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公開番号
2025115229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009654
出願日
2024-01-25
発明の名称
コイル部品及びその製造方法
出願人
株式会社タムラ製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
37/00 20060101AFI20250730BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】生産性を向上させたコイル部品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、少なくとも2個のコイル6とコア5を含むコイル部品本体2と、コイル部品本体2を収容する箱型ケース3と、箱型ケース3内に充填される封止樹脂4とを備えている。コア5は、複数本の平行な脚部52と、脚部52を繋ぐヨーク部53とを継ぎ目無く一繋ぎに有する櫛状ブロック51を有する。2個のコイル6はボビン7に巻き付けられ、互いのボビン7を当接させながら、隣り合って延びる2本の脚部52に分かれて装着される。箱型ケース3は、一方の側壁32とコイル部品本体2との間の隙間9aをGa、2個のコイル6間の隙間9bをGb、他方の側壁32とコイル部品本体2との間の隙間9cをGcとすると、Ga>Gb/2、且つGc>Gb/2であるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも2個のコイルと、
前記コイルに一対一で対応して、対応の前記コイルが巻き付けられる各ボビンと、
複数の分割コアを有し、当該分割コアを環状に連結して成るコアと、
前記コイル及び前記コアを含むコイル部品本体と、
前記コイル部品本体を収容する箱型ケースと、
前記箱型ケース内に充填される封止樹脂と、
備え、
少なくとも1個の前記分割コアは、複数本の平行な脚部と、前記脚部を繋ぐヨーク部とを継ぎ目無く一繋ぎに有し、
前記2個のコイルは、隣り合って延びる2本の前記脚部に分かれて装着され、互いの前記ボビンを当接させ、
前記箱型ケースは、前記脚部と平行に拡がる2枚の側壁を有し、
一方の前記側壁と前記コイル部品本体との間の隙間をGa、前記2個のコイル間の隙間をGb、他方の前記側壁と前記コイル部品本体との間の隙間をGcとすると、Ga>Gb/2、且つGc>Gb/2であること、
を特徴とするコイル部品。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記ボビンは、前記コイルが巻き付けられる巻軸と、前記巻軸の両端に張り出す鍔部とを有し、互いの前記鍔部で隣の前記ボビンと当接していること、
を特徴とする請求項1記載のコイル部品。
【請求項3】
前記コイルと前記コアは、前記コアの環状の周に沿ったテープで固定されていること、
を特徴とする請求項1記載のコイル部品。
【請求項4】
箱型ケース内にコイル部品本体が収容されたコイル部品の製造方法であって、
前記コイル部品本体は、
少なくとも2個のコイルと、
前記コイルに一対一で対応して、対応の前記コイルが巻き付けられる各ボビンと、
複数の分割コアを有し、当該分割コアを環状に連結して成るコアと、
を備え、
少なくとも1個の前記分割コアは、複数本の平行な脚部と、前記脚部を繋ぐヨーク部とを継ぎ目無く一繋ぎに有し、
前記2個のコイルは、隣り合って延びる2本の前記脚部に分かれて装着され、互いの前記ボビンを当接させ、
前記箱型ケースの2枚の側壁と前記脚部とが平行になるように、前記コイル部品本体を前記箱型ケース内に収容し、
前記箱型ケースは、一方の前記側壁と前記コイル部品本体との間の隙間をGa、前記2個のコイル間の隙間をGb、他方の前記側壁と前記コイル部品本体との間の隙間をGcとすると、Ga>Gb/2、且つGc>Gb/2であり、
前記封止樹脂は、前記コイル部品本体を前記箱型ケース内に収容してから充填し、又は前記コイル部品本体は、前記箱型ケース内に前記封止樹脂を充填した後に当該封止樹脂に沈めること、
を特徴とするコイル部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コイルは、通電により巻数に従って磁束を発生させる。そのため、コイルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品として用いられ、例えばチョークコイル又はリアクトルとして用いられる。
【0003】
このコイル部品は、コア及びコイルを備えるコイル部品本体と、箱型ケースと、封止樹脂とを備えている。一端有底及び他端開口で、底面が四方の側壁で囲まれた箱型ケースには、コイル部品本体が収容される。コイル部品本体は、箱型ケースに充填された封止樹脂によって埋設される。封止樹脂によって、コイル部品本体は外部環境から電気的、化学的及び機械的に保護されている。そのため、コイル部品本体は、短絡、腐食、及び破損が抑制され、また振動が抑制され、放熱性にも優れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-131567号公報
特開2017-055096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コイル部品本体を封止樹脂に埋設するために2種類の方法が考えられる。第1の方法は、コイル部品本体を箱型ケースに収容してから、封止樹脂を箱型ケースとコイル部品本体との隙間に流し込んで、封止樹脂を固化させる。第2の方法は、箱型ケースに封止樹脂を流し込んでから、コイル部品本体を封止樹脂に沈め、封止樹脂を固化させる。
【0006】
何れの方法においても、封止樹脂の粘度が高いために、封止樹脂がコイル部品本体の各部やコイル部品本体と箱型ケースとの間の隙間に回り込むには時間がかかる。そのため、封止樹脂の流し込み速度が速すぎたり、コイル部品本体の沈降速度が速すぎると、封止樹脂が箱型ケースから漏れ出してしまう虞がある。即ち、コイル部品本体を封止樹脂に埋設する時間は長くなり易く、コイル部品の生産工程において生産効率を低下させる一因となる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、コイル部品本体を封止樹脂に埋設する時間を短縮でき、生産性を向上させたコイル部品及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係るコイル部品は、少なくとも2個のコイルと、前記コイルに一対一で対応して、対応の前記コイルが巻き付けられる各ボビンと、複数の分割コアを有し、当該分割コアを環状に連結して成るコアと、前記コイル及び前記コアを含むコイル部品本体と、前記コイル部品本体を収容する箱型ケースと、前記箱型ケース内に充填される封止樹脂と、備え、少なくとも1個の前記分割コアは、複数本の平行な脚部と、前記脚部を繋ぐヨーク部とを継ぎ目無く一繋ぎに有し、前記2個のコイルは、隣り合って延びる2本の前記脚部に分かれて装着され、互いの前記ボビンを当接させ、前記箱型ケースは、前記脚部と平行に拡がる2枚の側壁を有し、一方の前記側壁と前記コイル部品本体との間の隙間をGa、前記2個のコイル間の隙間をGb、他方の前記側壁と前記コイル部品本体との間の隙間をGcとすると、Ga>Gb/2、且つGc>Gb/2である。
【0009】
前記ボビンは、前記コイルが巻き付けられる巻軸と、前記巻軸の両端に張り出す鍔部とを有し、互いの前記鍔部で隣の前記ボビンと当接しているようにしてもよい。
【0010】
前記コイルと前記コアは、前記コアの環状の周に沿ったテープで固定されているようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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