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公開番号
2025113948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008373
出願日
2024-01-23
発明の名称
抗菌剤および医薬
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
31/53 20060101AFI20250728BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】新規な抗菌剤および医薬を提供する。
【解決手段】本抗菌剤は、pseudoiodinineまたはその塩を有効成分として含有し、エルシニア属(Yersinia)、ビブリオ属(Vibrio)、エスケリッチア属(Escherichia)、エロモナス属(Aeromonas)、エドワジエラ属(Edwardsiella)、バチルス属(Bacillus)、およびストレプトコッカス属(Streptococcus)からなる群より選ばれる少なくとも1種の細菌に対する抗菌活性を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
pseudoiodinineまたはその塩を有効成分として含有することを特徴とする抗菌剤。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
エルシニア属(Yersinia)、ビブリオ属(Vibrio)、エスケリッチア属(Escherichia)、エロモナス属(Aeromonas)、エドワジエラ属(Edwardsiella)、バチルス属(Bacillus)、およびストレプトコッカス属(Streptococcus)からなる群より選ばれる少なくとも1種の細菌に対する抗菌活性を有することを特徴とする請求項1記載の抗菌剤。
【請求項3】
エルシニア属(Yersinia)、ビブリオ属(Vibrio)、エロモナス属(Aeromonas)、エドワジエラ属(Edwardsiella)、およびストレプトコッカス属(Streptococcus)からなる群より選ばれる少なくとも1種の細菌に対する抗菌活性を有することを特徴とする請求項1記載の抗菌剤。
【請求項4】
前記細菌に対する最小発育阻止濃度が1mg/ml以下であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の抗菌剤。
【請求項5】
魚介類における病気の治療または予防のための水産用抗菌剤であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の抗菌剤。
【請求項6】
pseudoiodinineまたはその塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は抗菌剤および医薬に関し、特に魚介類における病気の治療または予防のための水産用抗菌剤などに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、細菌による感染症は我々の生活を脅かしている。これまでに多くの抗菌剤が開発されているが、耐性菌の出現は度々問題になっている。耐性菌としては、例えばメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)などが報告されている。このような耐性菌の問題から新しい抗菌剤は求められている。
【0003】
また、細菌はヒトに限らず、例えば、魚介類にも感染し感染症を引き起こす。例えば、魚介類の養殖では過密飼育の環境となりやすいことから、感染症が蔓延しやすく、養殖業において感染症対策は重要な課題となっている。従来、魚介類(特に魚類)の病気の対策としては、適用範囲の広さや使用の簡便さから抗菌剤の投与などが行われている。例えば、特許文献1には、抗菌剤であるオキシテトラサイクリンやドキシサイクリンを魚類に経口投与することが記載されている。しかし、この場合もやはり耐性菌の懸念などから新しい抗菌剤が求められている。
【0004】
ところで、シュードモナス属(Pseudomonas)の細菌は、フェナジン、キノリン、ピロール誘導体など、幅広いスペクトルの複素環抗生物質を産生することが知られている。例えば、非特許文献1には、Pseudomonas属の菌株として、赤色の色素であるpseudoiodinineを産生するP. fluorescens var. pseudoiodinumが報告されている。
【0005】
上記のpseudoiodinineの構造は、非特許文献2において、3-Methoxy-7-methyl-7H-pyrazolo[4,3-e][1,2,4]triazineと同定されている。これまでに、同様の細菌から産生されるpyrazolo[4,3-e]as-triazine誘導体については生理活性が検討されており、非常に弱い抗菌作用を有することが報告されている(非特許文献3)。しかしながら、pseudoiodinine自体の生理活性は実際のところ知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-172619号公報
【非特許文献】
【0007】
Zbl.Bakteriol.I Abt.Orig.,1970,215,p.461-465
Journal of the American Chemical Society,2006,128,17,p.5646-5647
FEMS Microbiology Letters,1997,153,p.357-361
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は新規な抗菌剤および医薬を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行ったところ、驚くべきことに、pseudoiodinineが各種細菌などの増殖を強く阻害することを見出した。本発明はこのような知見に基づくものである。
【0010】
本発明の抗菌剤は、pseudoiodinineまたはその塩を有効成分として含有する。
(【0011】以降は省略されています)
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