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公開番号2025121495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016911
出願日2024-02-07
発明の名称携帯装置、プログラム及び印刷物を生産する方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250813BHJP(計算;計数)
要約【課題】費用を支払うことなく、印刷物を得るような、印刷システムの不正利用を防ぐことを目的とする。
【解決手段】ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得する識別情報取得部と、印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報で、印刷管理サーバーから取得した印刷許否情報を記憶する記憶部と、印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、ユーザーに印刷できない旨を通知する通知部と、印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、印刷装置に印刷データを印刷させる印刷処理部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報で、印刷管理サーバーから取得した前記印刷許否情報を記憶する記憶部と、
前記印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、前記ユーザーに印刷できない旨を通知する通知部と、
前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷装置に印刷データを印刷させる印刷処理部と、
を備える携帯装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷管理サーバーから前記印刷装置の属性を取得し、属性毎の印刷ログを出力する印刷ログ処理部をさらに備える、請求項１に記載の携帯装置。
【請求項３】
前記印刷ログ処理部は、ログ不要の属性を示す前記印刷装置に関する前記印刷ログを出力しない、請求項２に記載の携帯装置。
【請求項４】
前記印刷ログは、印刷枚数及び印刷内容の少なくとも一方を含む、請求項２に記載の携帯装置。
【請求項５】
前記印刷ログ処理部は、前記印刷ログを所定の書式の証票として出力する、請求項２に記載の携帯装置。
【請求項６】
前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記識別情報に対応する、前記印刷装置の宛先情報を取得する宛先情報取得部をさらに備え、
前記印刷処理部は、前記宛先情報に示される宛先に前記印刷データを送信させる、請求項１に記載の携帯装置。
【請求項７】
前記識別情報取得部は、撮影部により撮影された前記識別情報を取得する、請求項１に記載の携帯装置。
【請求項８】
前記識別情報取得部は、ダイレクト無線通信により前記識別情報を取得する、請求項１に記載の携帯装置。
【請求項９】
携帯装置に、
ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得させ、
前記印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報を印刷管理サーバーから取得させ、
前記印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、前記ユーザーに印刷できない旨を通知させ、
前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷装置に印刷データを印刷させる、
プログラム。
【請求項１０】
携帯装置が、ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
前記携帯装置が前記識別情報を印刷制御サーバーに送信する第１の送信ステップと、
前記第１の送信ステップの応答として、前記印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報を前記携帯装置が受信する第２の送信ステップと、
前記印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、前記ユーザーに、印刷できない旨を通知する通知ステップと、
前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷装置が印刷データを印刷する印刷ステップと、
を含む、印刷物を生産する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、携帯装置、プログラム及び印刷物を生産する方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、印刷代金を支払うことで、外出先のプリンターで印刷物を出力するサービスが知られている。例えば、印刷代金として支払う費用を予め課金しておき、課金残高が残っているユーザーに対し、プリンターによる印刷物の出力を可能とする印刷サービスが知られている。また、特許文献１には、プリンターに対応付けられたメールアドレスに電子メールを送信することで、プリンターによる印刷が可能なクラウドコンピューティングシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１５９９１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述のように、印刷代金を支払うことで印刷物を出力するような印刷サービスにおいては、印刷代金を支払うことなく、印刷物を得るような不正利用を防ぐ必要があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題に鑑みて、本発明は、携帯装置であって、ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得する識別情報取得部と、前記印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報で、印刷管理サーバーから取得した前記印刷許否情報を記憶する記憶部と、前記印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、前記ユーザーに印刷できない旨を通知する通知部と、前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷装置に印刷データを印刷させる印刷処理部と、を備える。
【０００６】
また、本発明の他の形態は、プログラムであって、携帯装置に、ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得させ、前記印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報を印刷管理サーバーから取得させ、前記印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、前記ユーザーに印刷できない旨を通知させ、前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷装置に印刷データを印刷させる、プログラムである。
【０００７】
また、本発明の他の形態は、印刷物を生産する方法であって、携帯装置が、ユーザーが対向し、印刷物を出力させる印刷装置の識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記携帯装置が前記識別情報を印刷制御サーバーに送信する第１の送信ステップと、前記第１の送信ステップの応答として、前記印刷装置を用いた印刷が許可されているか否かを示す印刷許否情報を前記携帯装置が受信する第２の送信ステップと、前記印刷許否情報が印刷不許可を示す場合に、前記ユーザーに、印刷できない旨を通知する通知ステップと、前記印刷許否情報が印刷許可を示す場合に、前記印刷装置が印刷データを印刷する印刷ステップと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
印刷システムの概略図である。
印刷ログの一例を示す図である。
印刷システムの全体構成図である。
携帯装置の構成図である。
印刷物生産処理の概略を説明するための図である。
印刷物生産処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図１は、本実施形態に係る印刷システム１の概略図である。印刷システム１においては、ユーザーは、印刷を希望する印刷データをユーザーが所持するユーザーＰＣ１０から携帯装置２０に転送する。そして、携帯装置２０から、所望のプリンター３０を指定し、プリンター３０から印刷データが印刷された印刷物を取得する。
【００１０】
プリンター３０としては、ユーザーが所属する所属会社のオフィスに設置されたプリンター３０や、ユーザーの自宅に設置されたプリンター３０の他、シェアオフィスに設置されたプリンター３０が想定される。シェアオフィスのプリンター３０のように、利用者が固定されない、共用のプリンター３０は、印刷代金を支払うことで利用が可能である。ユーザーは、予め課金しておき、印刷物の取得に応じて印刷代金の支払いを行う。
（【００１１】以降は省略されています）

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