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公開番号2025121021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016163
出願日2024-02-06
発明の名称吸着材の再生方法
出願人西松建設株式会社,日栄薬品興業株式会社,株式会社フレックス
代理人弁理士法人MIP
主分類B01J 20/34 20060101AFI20250812BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】 再生効率を向上させ、再生コストを削減できる吸着材の再生方法を提供すること。
【解決手段】 吸着材の再生方法は、過酸化水素を含む洗浄水に、気泡を注入しながら吸着材を35分~60分浸漬させる工程を含む。再生方法は、吸着材を300℃~450℃に加熱する工程をさらに含む。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
汚染物質を吸着する吸着材を再生する方法であって、
過酸化水素を含む洗浄水に、気泡を注入しながら前記吸着材を35分~60分浸漬させる工程を含む、再生方法。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記洗浄水に浸漬させた後の前記吸着材を300℃~450℃に加熱する工程を含む、請求項1に記載の再生方法。
【請求項3】
前記加熱する工程の前に、前記洗浄水に浸漬させた後の前記吸着材を第2の洗浄水に15分~30分浸漬させる工程を含む、請求項1または2に記載の再生方法。
【請求項4】
前記第2の洗浄水は、酸性溶液を用いてpHが3~5に調整される、請求項3に記載の再生方法。
【請求項5】
前記洗浄水の前記過酸化水素の濃度が1質量%~5質量%である、請求項1または2に記載の再生方法。
【請求項6】
前記洗浄水は、酸性溶液を用いてpHが3~5に調整される、請求項1または2に記載の再生方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着材の再生方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
活性炭等の多孔質の吸着材は、工場、自動車、家庭等から排出される排ガス中に含まれる二酸化窒素(NO

)等の有害ガス、煤等の粒状物質、オイルミスト等の油分等を、大気を汚染する汚染物質として除去するために用いられている。多孔質の吸着材は、自身が有する細孔内に汚染物質が付着することで、排ガス中の汚染物質を除去する。吸着材は、細孔内に汚染物質が付着していくことにより吸着能力が低下していくが、付着した汚染物質を除去し、再生することにより、吸着能力を回復させ、再利用することができる。
【0003】
従来の吸着材を再生する方法として、過酸化水素を含む洗浄水に2回繰り返しエアレーションを行いながら浸漬させ、所望の回復量を実現する湿式再生方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-103654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来の方式では、浸漬を2回繰り返すため、洗浄液の入れ替え作業が発生し、すすぎ洗いを浸漬する毎に行う必要があり、手間の多さに伴い再生効率が悪化し、再生コストが増加するという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、汚染物質を吸着する吸着材を再生する方法であって、
過酸化水素を含む洗浄水に、気泡を注入しながら吸着材を35分~60分浸漬させる工程を含む、再生方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、再生効率を向上させ、再生コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
大気浄化システムの構成例を示した図。
大気浄化システムが備える脱硝装置の構成例を示した図。
吸着材を再生する装置の構成例を示した図。
吸着材を再生する作業の一例を示したフローチャート。
吸着材の細孔分布の回復量と浸漬時間との関係を示した図。
吸着材を再生する作業の別の例を示したフローチャート。
吸着性能に関する試験結果を示した図。
すすき洗い後の加熱の効果を示した図。
再生済みの吸着材の吸着性能を確認する試験を実施するための試験装置の構成例を示した図。
再生済みの吸着材の吸着性能を確認した試験結果を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の吸着材の再生方法は、大気を汚染する汚染物質を吸着除去する多孔質の吸着材から吸着した汚染物質を除去し、吸着材を再利用可能なように再生する方法である。大気を汚染する汚染物質は、工場、自動車、家庭等から排出される排ガス中に含まれる二酸化窒素(NO

)等の有害ガス、煤等の粒状物質、オイルミスト等の油分等を含む。多孔質の吸着材は、活性炭、シリカ、ゼオライト等を用いることができ、多孔質であればこれら以外の材料であってもよい。
【0010】
大気を汚染する汚染物質を吸着除去する吸着材は、例えば、道路トンネルの換気口に設置される大気浄化システムに用いることができる。なお、大気浄化システムは、吸着材が用いられる装置やシステムの一例であるので、吸着材が用いられるシステムや装置は、大気浄化システムに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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