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公開番号2025120832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015955
出願日2024-02-05
発明の名称モータハウジング
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250808BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】水性冷媒と油性冷媒との組み合わせでモータを効果的に冷却又は加温することができる技術を提供する。
【解決手段】中心軸に沿って延びる筒状のモータハウジングは、水性冷媒が供給される供給水路と、中心軸を基準とする周方向において供給水路とは異なる位置に設けられ、水性冷媒を排出する排出水路と、供給水路から周方向の一方側に向かって排出水路に至る第1範囲に設けられた水路と、油性冷媒が供給される供給油路と、周方向において供給油路とは異なる位置に設けられ、油性冷媒をハウジングの内部空間に排出する排出油路と、供給油路から周方向の他方側に向かって排出油路に至る第2範囲に設けられた油路と、を備える。第1範囲の少なくとも一部は、第2範囲の少なくとも一部と、周方向における位置が一致している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸に沿って延びる筒状のモータハウジングであって、
水性冷媒が供給される供給水路と、
前記中心軸を基準とする周方向において前記供給水路とは異なる位置に設けられ、前記水性冷媒を排出する排出水路と、
前記供給水路から前記周方向の一方側に向かって前記排出水路に至る第1範囲に設けられた水路と、
油性冷媒が供給される供給油路と、
前記周方向において前記供給油路とは異なる位置に設けられ、前記油性冷媒を前記モータハウジングの内部空間に排出する排出油路と、
前記供給油路から前記周方向の他方側に向かって前記排出油路に至る第2範囲に設けられた油路と、を備え、
前記第1範囲の少なくとも一部は、前記第2範囲の少なくとも一部と、前記周方向における位置が一致している、モータハウジング。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記水路は、前記中心軸に平行な軸方向に延びる複数の軸方向水路を備え、
前記油路は、前記軸方向に延びる複数の軸方向油路を備え、
前記軸方向水路の少なくとも一部は、前記軸方向油路の少なくとも一部と、前記中心軸を基準とする径方向における位置が一致している、請求項1に記載のモータハウジング。
【請求項3】
前記水路は、前記中心軸に平行な軸方向に延びる複数の軸方向水路を備え、
前記油路は、前記軸方向に延びる複数の軸方向油路を備え、
前記周方向において、前記複数の軸方向水路と前記複数の軸方向油路とは、少なくとも一つずつ交互に配列されている、請求項1に記載のモータハウジング。
【請求項4】
前記水路は、前記中心軸に平行な軸方向に延びる複数の軸方向水路を備え、
前記油路は、前記軸方向に延びる複数の軸方向油路を備え、
径方向において、前記軸方向水路の内側の端部が、前記軸方向油路の内側の端部よりも内側に配置されている、請求項1に記載のモータハウジング。
【請求項5】
前記排出油路が、前記供給水路に隣接して配置されている、請求項1に記載のモータハウジング。
【請求項6】
前記水路は、前記中心軸に平行な軸方向に延びる複数の軸方向水路を備え、
前記油路は、前記軸方向に延びる複数の軸方向油路を備え、
前記複数の軸方向水路は、前記供給水路に接続された第1軸方向水路を含み、
前記複数の軸方向油路は、前記排出油路に接続された第1軸方向油路を含み、
前記第1軸方向油路は、前記第1軸方向水路に隣接している、請求項5に記載のモータハウジング。
【請求項7】
前記複数の軸方向水路は、前記排出水路に接続された第2軸方向水路をさらに含み、
前記第1軸方向油路は、前記周方向において、前記第1軸方向水路から前記他方側に向かって前記第2軸方向水路に至る範囲に位置する、請求項6に記載のモータハウジング。
【請求項8】
前記モータハウジングは、ステータを保持し、
前記モータハウジングの内周面は、前記ステータの外周面に当接する当接領域と、前記当接領域に対して、前記中心軸に平行な軸方向の一方側に位置するとともに前記ステータに隙間を介して対向する対向領域と、を有し、
前記排出油路は、前記モータハウジングの前記内周面の前記対向領域に、少なくとも一つの開口を有する、請求項1に記載のモータハウジング。
【請求項9】
前記排出油路の前記少なくとも一つの開口は、前記中心軸の鉛直上方に位置する開口を含む、請求項8に記載のモータハウジング。
【請求項10】
前記排出油路の前記少なくとも一つの開口は、前記周方向に沿って配列された複数の開口を含む、請求項8に記載のモータハウジング。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、モータハウジングに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、中心軸に沿って延びる筒状のモータハウジングが開示されている。このモータハウジングは、水性冷媒が供給される供給水路と、中心軸を基準とする周方向において供給水路とは異なる位置に設けられ、水性冷媒を排出する排出水路と、周方向の第1範囲に設けられた水路と、油性冷媒が供給される供給油路と、周方向において供給油路とは異なる位置に設けられた排出油路と、周方向の第2範囲に設けられた油路と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-187105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のモータハウジングでは、水路が設けられた第1範囲と、油路が設けられた第2範囲とが、周方向において互いに異なる位置に設けられている。このため、水路を流通する水性冷媒と、油路を流通する油性冷媒との間で温度差が生じていると、モータが不均一に冷却又は加温されるおそれがある。
【0005】
上記を鑑み、本明細書では、水性冷媒と油性冷媒との組み合わせでモータを効果的に冷却又は加温することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、中心軸に沿って延びる筒状のモータハウジングは、水性冷媒が供給される供給水路と、前記中心軸を基準とする周方向において前記供給水路とは異なる位置に設けられ、前記水性冷媒を排出する排出水路と、前記供給水路から前記周方向の一方側に向かって前記排出水路に至る第1範囲に設けられた水路と、油性冷媒が供給される供給油路と、前記周方向において前記供給油路とは異なる位置に設けられ、前記油性冷媒を前記ハウジングの内部空間に排出する排出油路と、前記供給油路から前記周方向の他方側に向かって前記排出油路に至る第2範囲に設けられた油路と、を備えてもよい。前記第1範囲の少なくとも一部は、前記第2範囲の少なくとも一部と、前記周方向における位置が一致していてもよい。
【0007】
上記の構成によると、第1範囲の少なくとも一部が、第2範囲の少なくとも一部と、周方向における位置が一致している。このため、水路を流通する水性冷媒と油路を流通する油性冷媒との間で、熱交換が行われる。この熱交換により、水性冷媒と油性冷媒との間の温度差が緩和され、モータが不均一に冷却又は加温されることが抑制される。さらに、油性冷媒がモータハウジングの内部空間内に供給されることで、油性冷媒によってモータを直接的に冷却(又は加温)することができる。従って、水性冷媒と油性冷媒との組み合わせでモータを効果的に冷却又は加温することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記水路は、前記中心軸に平行な軸方向に延びる複数の軸方向水路を備え、前記油路は、前記軸方向に延びる複数の軸方向油路を備えてもよい。前記軸方向水路の少なくとも一部は、前記軸方向油路の少なくとも一部と、前記中心軸を基準とする径方向における位置が一致している。
【0009】
上記の構成によると、軸方向水路と軸方向油路との間の距離を短くすることができる。このため、軸方向水路と軸方向油路との間で効果的に熱交換させることができる。
【0010】
第3の態様では、前記第1又は第2の態様において、前記水路は、前記中心軸に平行な軸方向に延びる複数の軸方向水路を備え、前記油路は、前記軸方向に延びる複数の軸方向油路を備えてもよい。前記周方向において、前記複数の軸方向水路と前記複数の軸方向油路とは、少なくとも一つずつ交互に配列されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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