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公開番号
2025118019
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013067
出願日
2024-01-31
発明の名称
液体吐出装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】第2方向における液体吐出ヘッドの大型化を抑制しつつ1つの液体吐出ヘッドから2種類の液体を吐出できる。
【解決手段】液体吐出装置は、複数の第1ノズルにそれぞれ連通する複数の第1圧力室と、複数の第1圧力室にそれぞれ連通する複数の第1支路、及び、複数の第1支路に連通する第1本路を有する第1共通路と、複数の第1ノズルが列を成して並ぶ第1方向に対して交差する第2方向において、第1ノズルよりも一方に配置され、且つ、複数の第2ノズルにそれぞれ連通する複数の第2圧力室と、複数の第2圧力室にそれぞれ連通する複数の第2支路、及び、複数の第2支路に連通する第2本路を有する第2共通路と、を備え、第2方向において第1ノズルと第2ノズルとの間に第1本路及び第2本路が配置され、第1方向及び第2方向に対して交差する第3方向において、第1本路及び第2本路のそれぞれは、第1共通路及び第2共通路の少なくとも一部に重なる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1液体を吐出する複数の第1ノズルと、
複数の前記第1ノズルにそれぞれ連通する複数の第1圧力室と、
複数の前記第1圧力室にそれぞれ連通する複数の第1支路、及び、複数の前記第1支路に連通する第1本路を有する第1共通路と、
複数の前記第1ノズルが列を成して並ぶ第1方向に対して交差する第2方向において、前記第1ノズルよりも一方に配置され、且つ、前記第1液体とは異なる第2液体を吐出する複数の第2ノズルと、
複数の前記第2ノズルにそれぞれ連通する複数の第2圧力室と、
複数の前記第2圧力室にそれぞれ連通する複数の第2支路、及び、複数の前記第2支路に連通する第2本路を有する第2共通路と、を備え、
前記第2方向において前記第1ノズルと前記第2ノズルとの間に前記第1本路及び前記第2本路が配置され、
前記第1方向及び前記第2方向に対して交差する第3方向において、前記第1本路及び前記第2本路のそれぞれは、前記第1共通路及び前記第2共通路の少なくとも一部に重なる、
液体吐出装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1本路及び前記第2本路は、前記第1方向に沿ってそれぞれ延び、前記第3方向において互いに重なる、
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第3方向において、前記第1支路の寸法は前記第1本路の寸法よりも大きく、
前記第3方向において、前記第2支路の寸法は前記第2本路の寸法よりも大きい
請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1共通路のうちの前記第1支路及び前記第2共通路のうちの前記第2支路を被覆するダンパを備えている、
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第1液体を貯留する第1タンクと、
前記第2液体を貯留する第2タンクと、
前記第1本路は、前記第2本路上に配置され、
前記第1タンク及び前記第1本路に連通する第1連通路と、
前記第2タンク及び前記第2本路に連通し、且つ、前記第2本路から前記第3方向に延びて前記第1本路を貫通する第2連通路と、
を備えている、
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記第1液体を貯留する第1タンクと、
前記第2液体を貯留する第2タンクと、
前記第1本路は、前記第2本路上に配置され、
前記第2本路は、前記第1方向の一方向において前記第1本路よりも延びた延長部分を有し、
前記第1タンク及び前記第1本路に連通する第1連通路と、
前記第2タンク及び前記第2本路の前記延長部分に連通し、且つ、前記第1本路よりも前記第1方向の一方向において前記第2本路から前記第3方向に延びる第2連通路と、
を備えている、
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記第1共通路は、前記第1ノズルに前記第1液体を供給する第1供給共通路、及び、前記第1ノズルから吐出されなかった前記第1液体を回収する第1回収共通路を有し、
前記第2共通路は、前記第2ノズルに前記第2液体を供給する第2供給共通路、及び、前記第2ノズルから吐出されなかった前記第2液体を回収する第2回収共通路を有し、
前記第1回収共通路の前記第1本路及び前記第2回収共通路の前記第2本路が前記第3方向において互いに重なり、
前記第2方向において、前記第1回収共通路の前記第1本路及び前記第2回収共通路の前記第2本路が、前記第1供給共通路の前記第1本路と前記第2供給共通路の前記第2本路との間に配置されている、
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記第1支路及び前記第2支路が形成された支路部材と、
前記第3方向において前記支路部材上に積層された中間部材と、
前記第3方向において前記中間部材上に積層され、且つ、前記第1本路及び前記第2本路が形成された本路部材と、
前記第1支路と前記第1本路とが接続された第1接続路と、
前記第2支路と前記第2本路とが接続された第2接続路と、
を備え、
前記第3方向において前記第1本路が前記第1支路上に重なり、
前記第3方向において前記第2本路が前記第2支路上に重なっている、
請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記中間部材に設けられ、且つ、前記第1共通路のうちの前記第1支路及び前記第2共通路のうちの前記第2支路を被覆するダンパを備えている、
請求項8に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記第1接続路及び前記第2接続路のそれぞれは、前記中間部材を貫通する貫通孔により形成されている、
請求項8に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の液体吐出装置として、例えば、特許文献1の液体を吐出する装置が知られている。この装置の液体吐出ヘッドは、複数のノズル、及び、ノズルに連通する液体流路を備えている。液体流路は、複数の圧力室と、圧力室に連通する複数の共通供給流路支流及び複数の共通回収流路支流と、複数の共通供給流路支流に連通する共通供給流路本流と、複数の共通回収流路支流に連通する共通回収流路本流と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-155683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記液体吐出ヘッドでは、液体が共通供給流路本流、共通供給流路支流及び圧力室を流れてノズルに供給される。その液体の一部はノズルから吐出され、また、吐出されずに残った液体は、共通回収流路支流及び共通回収流路本流を流れて回収される。このように、液体が供給及び回収により循環する液体吐出ヘッドは、液体をノズルに供給する流路に加えて、ノズルから吐出されなかった液体を回収する流路が設けられる。このような液体吐出ヘッドから2種類の液体を吐出する場合、液体の種類と同数の液体流路を液体吐出ヘッドにおいて並べると、その並び方向において液体吐出ヘッドが大型化するという課題がある。
【0005】
本発明はこのような事態に鑑み、液体流路が並ぶ方向におけるヘッドの大型化を抑制しつつ、1つのヘッドから2種類の液体を吐出することができる液体吐出装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る液体吐出装置は、第1液体を吐出する複数の第1ノズルと、複数の前記第1ノズルにそれぞれ連通する複数の第1圧力室と、複数の前記第1圧力室にそれぞれ連通する複数の第1支路、及び、複数の前記第1支路に連通する第1本路を有する第1共通路と、複数の前記第1ノズルが列を成して並ぶ第1方向に対して交差する第2方向において、前記第1ノズルよりも一方に配置され、且つ、前記第1液体とは異なる第2液体を吐出する複数の第2ノズルと、複数の前記第2ノズルにそれぞれ連通する複数の第2圧力室と、複数の前記第2圧力室にそれぞれ連通する複数の第2支路、及び、複数の前記第2支路に連通する第2本路を有する第2共通路と、を備え、前記第2方向において前記第1ノズルと前記第2ノズルとの間に前記第1本路及び前記第2本路が配置され、前記第1方向及び前記第2方向に対して交差する第3方向において、前記第1本路及び前記第2本路のそれぞれは、前記第1共通路及び前記第2共通路の少なくとも一部に重なる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、第1共通路の第1本路及び第2共通路の第2本路のそれぞれは、第1共通路及び第2共通路の少なくとも一部に重なる。また、第1共通路の第1支路に連通する第1ノズルから第1液体が吐出され、第2共通路の第2支路に連通する第2ノズルから第2液体が吐出される。これにより、第1共通路及び第2共通路が並ぶ並び方向におけるヘッドの大型化を抑制しつつ、1つのヘッドから2種類の液体を吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る液体吐出装置を上から見た概略図である。
ヘッド及びタンクを示す図である。
第1個別路及び第2個別路が形成された個別板の一部を上から見た図である。
第1共通路が形成された第1共通板及び第2共通路が形成された第2共通板を上から見た図である。
図4の第2共通路が形成された第2共通板を上から見た図である。
ダンパ板を上から見た図である。
図7Aは、図6のVIIA-VIIAに沿って切断された共通板及びダンパ板の断面図である。図7Bは、図6のVIIB-VIIBに沿って切断された共通板及びダンパ板の断面図である。図7Cは、図6のVIIC-VIICに沿って切断された共通板及びダンパ板の断面図である。
図8Aは、変形例1に係る液体吐出装置における第1回収口にて切断された共通板及びダンパ板の断面図である。図8Bは、図8Aの第1供給支路及び第2供給支路に沿って切断された共通板及びダンパ板の断面図である。図8Cは、図8Aの第2回収口にて切断された共通板及びダンパ板の断面図である。
変形例2に係る液体吐出装置における第1共通路が形成された第1共通板及び第2共通路が形成された第2共通板を上から見た図である。
図9の第2共通路が形成された第2共通板を上から見た図である。
図11Aは、図9の第2回収口にて切断された共通板及びダンパ板の断面図である。図11Bは、変形例1の第2回収本路に延長部分を設けた場合に、第2回収口にて切断された共通板及びダンパ板の断面図である。
実施の形態2に係る液体吐出装置の共通板の支路部材を上から見た図である。
図12の共通板の本路部材24d4を上から見た図である。
図12のダンパ板を上から見た図である。
図15Aは、図13のXVA-XVAに沿って切断された共通板及びダンパ板の断面図である。図15Bは、図13のXVB-XVBに沿って切断された共通板及びダンパ板の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施の形態1>
<液体吐出装置>
本開示の実施の形態1に係る液体吐出装置10は、図1に示すように、液体を吐出する装置であって、例えば、インクジェットプリンタ等の印刷装置である。以下では、液体吐出装置10として、シリアルヘッド方式のインクジェットプリンタを用いた場合について説明するが、液体吐出装置10はこれに限定されず、例えば、ラインヘッド方式のインクジェットプリンタ等が液体吐出装置10として用いられてもよい。
【0010】
さらに、液体吐出装置10は、液体を吐出する1つ以上の液体吐出ヘッド(以下、ヘッドと称する)20を備えている。ヘッド20は、第1液体を吐出する複数の第1ノズル21a、及び、第2液体を吐出する複数の第2ノズル22aを有している。第2液体は、第1液体とは異なる種類の液体である。このため、ヘッド20は、互いに異なる第1液体及び第2液体を吐出する。なお、ヘッド20については、後述する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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