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公開番号2025114442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024115425
出願日2024-07-19
発明の名称エントリーブック作成システム及びその方法
出願人株式会社55
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250729BHJP(計算;計数)
要約【課題】動物ショーへのエントリーを考慮中の者がエントリーブックに掲載されたエントリー済みの動物の属性などを見てエントリーを躊躇してしまうおそれがないエントリーブックの作成システムを提供し、ひいてはエントリーする動物の数を減少させないようにして動物ショーの活性化を阻害しないようにする。
【解決手段】動物ショーへの出陳を希望するユーザーの出陳希望情報を登録する手段を有するとともに、当該出陳希望情報の登録を締め切ったか判断する手段を有し、登録が締め切られたとの判断結果である場合に、出陳希望情報に基づく情報を少なくともその動物ショーへの出陳希望情報を登録したユーザーに閲覧可能に出力する手段を有するエントリーブック作成システム及びその方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザーを識別するユーザー識別情報を保持するユーザー識別情報保持部と、
動物を識別する動物識別情報を保持する動物識別情報保持部と、
動物識別情報と、動物識別情報で識別される動物の想定される動物ショーへの出陳のために必要な属性情報である出陳属性情報と、を関連付けて保持する出陳属性情報保持部と、
ユーザー識別情報と、そのユーザーが管理する動物を識別する動物識別情報とを関連付けた情報である管理関係情報を保持する管理関係情報保持部と、
管理関係情報を新規に作成し又は編集する管理関係情報編集部と、
動物を出陳するショーである動物ショーの情報である動物ショー情報を登録する動物ショー情報登録部と、
登録された動物ショー情報を、動物ショーを識別する動物ショー識別情報と関連付けて保持する動物ショー情報保持部と、
ユーザー識別情報と、そのユーザーが管理する動物であって特定の動物ショーに出陳させることを希望する動物の動物識別情報と、そのユーザーがこの動物識別情報で識別される動物を出陳することを希望する動物ショーを識別する動物ショー識別情報と、を関連付けた情報である出陳希望情報を登録する出陳希望情報登録部と、
動物ショーへの出陳希望情報の登録の締め切りを制御する登録締切制御部と、
関連付けて登録されたユーザー識別情報と、動物識別情報と、その動物識別情報で識別される出陳属性情報と、動物ショー識別情報と、からなる出陳関連情報を保持する出陳関連情報保持部と、
登録締切制御部が動物ショーへの出陳希望情報の登録を締め切ったか判断する締切判断部と、
締切判断部での判断結果が締め切られたとの判断結果である場合に、出陳希望情報登録部に登録された出陳希望情報に基づく情報を少なくともその動物ショーへの出陳希望情報を登録したユーザーに閲覧可能に出力する出陳希望情報出力部と、
を有するエントリーブック作成システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
出陳希望情報出力部は、閲覧受付手段と、閲覧受付手段に閲覧要求をした者がユーザー識別情報保持部で保持されているユーザー識別情報と関連付けられているか判断する受付判断手段と、
受け付け判断手段での判断結果が関連付けられているとの判断結果である場合に閲覧を可能とする閲覧可能化手段と、
を有する請求項1に記載のエントリーブック作成システム。
【請求項3】
本システムの管理者を識別する管理者識別情報を保持する管理者識別情報保持部と、
管理者としてのログインを受け付ける管理者ログイン受付部と、
管理者として受け付けたログインが保持されている管理者識別情報で識別される者のログインであるか判断する管理者判断部と、
管理者判断部での判断結果が管理者識別情報で識別される者のログインであると判断した場合に出陳希望情報に基づく情報の印刷物への印刷をするための処理である印刷向処理を可能とする印刷向処理可能化部と、
をさらに有する請求項1又は請求項2に記載のエントリーブック作成システム。
【請求項4】
出陳関連情報保持部に保持された出陳関連情報に含まれる出陳属性情報は、動物の種類、動物の外観、動物の年齢、動物の体重、動物の管理者名、動物の居住国、過去の動物ショーの出陳履歴、過去の動物ショーでの受賞履歴、の少なくとも一以上である請求項1又は請求項2に記載のエントリーブック作成システム。
【請求項5】
動物ショーへの出陳希望情報の登録の締め切りまでの残り時間である締切残時間を出力する締切残時間出力部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載のエントリーブック作成システム。
【請求項6】
ユーザーを識別するユーザー識別情報を保持するユーザー識別情報保持ステップと、
動物を識別する動物識別情報を保持するする動物識別情報保持ステップと、
動物識別情報と、動物識別情報で識別される動物の想定される動物ショーへの出陳のために必要な属性情報である出陳属性情報と、を関連付けて保持する出陳属性情報保持ステップと、
ユーザー識別情報と、そのユーザーが管理する動物を識別する動物識別情報とを関連付けた情報である管理関係情報を保持する管理関係情報保持ステップと、
管理関係情報を新規に作成し又は編集する管理関係情報編集ステップと、
動物を出陳するショーである動物ショーの情報である動物ショー情報を登録する動物ショー情報登録ステップと、
動物ショー情報登録ステップにて登録された動物ショー情報を、動物ショーを識別する動物ショー識別情報と関連付けて保持する動物ショー情報保持ステップと、
ユーザー識別情報と、そのユーザーが管理する動物であって特定の動物ショーに出陳させることを希望する動物の動物識別情報と、そのユーザーがこの動物識別情報で識別される動物を出陳することを希望する動物ショーを識別する動物ショー識別情報と、を関連付けた情報である出陳希望情報を登録する出陳希望情報登録ステップと、
動物ショーへの出陳希望情報の登録の締め切りを制御する登録締切制御ステップと、
関連付けて登録されたユーザー識別情報と、動物識別情報と、その動物識別情報で識別される出陳属性情報と、動物ショー識別情報とからなる出陳関連情報を保持する出陳関連情報保持ステップと、
登録締切制御ステップでの制御の結果動物ショーへの出陳希望情報の登録が締め切られたか判断する締切判断ステップと、
締切判断ステップでの判断結果が締め切られたとの判断結果である場合に、出陳希望情報登録ステップにて登録された出陳希望情報に基づく情報を少なくともその動物ショーへの出陳希望情報を登録したユーザーに閲覧可能に出力する出陳希望情報出力ステップと、
を計算機に実行させるエントリーブック作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動物ショーへの出陳に関する情報を掲載し、これを管理するためのエントリーブックの作成システム及びその方法に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
「動物ショー」は、本発明では、動物の品評会や動物の競技のように、エントリーを受け付けた動物間(通例は同種の動物間)で、外見、能力、性格などの優劣を競ってチャンピオンを決めるようなイベントを言う。品評会については、犬の品評会である「ドッグショー」が世界各国で盛んに行われている。日本においても、非特許文献1によれば、一般社団法人ジャパンケネルクラブおよび傘下のクラブが、合わせて1年間に300回以上全国各地でドッグショーを開催しており、また、個々のドッグショーごとに「出陳目録」といった名称のエントリーブックが作成・公開されている。このエントリーブックには、エントリーした犬の種類、性別、年齢や血統情報(父犬名、母犬名など)、出陳者氏名、さらにはハンドラー(調教師)の氏名などが掲載されるのが通例である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
ドッグショーについて(一般社団法人ジャパンケネルクラブ本部ホームページ所収、URL:http://www。jkc.or.jp/events/dogshow/about
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
動物ショーが活気に満ちたものとなるためには、当然ながら、多くの動物がエントリーすることにより多くの動物間で優劣を競うことが望ましい。エントリーブックへの掲載・公開を通じて、どのような動物がエントリーしているかを広くアピールすること自体は、動物ショーを盛り上げるうえで極めて重要なことである。しかしながら、エントリーの受付期間中(すなわち、エントリーの締切り前)に、すでにエントリーを済ませた出陳予定の動物の属性(例えば、品評会にエントリーした動物の血統や、競技にエントリーした動物の体格など)がエントリーブックに記載されて明らかになってしまうと、エントリーするかどうか考慮中の者が、既にエントリー済みの動物の属性を見て「勝ち目がない」などと思ってエントリーを躊躇してしまうことが考えられ、ひいてはエントリーする動物の数を減少させて動物ショーの活気を損なうことにもなりかねない。しかしながら、これまで、エントリーブックの閲覧可能時期に関し、エントリーを躊躇させて動物ショーの活気を失わせてしまうことがないようにするという配慮をしたものはなかった。
【0005】
ところで、大会等へのエントリー締切り前に、既にエントリー済みの者の氏名や属性を公表するということは、動物ショーに限らず、人が優劣を競う様々な大会等で少なからず見られることである。例えば、オリンピックのエントリーに関して、テニス、卓球、ゴルフなどの例が挙げられる。これらの競技では、ポイント制度やランキング制度が導入され、オリンピック開催前の一定時期までに獲得したポイントの多い者やランキング上位の者がまずエントリーし、これらの者の氏名がポイント、ランキングといった属性とともに公表される(当然、過去の賞歴などの属性も明らかになる)。しかし、当該一定時期までにポイント、ランキング上位の者がなく、エントリーした者がいなかった国についても、各国1名のエントリーが認められており、これらの国では、エントリー済み選手の氏名を知ったうえで、エントリーするかどうか、するとした場合に誰がエントリーするかを決めることが可能になっている。オリンピックの陸上や水泳などのように、参加標準記録が設けられている競技についてもこれと同様である。また、日本国内のプロゴルフ選手権では、選手(特に有力選手や人気選手)のエントリーがあった場合、エントリー締切り前でもそのことが公表されることが一般的である。これは主催者が大会の人気を盛り上げるために行っているとされる。このようなエントリー締切り前の公表により、他の選手がエントリー済みの選手の顔ぶれを見てからエントリーするかどうかを判断することも可能となっている。
【0006】
さらに、運動競技に関するものではないが、競り合って落札者1名を決める点で、優劣を競ってチャンピオンを決める動物ショーと類似する面があるオークションにおいても、入札への参加者が締め切られる前に、参加者の氏名が明らかにされることがある。すなわち、三大オークションと言われるサザビーズ、クリスティーズ、フィリップスのような大規模のオークションでは前夜祭が開かれることが多い。この前夜祭には、通例、主催者から招待を受けた者や事前に主催者から許可を得た者だけが参加できるが、参加できる者が入札にエントリーした者に限定されているわけではないとされている。この前夜祭には、入札にエントリーするかどうか考慮中の者を誘致する意味合いもあると言われ、入札へのエントリーを考慮中の者は、前夜祭に参加して、既にエントリーを済ませた参加者の顔触れなどを見てエントリーするかどうかを判断することが可能となる。
【0007】
これら人間どうしが競うイベントの場合、エントリー締切り前に、その時点でエントリー済みの者の氏名や属性(直近の競技記録や過去の成績など)を明らかにすることには、積極的な意義も認められる。例えば、オリンピックなどの運動競技では、「参加することに意義がある」とも言われるように、他のエントリー選手の顔ぶれに関係なくエントリーしたいと考える選手が多いことや、一流選手と一緒に競技する機会を得ることに名誉を感じる選手なども多いことが想定され、少なくともエントリー締切り前にエントリー済みの者の氏名や属性を明らかにすることでエントリーを躊躇させてしまうという弊害はあまり考えられない。運動競技以外でも、上述のオークションの前夜祭の例のように、エントリー締切り前にエントリー済みの者の氏名や属性(例えば、過去の落札履歴)が明らかになるとしてもそのことをもってエントリーを躊躇させる契機になるとは捉えられていない。このように、人間どうしが競うイベントについては、総じて、これまでエントリー締切り前におけるエントリー済みの者の氏名や属性を明らかにすることでエントリーを考慮中の者にエントリーを躊躇させて当該イベントの活性化を阻害するという課題認識は持たれておらず、また、今後このような課題認識が必要になるような状況も、少なくとも当面は考えにくいとも言える。
【0008】
動物ショーにおいても、現状における認識(すなわち、エントリー締切り前におけるエントリー済みの者の氏名や属性を明らかにすることでエントリーを考慮中の者にエントリーを躊躇させて当該イベントの活性化を阻害するという課題認識が持たれていないということ)は、基本的に人間どうしが競う場面と同様であると言えよう。しかし、人間どうしが競うイベントの場合と異なり、動物ショーにおいては、今後は、エントリー締切り前におけるエントリー済みの者の氏名や属性を明らかにすることの上述の弊害が認識されるべきであり、その一環として、エントリーブックの内容をエントリー締切り前に閲覧可能にしないことで当該動物ショーの活性化を阻害しないようにすることが求められる。その理由は、以下の通りである。
【0009】
動物ショーのうち、品評会においては、予め審査基準が決まっており、その基準に最も近いものがチャンピオンになるのが通例である。特にドッグショーの場合は、犬種ごとに理想像を定めた「犬種標準」が定められ、この理想に最も近いものがチャンピオンとなる。当該犬種標準は、体つきや顔立ちなどに関する「タイプ」と呼ばれるポイントなどいくつかの評価ポイントごとに詳細に定められており、例えば、柴犬の犬種標準の「タイプ」の項では、「しっかりとした体つき、三角形の立ち耳、狐のような顔立ち」といった理想像が具体的に定められている。そうすると、自己の管理する犬を出陳させようというような者であれば、自分の犬と他者が出陳した犬を比較してどちらが勝っているかを、かなりの程度正確に判断できると考えられる。このため、既にエントリー済みの他者の犬を見て、「勝ち目がない」と考えて、エントリーを躊躇する傾向は、人間どうしが競うもの以上に強いものとなりがちであると考えられる。特に、愛犬家と言われる人々は、自分の犬を溺愛し、自分の犬が一番であると確信している人が多いとも言われており、ドッグショーに出陳して他の犬より劣ると評価されることを嫌う傾向にあると思われる。そこで、エントリー前に「勝ち目がない」と考えた場合にエントリーを躊躇することは十分に考えられるところである。また、牛の品評会では、肉牛部門、種牛部門ごとに審査基準が詳細に定められている。例えば、肉牛部門については、肉量、肉質、脂肪の質といった評価ポイントごとに基準が定められ、例えばこのうちの肉量については、枝肉(牛の肉体全体から頭部、尾、四肢端、皮、内臓を取除いた部分)に含まれる筋肉の量が高いほど高く評価するとか、枝肉の骨の割合が少ないほど高く評価するといった基準が定められている。また、肉量は体組成計を用いて測定されるが、体重からも推計できると言われている。そうすると、牛の出陳を考えているような者であれば、エントリー締切り前にエントリー済みの牛の体格などを見れば、自己の牛との優劣をかなりの程度正確に判断できると考えられる。肉牛は、品評会での評価がその後の市場価格に大きく影響すると言われており、品評会で高い評価を得た牛は高く売れるとも言われている。反面、品評会で低い評価しか得られなかった牛は市場価値を下げてしまうとも言われている。このような事情を考えると、エントリー締切り前にエントリー済みの他人の牛を見て「勝ち目がない」と考えてエントリーを躊躇してしまうことは十分に考えられる。
【0010】
さらに、動物ショーの中には、単に動物どうしの優劣を競うという意味合いだけではなく、種の保存という意味合いを持つものもある。例えば、ドッグショーにおいて、犬種ごとに審査基準として理想像が定められ、これに最も近いものがチャンピオンとして表彰されるのには、その犬種の保存を奨励するという環境保護上の観点に立った意義も認められる。このような環境保護上の観点からも、動物ショーの活性化を阻害しないようにすることについての課題認識を持つことが重要であり、この課題を解決する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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