TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025120881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024016028
出願日2024-02-05
発明の名称自覚式検眼装置および検眼制御プログラム
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/028 20060101AFI20250808BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 被検眼に適切な雲霧量を付加することができる自覚式検眼装置および検眼制御プログラムを提供する。
【解決手段】 被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置であって、被検眼に検査視標として視力値視標を呈示する視標呈示手段と、視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、被検眼の測定眼に付加する雲霧量を設定する雲霧量設定手段と、被検者が視力値視標を視認し入力した回答に基づいて、検眼プログラムを自動的に進行させる制御手段と、を備え、制御手段は、雲霧量設定手段が設定した雲霧量に基づいて、矯正手段を制御して光学特性を変化させることで、測定眼に対する検眼の初期状態を設定するとともに、検眼を開始する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置であって、
前記被検眼に検査視標として視力値視標を呈示する視標呈示手段と、
前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、
前記被検眼の測定眼に付加する雲霧量を設定する雲霧量設定手段と、
被検者が前記視力値視標を視認し入力した回答に基づいて、検眼プログラムを自動的に進行させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記雲霧量設定手段が設定した前記雲霧量に基づいて、前記矯正手段を制御して前記光学特性を変化させることで、前記測定眼に対する前記検眼の初期状態を設定するとともに、前記検眼を開始することを特徴とする自覚式検眼装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1の自覚式検眼装置において、
前記雲霧量設定手段は、前記視標呈示手段に前記初期状態で呈示される所定の視力値を示す視力値視標を、前記測定眼に雲霧をかけることで前記所定の視力値とは異なる目標視力値を示す視力値視標として視認させるように、前記雲霧量を設定することを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項3】
請求項2の自覚式検眼装置において、
前記目標視力値を取得する目標視力値取得手段を備え、
前記雲霧量設定手段は、前記目標視力値取得手段が取得した前記目標視力値に基づいて、前記雲霧量を設定することを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項4】
請求項2または3の自覚式検眼装置において、
前記被検者に関して他覚的に測定された等価球面度数を取得する等価球面度数取得手段を備え、
前記雲霧量設定手段は、前記目標視力値と、前記等価球面度数取得手段が取得した前記等価球面度数と、に基づいて、前記雲霧量を設定することを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項5】
請求項2~4のいずれかの自覚式検眼装置において、
前記目標視力値に応じた雲霧量を付加する第1モードと、前記目標視力値にかかわらず一定の雲霧量を付加する第2モードと、を切り換えるモード切換手段を備え、
前記雲霧量設定手段は、前記モード切換手段が切り換えたモードに対応する前記雲霧量を設定することを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかの自覚式検眼装置において、
前記検眼プログラムは、球面検査工程および視力検査工程の少なくともいずれかを実行するプログラムであり、
前記制御手段は、前記矯正手段を制御し、前記光学特性として球面屈折力を変化させることで、前記測定眼を矯正する球面度数の初期状態を設定することを特徴とする自覚式検眼装置。
【請求項7】
被検眼に検査視標として視力値視標を呈示する視標呈示手段と、
前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、
を有し、
前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置において実行される検眼制御プログラムであって、
前記検眼制御プログラムは、被検者が前記視力値視標を視認し入力した回答に基づいて、検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを含み、
前記セルフ検眼プログラムは、
前記被検眼の測定眼に付加する雲霧量を設定する雲霧量設定ステップを実行し、
前記雲霧量設定ステップにて設定した前記雲霧量に基づいて、前記矯正手段を制御して前記光学特性を変化させることで、前記測定眼に対する前記検眼の初期状態を設定するとともに、前記検眼を開始することを特徴とする検眼制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を自覚的に測定する自覚式検眼装置および検眼制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
被検者の眼前に光学部材を配置し、被検眼に光学部材を介した検査視標を呈示することによって、被検眼の光学特性(例えば、眼屈折力等)を測定する自覚式検眼装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-18712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、被検眼の自覚式測定では雲霧をかけることがあるが、検者の考えや経験によって異なる雲霧量が設定されている。被検眼に対して雲霧量が不十分であると、測定結果を精度よく得られない可能性がある。また、被検眼に対して雲霧量が多いと、測定時間が長くなる可能性がある。例えば、これによって被検者の負担が大きくなると、正しい測定結果が得られない可能性もある。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、被検眼に適切な雲霧量を付加することができる自覚式検眼装置および検眼制御プログラムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
(1)本開示の第1態様に係る自覚式検眼装置は、被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置であって、前記被検眼に検査視標として視力値視標を呈示する視標呈示手段と、前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、前記被検眼の測定眼に付加する雲霧量を設定する雲霧量設定手段と、被検者が前記視力値視標を視認し入力した回答に基づいて、検眼プログラムを自動的に進行させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記雲霧量設定手段が設定した前記雲霧量に基づいて、前記矯正手段を制御して前記光学特性を変化させることで、前記測定眼に対する前記検眼の初期状態を設定するとともに、前記検眼を開始することを特徴とする。
【0008】
(2)本開示の第2態様に係る検眼プログラムは、被検眼に検査視標として視力値視標を呈示する視標呈示手段と、前記視標呈示手段から出射する視標光束の光学特性を変化させる矯正手段と、を有し、前記被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置において実行される検眼制御プログラムであって、前記検眼制御プログラムは、被検者が前記視力値視標を視認し入力した回答に基づいて、検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを含み、前記セルフ検眼プログラムは、前記被検眼の測定眼に付加する雲霧量を設定する雲霧量設定ステップを実行し、前記雲霧量設定ステップにて設定した前記雲霧量に基づいて、前記矯正手段を制御して前記光学特性を変化させることで、前記測定眼に対する前記検眼の初期状態を設定するとともに、前記検眼を開始することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
検眼装置の外観図である。
投光光学系の概略図である。
眼屈折力測定ユニットの概略図である。
検眼装置の制御系の概略図である。
検者用コントローラのモニタに表示される表示画面の一例である。
制御動作のフローチャートを示す図である。
測定眼の目標視力値と予想球面度数の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
本開示の実施形態に係る自覚式検眼装置の概要を説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用されうる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社MIXI
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
1か月前
日油株式会社
重合開始剤組成物、重合性組成物、および硬化物
1か月前
ロレアル
安定なサンケア組成物
1か月前
日本製紙クレシア株式会社
キッチンタオルロール
2か月前
ニプロ株式会社
ガイドワイヤ
10日前
エル.イー.エー.エフ. ホールディングス グループ エルエルシー
アルファポリグルタミン酸化テトラヒドロ葉酸およびその使用
1か月前
中国電力株式会社
ドローン用ヘリポート
1か月前
YKK AP株式会社
建具、及び建具の施工方法
25日前
マクセルイズミ株式会社
電動歯ブラシとその付属品、充電スタンドおよび充電ケース
1か月前
アドベンテック, エルエルシー
強化された逆巻線誘導モータ設計、システム、および方法
10日前
ニデック株式会社
モータ及び電動車
1か月前
株式会社ジェーシービー
プログラム、情報処理装置および情報処理方法
1か月前
株式会社日立ハイテク
自動分析システム
1か月前
UBEマシナリー株式会社
射出成形方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
運転支援装置、運転支援方法、及び運転支援プログラム
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報表示装置、情報処理システム
1か月前
楽天グループ株式会社
表示装置、表示システム、一覧表示方法、ならびに、プログラム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
コントローラ、制御方法及びプログラム
19日前
東京応化工業株式会社
化学増幅型ポジ型感光性樹脂組成物、感光性ドライフィルム、及びパターン化されたレジスト膜の製造方法
1か月前
エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
共有RF発生器を備えた基材処理装置
21日前
シャープ株式会社
端末装置、基地局装置、および、通信方法
19日前
王子ホールディングス株式会社
皮膚貼付用ハイドロコロイドテープ
2か月前
王子ホールディングス株式会社
創傷箇所に貼着する皮膚貼付用ハイドロコロイドテープ
2か月前
個人
磁性薄膜チップ、磁気測定装置及び磁性薄膜チップの製造方法
2か月前
シャープ株式会社
冷却装置
19日前
株式会社パトライト
メール読み上げテキスト生成プログラム
2か月前
自然資源部第二海洋研究所
堆積物年代測定の較正方法及びシステム
1か月前
亞福儲能股分有限公司
アルミニウム電池
1か月前
亞福儲能股分有限公司
ワイヤレス給電システムとワイヤレス給電システムに用いる操作方法
2か月前
住友化学株式会社
化合物、組成物、インク、光電変換素子、及び光センサー
1か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
1か月前
マツダ株式会社
回転電機のロータ構造
1か月前
株式会社大都技研
遊技台
6日前
三菱電機株式会社
ヒートポンプ装置の室外機
28日前
ZACROS株式会社
注出口部材および注出口付き容器
6日前
続きを見る