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公開番号
2025117893
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012866
出願日
2024-01-31
発明の名称
モータ試験方法およびモータ試験装置
出願人
Astemo株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
H02P
21/16 20160101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】
モータのパラメータの同定精度を向上できるモータ試験方法および試験装置を提供する。
【解決手段】
モータに電流指令値に一致する電流を流して、モータに与えられる電圧を計測し、電圧の計測値に基づいて、モータの磁束またはインダクタンスを同定するモータ試験方法において、複数の速度指令値を含むモータの速度条件のもとで(S1,S5)、モータに電流指令値に一致する電流を流して(S2,S6)、複数の速度指令値の各々に対して、モータに与えられる電圧を計測し(S3,S7)、電圧の複数の計測値に基づいて、モータの磁束またはインダクタンスを同定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータに電流指令値に一致する電流を流して、前記モータに与えられる電圧を計測し、前記電圧の計測値に基づいて、前記モータの磁束またはインダクタンスを同定するモータ試験方法において、
複数の速度指令値を含む前記モータの速度条件のもとで、前記モータに前記電流指令値に一致する前記電流を流して、前記複数の速度指令値の各々に対して、前記モータに与えられる前記電圧を計測し、前記電圧の複数の計測値に基づいて、前記モータの前記磁束または前記インダクタンスを同定することを特徴とするモータ試験方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ試験方法において、
前記複数の計測値に基づいて、前記モータの速度に対する前記モータに与えられる前記電圧の変化率を演算することを特徴とするモータ試験方法。
【請求項3】
請求項1に記載のモータ試験方法において、
前記速度条件が、互いに異なる第1速度指令値および第2速度指令値を含み、
前記速度条件を前記第1速度指令値として、前記モータに前記電流指令値に一致する前記電流を流し、前記モータに与えられる第1電圧を計測する第1処理と、
前記速度条件を前記第2速度指令値として、前記モータに前記電流指令値に一致する前記電流を流し、前記モータに与えられる第2電圧を計測する第2処理と、
を含むことを特徴とするモータ試験方法。
【請求項4】
請求項3に記載のモータ試験方法において
さらに、前記第1速度指令値と前記第2速度指令値との差分、もしくは前記第1電圧を計測する時の前記モータの第1速度と前記第2電圧を計測する時の前記モータの第2速度との差分と、前記第1電圧と前記第2電圧との差分と、に基づいて、前記磁束または前記インダクタンスを演算する第3処理を含むことを特徴とするモータ試験方法。
【請求項5】
請求項3に記載のモータ試験方法において
さらに、前記第1速度指令値と前記第2速度指令値との差分、もしくは前記第1電圧を計測する時の前記モータの第1速度と前記第2電圧を計測する時の前記モータの第2速度との差分と、前記第1電圧と前記第2電圧との差分と、に基づいて、前記モータの速度に対する前記モータに与えられる前記電圧の変化率を演算する第3処理を含むことを特徴とするモータ試験方法。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載のモータ試験方法において
前記第1処理および前記第2処理において、前記モータは同一の応答を有する速度制御手段によって制御することを特徴とするモータ試験方法。
【請求項7】
請求項3記載の試験方法において
前記第1処理および前記第2処理において、前記モータに前記電流指令値に一致する前記電流を流すための制御の制御応答は同一とすることを特徴とするモータ試験方法。
【請求項8】
請求項1に記載のモータ試験方法において、
前記電圧の前記複数の計測値に基づいて、回帰分析により、前記モータの速度と、前記モータに与えられる前記電圧との相関関係を解析し、前記相関関係に基づいて前記モータの前記磁束または前記インダクタンスを同定することを特徴とするモータ試験方法。
【請求項9】
請求項8に記載のモータ試験方法において、
前記相関関係が一次関数で表され、前記一次関数の傾きに基づいて、前記モータの前記速度に対する前記モータに与えられる前記電圧の変化率を演算することを特徴とするモータの試験方法。
【請求項10】
モータと接続されるインバータと、前記モータを制御するモータ制御装置と、前記モータを回転させる負荷モータと、前記負荷モータを制御する負荷モータ制御装置と、前記モータのパラメータ同定を実行する計測制御装置と、を備えるモータ試験装置において、
前記負荷モータ制御装置は、速度条件に含まれる複数の速度指令値と前記負荷モータの速度が一致するよう前記負荷モータを制御し、
前記モータ制御装置は、前記モータに流れる電流が電流指令値と一致するように前記インバータを制御し、
前記計測制御装置は、前記複数の速度指令値の各々に対して、前記電流指令値を設定して、前記インバータから前記モータに与えられる電圧を計測し、前記電圧の複数の計測値に基づいて、前記モータの磁束またはインダクタンスを同定することを特徴とするモータ試験装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータのパラメータを同定するモータ試験方法およびモータ試験装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
モータ駆動システムでは、トルクを指令値通りに制御するため、インダクタンスや磁束といったモータのパラメータを用いて制御器を構成している。インダクタンスや磁束はモータの磁気飽和の影響で変化するので、電流に応じた変化を含めてこれらのパラメータを同定する必要がある。
【0003】
モータのパラメータを同定する従来技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。この従来技術においては、固定子電圧、固定子電流、回転子の電気速度に基づいて磁束を演算し、さらに磁束の演算値を用いてインダクタンスを同定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020―184868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術においては、磁束の演算において、巻線抵抗値を用いて演算しており、抵抗値の個体バラツキや温度変化によって、磁束の値に誤差が生じる。
【0006】
そこで、本発明は、モータのパラメータの同定精度を向上できるモータ試験方法および試験装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明によるモータ試験方法は、モータに電流指令値に一致する電流を流して、モータに与えられる電圧を計測し、電圧の計測値に基づいて、モータの磁束またはインダクタンスを同定する方法であって、複数の速度指令値を含むモータの速度条件のもとで、モータに電流指令値に一致する電流を流して、複数の速度指令値の各々に対して、モータに与えられる電圧を計測し、電圧の複数の計測値に基づいて、モータの磁束またはインダクタンスを同定する。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明によるモータ試験装置は、モータと接続されるインバータと、モータを制御するモータ制御装置と、モータを回転させる負荷モータと、負荷モータを制御する負荷モータ制御装置と、モータのパラメータ同定を実行する計測制御装置と、を備えるものであって、負荷モータ制御装置は、速度条件に含まれる複数の速度指令値と負荷モータの速度が一致するように負荷モータを制御し、モータ制御装置は、モータに流れる電流が電流指令値と一致するようにインバータを制御し、計測制御装置は、複数の速度指令値の各々に対して、電流指令値を設定して、インバータからモータに与えられる電圧を計測し、電圧の複数の計測値に基づいて、モータの磁束またはインダクタンスを同定する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、巻線抵抗値の影響が低減され、モータのパラメータの同定精度が向上する。
【0010】
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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