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公開番号2025114431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024069813
出願日2024-04-23
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社PROPELa
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20250729BHJP(計算;計数)
要約【課題】地産地消型の農畜水産物のオンライン市場を構築し、生産者の収益を向上させるとともに、需要者にも新鮮な農畜水産物を提供し、ひいては地域にも貢献すること。
【解決手段】情報処理システムは、制御部を有する。制御部は、農畜水産物の複数の生産者から市場主催者の集荷所に出荷され当該集荷所から直接需要者に配送される農畜水産物商品について、前記複数の生産者の生産者端末から、出荷可能な複数の農畜水産物商品の商品情報を配送予定日の第1期間前までに受信し、前記受信した複数の農畜水産物商品の商品情報をまとめて前記需要者端末に送信し、前記需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する農畜水産物商品の注文を受け付け、前記配送予定日の第2期間前の日時が到来したときに、前記注文を締め切り、少なくとも前記複数の生産者の生産者端末のうち前記注文を受けた生産者の前記生産者端末へ前記注文された農畜水産物商品の発注情報を送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
農畜水産物の複数の生産者から市場主催者の集荷所に出荷され当該集荷所から直接需要者に配送される農畜水産物商品について、前記複数の生産者の生産者端末から、出荷可能な複数の農畜水産物商品の商品情報を配送予定日の第1期間前までに受信し、
前記受信した複数の農畜水産物商品の商品情報をまとめて前記需要者端末に送信し、前記需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する農畜水産物商品の注文を受け付け、
前記配送予定日の第2期間前の日時が到来したときに、前記注文を締め切り、少なくとも前記複数の生産者の生産者端末のうち前記注文を受けた生産者の前記生産者端末へ前記注文された農畜水産物商品の発注情報を送信する、制御部
を具備する情報処理システム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記発注情報は、前記注文を受け付けた農畜水産物商品の数量を示す数量情報を含み、
前記制御部は、前記数量情報として、同一の農畜水産物商品について複数の前記需要者端末から注文を受け付けた数量の合計数量を含ませる
情報処理システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、前記需要者の配送先情報を記憶し、前記発注情報に当該発注情報に対応する発注者情報を加えた注文情報を前記集荷所の集荷所端末へ送信する
情報処理システム。
【請求項4】
請求項1または2に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、
前記受信した複数の農畜水産物商品の商品情報をウェブページ上に掲載し、
前記複数の前記生産者端末からそれぞれ前記商品情報を受信し、当該受信のたびに前記ウェブページを更新し、前記第2期間前の日時が到来したときに、前記複数の生産者端末へ前記発注情報を送信する
情報処理システム。
【請求項5】
請求項1または2に記載の情報処理システムであって、
前記注文の締め切りは、前記配送予定日より前の所定日時が到来した時点であり、
前記制御部は、前記配送予定日の出荷分として前記発注情報を前記生産者端末へ送信する
情報処理システム。
【請求項6】
請求項1または2に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、
前記需要者端末を識別する需要者識別情報と、前記需要者が所属する組織を識別する組織識別情報とを紐付けて記憶し、
同一の前記組織識別情報に紐付けられた複数の前記需要者識別情報に対応する需要者端末から注文を受け付けた複数の農畜水産物商品毎の前記合計数量と前記組織識別情報に対応する組織の配送先情報を含む注文情報を前記集荷所の集荷所端末へ送信する
情報処理システム。
【請求項7】
請求項1または2に記載の情報処理システムであって、
前記商品情報は、前記農畜水産物商品に前記生産者が付した価格を示す情報を含み、
前記制御部は、前記農畜水産物商品ごとに価格の平均値に関する情報を記憶し、前記受信した商品情報中の前記価格と前記平均値との差が所定の閾値以上あると判断した場合に前記生産者端末へアラート情報を送信する
情報処理システム。
【請求項8】
農畜水産物の複数の生産者から市場主催者の集荷所に出荷され当該集荷所から直接需要者に配送される農畜水産物商品について、前記複数の生産者の生産者端末から、出荷可能な複数の農畜水産物商品の商品情報を配送予定日の第1期間前までに受信し、
前記受信した複数の農畜水産物商品の商品情報をまとめて前記需要者端末に送信し、前記需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する農畜水産物商品の注文を受け付け、
前記配送予定日の第2期間前の日時が到来したときに、前記注文を締め切り、少なくとも前記複数の生産者の生産者端末のうち前記注文を受けた生産者の前記生産者端末へ前記注文された農畜水産物商品の発注情報を送信する
情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置に、
農畜水産物の複数の生産者から市場主催者の集荷所に出荷され当該集荷所から直接需要者に配送される農畜水産物商品について、前記複数の生産者の生産者端末から、出荷可能な複数の農畜水産物商品の商品情報を配送予定日の第1期間前までに受信するステップと、
前記受信した複数の農畜水産物商品の商品情報をまとめて前記需要者端末に送信し、前記需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する農畜水産物商品の注文を受け付けるステップと、
前記配送予定日の第2期間前の日時が到来したときに、前記注文を締め切り、少なくとも前記複数の生産者の生産者端末のうち前記注文を受けた生産者の前記生産者端末へ前記注文された農畜水産物商品の発注情報を送信するステップと
を実行させるプログラム。
【請求項10】
複数の食品の生産者から市場主催者に出荷され当該市場主催者から直接需要者に配送される食品について、前記複数の生産者の生産者端末から、出荷可能な複数の食品の商品情報を配送予定日の第1期間前までに受信し、
前記受信した複数の食品の商品情報をまとめて前記需要者端末に送信し、前記需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する食品の注文を受け付け、
前記配送予定日の第2期間前の日時が到来したときに、前記注文を締め切り、少なくとも前記複数の生産者の生産者端末のうち前記注文を受けた生産者の前記生産者端末へ前記注文された食品の発注情報を送信する、制御部
を具備する情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農畜水産物のEC(Electronic Commerce)のための情報を処理可能な情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
現状の主な農産物の流通経路は、中央市場に広い地域から農産物を集約させて、全体量から個々の農産物の価格を決め、その後でそれぞれの地域に農産物が配送される。すなわち、それぞれの地域に農産物が到着するまでに複数回の輸送コスト(費用及び工数)がかかり、農産物の鮮度もその分落ちてしまっている。さらに、今後想定される配送業従事者の枯渇問題にも影響されることが予想され、農産物の流通の見直しが急務である。
【0003】
そこで、中央市場に農産物を集約しなくてよい手法として、農産物を生産する生産者と当該農産物を購買する需要者とを直接マッチングするシステムが普及してきている。
【0004】
例えば下記特許文献1には、生産される農作物の品種を示す品種情報と、農作物の品質に係る品質情報と、農作物の収穫量を示す収穫量情報と、農作物の希望販売価格情報とを含む複数の販売情報を取得し、購入する農作物の品目を示す品目情報と、農作物の特徴に係る特徴情報と、農作物の必要量を示す必要量情報と、農作物の希望購入価格情報とを含む購入申出情報を取得し、取得した前記複数の販売情報のうち、取得した前記購入申出情報に適合する一又は複数の前記販売情報を特定し、特定された一又は複数の前記販売情報を、前記購入申出情報の送信元へ閲覧可能に提供する電子商取引方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-56839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1のような従来のECシステムでは、需要者は全国の生産者から農産物を購入可能であり、依然として大きな輸送コスト(費用及び工数)が掛かることから、生産者の収益を大きく改善させるには至っていない。また上記システムでは、需要者はいつでも農産物を注文可能なため、生産者はいつ発注があるか分からない。農作物を事前に収穫をしてしまえば、鮮度が下がり販売ができなくなる可能性があり、発注があってからの収穫では需要者への発送に時間を要することになる。
【0007】
また、農産物(野菜や果物)のみならず、乳製品、肉、卵等の畜産物、魚介類等の水産物、それらを使った加工品、パンや弁当等の食品、生花等についても、農産物と同様の課題が存在する。
【0008】
以上のような事情に鑑み、本発明は、地産地消型の農畜水産物のオンライン市場を構築し、生産者の収益を向上させるとともに、需要者にも新鮮な農畜水産物を提供し、ひいては地域にも貢献することが可能な情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理システムは、制御部を有する。制御部は、農畜水産物の複数の生産者から市場主催者の集荷所に出荷され当該集荷所から直接需要者に配送される農畜水産物商品について、前記複数の生産者の生産者端末から、出荷可能な複数の農畜水産物商品の商品情報を配送予定日の第1期間前までに受信し、前記受信した複数の農畜水産物商品の商品情報をまとめて前記需要者端末に送信し、前記需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する農畜水産物商品の注文を受け付け、前記配送予定日の第2期間前の日時が到来したときに、前記注文を締め切り、少なくとも前記複数の生産者の生産者端末のうち前記注文を受けた生産者の前記生産者端末へ前記注文された農畜水産物商品の発注情報を送信する。
【0010】
この構成により情報処理システムは、市場主催者を基点として地域の生産者と需要者とを繋ぎ、地域の需要と供給をリアルタイムでマッチングすることで、地産地消型の農畜水産物のオンライン市場を構築し、生産者の収益を向上させることができる。また輸送コストが最小限に抑えられているため、生産者の利益が最大化でき、輸送時間が最小化できるため、需要者にも新鮮な農畜水産物を提供することができる。ひいては、地域の生産者及び需要者をマッチングすることで地域そのものにも貢献することができる。生産者は、通常通り集荷所の出荷に合わせて、需要者に農畜水産物を販売することができるため、生産者の出荷の手間が増えることがない。ここで市場主催者は例えば直売所、農業協同組合、生産者団体等であり得る。また需要者は例えば飲食店、食品加工所、給食センター等の実需者であってもよいし、一般消費者であってもよいし、企業、官公庁、学校等であってもよい。需要者は、集荷所から例えば半径20~30km程度等、集荷所から車両で農畜水産物を直接配送可能な距離範囲に存在しており、集荷所から都道府県や市区町村を跨いだ場所に存在していてもよい。また第1期間前は例えば前々日の所定日時、第2期間前は例えば前日の所定日時であるがこれに限られない。
(【0011】以降は省略されています)

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