚に冷凍商品または冷蔵商品が放置されたことを温度センサで監視する商品棚監視システムが記載されている。このシステムでは、温度センサが取得した温度分布データを、店舗サーバが解析する。店舗サーバは、この解析により、常温の商品棚に冷凍商品または冷蔵商品が放置されていると判定すると、そのことを示す放置情報を通知受信機器に送信する。これにより、店員に前記商品が常温商品棚に放置されていることが通知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-176265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、顧客は、冷凍棚から冷凍商品を取り出して買い物カゴに入れたものの、その後、ある程度の時間が経過した後に、その冷凍商品を元の冷凍棚に戻すこともある。また、顧客は、常温の棚から商品を取り出す際に誤って商品を落下させてしまい、その後、その商品を元の商品棚に戻すこともある。このような場合も、店員は、元に戻された商品に劣化や異常がないかを速やかに確認できることが好ましい。上記特許文献1のシステムでは、このような場合に店員にそのことを報知できず、店員は、商品の状態を速やかに確認できない。
【0006】
かかる課題に鑑み、本発明は、顧客により商品棚に戻された商品に異常が生じ得た場合に、そのことを店員等の店舗の管理者に円滑に報知することが可能な情報処理装置、商品監視システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、情報処理装置に関する。この態様に係る情報処理装置は、商品棚上の商品および前記商品にアクセスする顧客を撮像可能な撮像部の撮像画像に基づいて、顧客が商品棚から商品を取り出した後、この商品を商品棚に戻した行為を識別する行為識別部と、前記行為が、商品に劣化が生じた可能性を推定するための所定の推定条件を充足するか否かを、前記撮像部の撮像画像に基づいて判定する劣化判定部と、前記推定条件が充足されたことに基づいて、前記行為の対象とされた対象商品に関する情報を店舗の管理者に報知するための報知処理を実行する劣化報知部と、を備える。
【0008】
本態様に係る情報処理装置によれば、商品棚上の商品および当該商品にアクセスする顧客の撮像画像に基づいて、顧客により商品が取り出された後、戻された行為が識別されるため、冷蔵商品や冷凍商品等の温度に特異性を有する商品に拘わらず、あらゆる商品棚に陳列される商品について、この行為を識別できる。また、この行為が、撮像画像に基づく所定の推定条件を充足するか否かによって、対象商品に劣化が生じた可能性があるか否かが判定されるため、あらゆる商品棚に陳列される商品について、この判定を行い得る。そして、推定条件が充足されると、劣化が生じた可能性のある対象商品に関する情報が店舗の管理者に報知されるため、顧客により商品棚に戻された商品に異常が生じた可能性を店員等の店舗の管理者に円滑に報知できる。これにより、管理者は、対象商品の状態を円滑かつ迅速に確認できる。
【0009】
本態様に係る情報処理装置において、前記推定条件は、前記対象商品が冷蔵商品または冷凍商品であり、且つ、前記顧客が前記対象商品を商品棚から取り出した後、商品棚に戻すまでの時間が閾値時間を超えたことを含んでよい。
【0010】
この構成によれば、対象商品が冷蔵商品または冷凍商品である場合に、取り出されてから戻されるまでの時間が閾値時間を超えるほどに長かったため、当該対象商品に劣化が生じた可能性がある場合に、当該対象商品に関する情報が店員等の管理者に報知される。よって、管理者は、長時間に亘って常温環境下に晒されることにより溶解等の劣化が生じた可能性のある対象商品の状態を円滑に確認できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

グローリー株式会社
遊技システム、各台装置及び盗難防止方法
25日前
グローリー株式会社
情報処理装置、商品監視システムおよびプログラム
6日前
グローリー株式会社
有価媒体処理装置、プログラム、有価媒体処理方法
13日前
グローリー株式会社
貨幣処理システム、貨幣処理装置及び貨幣処理方法
20日前
グローリー株式会社
紙葉類識別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類識別方法
22日前
グローリー株式会社
移動ロボット、移動ロボットの制御方法、およびプログラム
18日前
グローリー株式会社
移動ロボット、移動ロボットの制御方法、およびプログラム
18日前
グローリー株式会社
遊技場用装置
4日前
グローリー株式会社
貨幣処理システム、貨幣処理装置、プログラム、貨幣処理方法
14日前
グローリー株式会社
各台装置及び遊技システム
19日前
グローリー株式会社
照明装置、硬貨用イメージセンサ、硬貨識別装置、硬貨処理装置及び硬貨識別方法
12日前
グローリー株式会社
遊技場用装置及び遊技場用システム
4日前
個人
対話装置
2か月前
個人
情報処理装置
2か月前
個人
裁判のAI化
1か月前
個人
フラワーコートA
19日前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
工程設計支援装置
11日前
個人
記入設定プラグイン
2か月前
個人
検査システム
1か月前
個人
情報処理装置
2か月前
個人
介護情報提供システム
26日前
個人
携帯情報端末装置
12日前
個人
設計支援システム
1か月前
個人
設計支援システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
1か月前
個人
不動産売買システム
1か月前
個人
情報入力装置
2か月前
個人
結婚相手紹介支援システム
8日前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
1か月前
株式会社カクシン
支援装置
1か月前
個人
物価スライド機能付生命保険
2か月前
個人
備蓄品の管理方法
1か月前
個人
マイホーム非電子入札システム
2か月前
個人
アンケート支援システム
21日前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
続きを見る