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公開番号2025115715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010314
出願日2024-01-26
発明の名称乗り物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/02 20060101AFI20250731BHJP(車両一般)
要約【課題】場面に応じて乗員の着座感を変化させることができる乗り物用シートを提供する。
【解決手段】乗り物用シートSは、乗員の背部を支持するシートバック1と、乗員の臀部を支持するシートクッション2と、を備える。シートバック1の骨格をなすシートフレーム4は、乗員を支持する着座面を有する内バックフレーム11と、内バックフレーム11を支持する外バックフレーム12と、を有する。内バックフレーム11の着座面は、乗員が着座するための第一着座面1aと、第一着座面1aの反対面であって、乗員が着座するための第二着座面と、を有する。内バックフレーム11は、外バックフレーム12に対して、第一着座面1aと、第一着座面1aとは表面の状態が異なる第二着座面とを切り替え可能に取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、を備える乗り物用シートであって、
前記シートバック及び前記シートクッションの少なくとも一方の骨格をなすシートフレームは、
前記乗員を支持する着座面を有する第一フレームと、
前記第一フレームを支持する第二フレームと、を有し、
前記第一フレームの前記着座面は、前記乗員が着座するための第一着座面と、前記第一着座面の反対面であって、前記乗員が着座するための第二着座面と、を有し、
前記第一フレームは、前記第二フレームに対して、前記第一着座面と、前記第一着座面とは表面の状態が異なる前記第二着座面とを切り替え可能に取り付けられることを特徴とする乗り物用シート。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第一フレームは、前記第二フレームの内側に配置される内フレームであって、
前記第二フレームは、前記第一着座面と前記第二着座面とを切り替え可能に前記内フレームを支持する外フレームであることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
【請求項3】
前記シートフレームは、前記内フレームを前記外フレームに対して回転可能に支持する切り替え部材を有し、
前記切り替え部材は、前記内フレームの延在方向における中央部に設けられ、シート幅方向に延びる回転軸を有し、前記回転軸によって、前記第一着座面と前記第二着座面とを切り替えることを特徴とする請求項2に記載の乗り物用シート。
【請求項4】
前記シートフレームは、前記シートバックの骨格をなすバックフレームであって、
前記内フレームは、
後方から前記乗員を支持する第一受圧部材と、
前記第一受圧部材と上下方向において異なる位置に設けられ、前記第一受圧部材と弾性力が異なり、後方から前記乗員を支持する第二受圧部材と、を有することを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
【請求項5】
前記シートフレームは、前記シートクッションの骨格をなすクッションフレームであって、
前記内フレームは、
下方から前記乗員を支持する第一受圧部材と、
前記第一受圧部材と前後方向において異なる位置に設けられ、前記第一受圧部材と弾性力が異なり、下方から前記乗員を支持する第二受圧部材と、を有することを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
【請求項6】
前記第一受圧部材及び前記第二受圧部材の一方は、シート幅方向に延びる波形状を有し、前記内フレームの内側に架け渡されて前記乗員を支持するバネ部材を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の乗り物用シート。
【請求項7】
前記第一受圧部材及び前記第二受圧部材の一方は、前記内フレームの内側に架け渡される弾性バネと、前記弾性バネに取り付けられ、前記乗員を支持する板状部材と、を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の乗り物用シート。
【請求項8】
前記第一着座面が前記乗員側に向いたときに、前記第一受圧部材は、前記第二受圧部材よりも下方に配置されて、前記乗員の腰部を後方から支持し、
前記第二着座面が前記乗員側に向いたときに、前記第二受圧部材は、前記第一受圧部材よりも下方に配置されて、前記乗員の前記腰部を後方から支持することを特徴とする請求項4に記載の乗り物用シート。
【請求項9】
前記第一着座面が前記乗員側に向いたときに、前記第二受圧部材は、前記第一受圧部材よりも後方に配置されて、前記乗員の前記臀部を下方から支持し、
前記第二着座面が前記乗員側に向いたときに、前記第一受圧部材は、前記第二受圧部材よりも後方に配置されて、前記乗員の前記臀部を下方から支持することを特徴とする請求項5に記載の乗り物用シート。
【請求項10】
前記切り替え部材は、前記外フレームに対する前記内フレームの回転をロックする回転ロック装置を有し、
前記回転ロック装置は、前記内フレームの前記延在方向と前記外フレームが延びる方向とが同じ方向になるときに、前記外フレームに対する前記内フレームの回転をロックすることを特徴とする請求項3に記載の乗り物用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物用シートに係り、特に、乗員の背部を支持するシートバックと、乗員の臀部を支持するシートクッションと、を備える乗り物用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗り物用シートにおいて、シートバックをシートクッションに対して前後方向へスライド移動させて、着座方向を前後で転換するものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の乗り物用シートでは、着座方向を前後で転換させて、さらにシートバックをシートクッションに対して反転させることで着座面を着座方向に合わせることが開示されている。
【0003】
また、特許文献2に記載の乗り物用シートでは、着座方向を前後で転換させて、さらにシートバックの着座面を有する内フレームを、外フレームに対して反転させることで着座面を着座方向に合わせることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭58-143731号公報
実開昭58-004426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1や特許文献2のような乗り物用シートでは、着座方向に合わせてシートバックの着座面を反転させるため、着座面の裏面が着座面として利用されることがなかった。したがって、乗り物用シートに着座する乗員の着座感を変化させることができなかった。
【0006】
本発明の目的は、場面に応じて乗員の着座感を変化させることができる乗り物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、乗員の背部を支持するシートバックと、前記乗員の臀部を支持するシートクッションと、を備える乗り物用シートであって、前記シートバック及び前記シートクッションの少なくとも一方の骨格をなすシートフレームは、前記乗員を支持する着座面を有する第一フレームと、前記第一フレームを支持する第二フレームと、を有し、前記第一フレームの前記着座面は、前記乗員が着座するための第一着座面と、前記第一着座面の反対面であって、前記乗員が着座するための第二着座面と、を有し、前記第一フレームは、前記第二フレームに対して、前記第一着座面と、前記第一着座面とは表面の状態が異なる前記第二着座面とを切り替え可能に取り付けられること、により解決される。
上記構成により、乗員が着座可能であって表面の状態が異なる第一着座面と第二着座面とを設け、着座面を反転させることで、乗員の着座感を変化させることができる。したがって、場面に応じて乗員の着座感を変化させることができる。
【0008】
このとき、前記第一フレームは、前記第二フレームの内側に配置される内フレームであって、前記第二フレームは、前記第一着座面と前記第二着座面とを切り替え可能に前記内フレームを支持する外フレームであるとよい。
上記構成により、外側に配置される外フレームで内フレームを支持するため、シートフレームの強度を向上させることができる。
【0009】
このとき、前記シートフレームは、前記内フレームを前記外フレームに対して回転可能に支持する切り替え部材を有し、前記切り替え部材は、前記内フレームの延在方向における中央部に設けられ、シート幅方向に延びる回転軸を有し、前記回転軸によって、前記第一着座面と前記第二着座面とを切り替えるとよい。
上記構成により、内フレームを外フレームに対して回転させることで、容易に第一着座面と第二着座面とを切り替えることができる。また、シート幅方向に延びる回転軸によって着座面を反転させることで、内フレームの厚みをコンパクトにすることができる。
【0010】
このとき、前記シートフレームは、前記シートバックの骨格をなすバックフレームであって、前記内フレームは、後方から前記乗員を支持する第一受圧部材と、前記第一受圧部材と上下方向において異なる位置に設けられ、前記第一受圧部材と弾性力が異なり、後方から前記乗員を支持する第二受圧部材と、を有するとよい。
上記構成により、上下方向において異なる弾性力の受圧部材が設けられるため、着座面を反転させたときに着座感を一層変化させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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