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公開番号2025117144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011848
出願日2024-01-30
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/6551 20140101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】冷却器において生じた結露水が滴下されて電極端子に付着するのを抑制することが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、蓄電セル11、および、蓄電セル11に配置される電極端子12を含む蓄電モジュール10と、蓄電セル11を冷却する冷却器30とを備える。電極端子12は、蓄電セル11のうち、Z方向(鉛直方向)と交差するY方向(第1方向)の端面(11a、11b)に配置されている。冷却器30は、蓄電モジュール10の上方に配置される上方部分31(第1部分)を含む。また、冷却器30は、Y方向において、電極端子12よりも蓄電セル11から離間する方向に、上方部分31から突出する突出部分32(第2部分)を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電セルと、前記蓄電セルに配置される電極端子とを含む蓄電モジュールと、
前記蓄電セルを冷却する冷却器と、を備え、
前記電極端子は、前記蓄電セルのうち、鉛直方向と交差する第1方向の端面に配置されており、
前記冷却器は、
前記蓄電モジュールの上方に配置される第1部分と、
前記第1方向において、前記電極端子よりも前記蓄電セルから離間する離間方向に、前記第1部分から突出する第2部分と、を含む、蓄電装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記冷却器は、下方延伸部分を含み、
前記下方延伸部分は、前記第2部分から下方に延びている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記下方延伸部分は、前記離間方向から視て、前記電極端子と重なる、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記下方延伸部分は、前記電極端子の下方端よりも下方に位置する、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記下方延伸部分と前記電極端子との間に充填され、前記下方延伸部分および前記電極端子の各々と接触する熱伝導材をさらに備える、請求項2~4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記下方延伸部分は、冷媒が流通する冷媒流路を含む、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記熱伝導材は、前記蓄電セルの前記端面と前記下方延伸部分との間で、かつ、前記電極端子の上方の領域に充填されている、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記蓄電モジュールは、第1蓄電セルと、第2蓄電セルとを含み、
前記第1蓄電セルと前記第2蓄電セルとは、前記第1方向および前記鉛直方向の各々と交差する第2方向に配列されており、
前記第1蓄電セルと前記第2蓄電セルとの間には、隙間が設けられており、
前記隙間と前記下方延伸部分との間には、前記熱伝導材が配置されない空隙部が形成されている、請求項7に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特表2023-529400号公報(特許文献1)には、複数の単電池と、トレイと、均温板と、冷却管路とを備える電池パックが開示されている。複数の単電池は、トレイの収容空間に収容されている。均温板は、トレイの収容空間の上部開口部をカバーしている。冷却管路は、均温板の外表面(収容空間とは反対側の表面)に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2023-529400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には明記されていないが、単電池に電極端子が配置される場合がある。ここで、均温板(冷却器)が単電池の上方に位置するため、均温板に付着した結露水が下方に滴下された場合に、電極端子に結露水が付着する恐れがある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷却器において生じた結露水が滴下されて電極端子に付着するのを抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電装置は、蓄電セルと、蓄電セルに配置される電極端子とを含む蓄電モジュールと、蓄電セルを冷却する冷却器と、を備える。電極端子は、蓄電セルのうち、鉛直方向と交差する第1方向の端面に配置されている。冷却器は、蓄電モジュールの上方に配置される第1部分と、第1方向において、電極端子よりも蓄電セルから離間する離間方向に、第1部分から突出する第2部分と、を含む。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電装置では、上記のように、第2部分が、第1方向において、電極端子よりも蓄電セルから離間する離間方向に、第1部分から突出している。これにより、第1方向における第2部分の端部が、電極端子から離間方向に離れる位置に配置される。これにより、第1方向における第2部分の端部から結露水が下方に滴下されても、電極端子に結露水が付着するのを抑制することができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、冷却器は、下方延伸部分を含む。下方延伸部分は、第2部分から下方に延びている。このように構成すれば、第1方向における第2部分の端部から滴下された結露水が電極端子に付着するのを、下方延伸部分によって抑制することができる。
【0009】
この場合、好ましくは、下方延伸部分は、上記離間方向から視て、電極端子と重なる。このように構成すれば、下方延伸部分と電極端子とが重なっていない場合に比べて、第2部分から滴下された結露水が電極端子に付着するのを、下方延伸部分によってより確実に抑制することができる。
【0010】
上記下方延伸部分が電極端子と重なる蓄電装置において、好ましくは、下方延伸部分は、電極端子の下方端よりも下方に位置する。このように構成すれば、下方延伸部分が電極端子の下方端よりも下方に位置していない場合に比べて、第2部分から滴下された結露水が電極端子に付着するのを、下方延伸部分によってより一層確実に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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