TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025117089
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011770
出願日
2024-01-30
発明の名称
排ガス脱硫剤
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類
B01J
20/20 20060101AFI20250804BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】その製造においてCOやCO
2
の発生がなく、脱硫設備に用いる充填剤として十分な吸着性能を有する脱硫剤を提供する。
【解決手段】本発明の排ガス脱硫剤は、吸着塔4と再生塔5とを備える脱硫用排ガス処理設備において、吸着塔内に充填される脱硫剤であって、脱硫剤が、ガス賦活炭および製鉄用コークスを含む非ガス賦活炭から構成され、脱硫剤を構成する非ガス賦活炭のガス賦活炭に対する割合が10%~90%である。好ましくは、非ガス賦活炭の比表面積が15m
2
/g以上であること、非ガス賦活炭および前記ガス賦活炭の粒径が、非ガス賦活炭の粒径D1(mm)/ガス賦活炭の粒径D2(mm)≦0.8の範囲を満たすこと、がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着塔と再生塔とを備える脱硫用排ガス処理設備において、前記吸着塔内に充填される脱硫剤であって、前記脱硫剤が、ガス賦活炭および製鉄用コークスを含む非ガス賦活炭から構成され、前記脱硫剤を構成する前記非ガス賦活炭の前記ガス賦活炭に対する割合が10%~90%であることを特徴とする排ガス脱硫剤。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記脱硫剤を構成する前記非ガス賦活炭の前記ガス賦活炭に対する割合が20%~80%であることを特徴とする請求項1に記載の排ガス脱硫剤。
【請求項3】
前記非ガス賦活炭の比表面積が15m
2
/g以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の排ガス脱硫剤。
【請求項4】
前記非ガス賦活炭および前記ガス賦活炭の粒径が式(1)の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の排ガス脱硫剤:
非ガス賦活炭の粒径D1(mm)/ガス賦活炭の粒径D2(mm)≦0.8
・・・式(1)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸着塔と再生塔とを備える排ガス処理設備において、吸着塔内に充填される排ガス脱硫剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
脱硫設備に充填される脱硫剤としては、一般的に吸着性の高いガス賦活処理を実施した活性炭などが用いられている。例えば、特許文献1に記載の技術では、ガス賦活処理によって吸着性能の高い活性炭(以後、ガス賦活炭と呼称する)を製造する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-213544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示された技術においては、ガス賦活処理は活性炭中に細孔形成させるために高温で水蒸気などのガスと炭素材料を反応させる必要があり、COやCO
2
を発生させるという課題があった。近年は、環境調和の観点から、様々な材料に対して製造時の省CO
2
のニーズが強く、脱硫設備に用いられる脱硫剤も例外ではない。一方で、ガス賦活処理を実施していない活性炭(以後、非ガス賦活炭と呼称する)は、脱硫設備に用いる充填剤として吸着性能に乏しいという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、その製造においてCOやCO
2
の発生がなく、脱硫設備に用いる充填剤として十分な吸着性能を有する脱硫剤を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の排ガス脱硫剤は、吸着塔と再生塔とを備える脱硫用排ガス処理設備において、前記吸着塔内に充填される脱硫剤であって、前記脱硫剤が、ガス賦活炭および製鉄用コークスを含む非ガス賦活炭から構成され、前記脱硫剤を構成する前記非ガス賦活炭の前記ガス賦活炭に対する割合が10%~90%であることを特徴とする。
【0007】
なお、前記のように構成される本発明に係る排ガス脱硫剤においては、
(1)前記脱硫剤を構成する前記非ガス賦活炭の前記ガス賦活炭に対する割合が20%~80%であること
(2)前記非ガス賦活炭の比表面積が15m
2
/g以上であること、
(3)前記非ガス賦活炭および前記ガス賦活炭の粒径が式(1)の範囲であること:
非ガス賦活炭の粒径D1(mm)/ガス賦活炭の粒径D2(mm)≦0.8
・・・式(1)、
がより好ましい解決手段となるものと考えられる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の排ガス脱硫剤によれば、脱硫設備の充填剤として用いられる従来のガス賦活炭の一部を省CO
2
性に優れた非ガス賦活炭に代替するので、従来に比べて脱硫剤製造時の省CO
2
性が向上する。また、必要最低限のガス賦活炭を使用するので、排ガスを脱硫し、脱硫設備の煙突からの二酸化硫黄発生量を低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
焼結機の排ガス処理設備の一実施形態を説明するための図である。
ガス賦活炭としての活性コークスと非ガス賦活炭の一部を構成する製鉄用コークスとの外観と種々の物性を示す図である。
実際に用いた製鉄用コークスと活性コークスとの平均径と粒度分布との関係を示すグラフである。
実施例の一例を示す吸着塔前後でのSOx濃度(ppm)の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
海水淡水化装置
4日前
個人
二酸化炭素吸着分離装置
20日前
株式会社日本触媒
二酸化炭素吸着剤
18日前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離回収液
4日前
株式会社近畿理研
吸引・収集装置
1か月前
日本バイリーン株式会社
円筒型フィルター
1か月前
株式会社石垣
フィルタープレスの運転方法
26日前
トヨタ自動車株式会社
ガスミキサー
21日前
白元アース株式会社
除湿容器
20日前
株式会社石垣
スクリュープレスの制御方法
13日前
株式会社石垣
スクリュープレスの制御方法
13日前
株式会社No.
微細気泡発生器
8日前
株式会社Tornada
気泡発生装置
1か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
4日前
栗田工業株式会社
溶液の濃縮方法
18日前
個人
循環槽用フィルタ及び浄化システム
1か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
18日前
株式会社フクハラ
オイルミスト捕集装置
13日前
株式会社クレハ
流体処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
混合ガスの均一化方法
1か月前
アクアインテック株式会社
攪拌槽
1か月前
株式会社カネカ
蒸留装置および蒸留方法
4日前
東レ株式会社
除害装置、除害方法及び半導体製造方法
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
11日前
株式会社放電精密加工研究所
混合溶融装置
1か月前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
8日前
本田技研工業株式会社
二酸化炭素回収装置
6日前
ヤマト科学株式会社
バブル水生成装置
4日前
進和テック株式会社
卓上式フード付き実験台
13日前
メドモンツ カンパニー リミテッド
空気浄化装置
18日前
DIC株式会社
二酸化炭素吸収材
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿装置
今日
日本特殊陶業株式会社
反応装置
14日前
日亜化学工業株式会社
流体処理装置
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿装置
今日
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿装置
今日
続きを見る
他の特許を見る