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公開番号
2025113890
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008283
出願日
2024-01-23
発明の名称
電気機器、電気機器の筐体、及び航空機
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人開知
主分類
H05K
5/02 20060101AFI20250728BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】筐体内の気体の膨張力に耐えつつ、筐体内の気体の乾燥状態を維持することができる電気機器、電気機器の筐体、及び航空機を提供する。
【解決手段】電気機器は、電気部品と、電気部品を格納するハウジング5と、ハウジング5に接続され、ハウジング5の開口を覆うカバー6と、互いに対向するハウジング5の接続面とカバー6の接続面の間を封止する封止部11とを備え、ハウジング5及びカバー6の内側に乾燥気体を封入する。封止部11は、伸縮性を有する封止材12と、封止材12より外側に配置され、防湿性を有する封止材13とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気部品と、前記電気部品を格納するハウジングと、前記ハウジングに接続され、前記ハウジングの開口を覆うカバーと、互いに対向する前記ハウジングの接続面と前記カバーの接続面の間を封止する封止部とを備え、前記ハウジング及び前記カバーの内側に乾燥気体を封入した電気機器において、
前記封止部は、伸縮性を有する第1の封止材と、前記第1の封止材より外側に配置され、防湿性を有する第2の封止材とを備えたことを特徴とする電気機器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気機器において、
前記第1の封止材は、前記ハウジングの前記接続面又は前記カバーの前記接続面にて形成された溝に配置されたことを特徴とする電気機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電気機器において、
前記第2の封止材は、前記ハウジングの前記接続面と前記カバーの前記接続面の間を跨ぐように、前記ハウジング及び前記カバーの外側に付着されたことを特徴とする電気機器。
【請求項4】
請求項2に記載の電気機器において、
前記第2の封止材は、前記ハウジングの前記接続面又は前記カバーの前記接続面にて前記溝より外側に位置するように形成された他の溝に配置されたことを特徴とする電気機器。
【請求項5】
請求項2に記載の電気機器において、
前記第1の封止材は、合成ゴム、エラストマー、高分子ゲル、モルタル、又は粘土であることを特徴とする電気機器。
【請求項6】
請求項3に記載の電気機器において、
前記第2の封止材は、金属フィルム、樹脂フィルム、又はアスファルトルーフィングであることを特徴とする電気機器。
【請求項7】
請求項3又は4に記載の電気機器において、
前記第2の封止材は、エポキシ樹脂、ポリビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、又はポリ塩化ビニリデンであることを特徴とする電気機器。
【請求項8】
電気部品を格納するハウジングと、前記ハウジングに接続され、前記ハウジングの開口を覆うカバーと、互いに対向する前記ハウジングの接続面と前記カバーの接続面の間を封止する封止部とを備え、前記ハウジング及び前記カバーの内側に乾燥気体を封入した電気機器の筐体において、
前記封止部は、伸縮性を有する第1の封止材と、前記第1の封止材より外側に配置され、防湿性を有する第2の封止材とを備えたことを特徴とする電気機器の筐体。
【請求項9】
請求項8に記載の電気機器の筐体において、
前記第1の封止材は、前記ハウジングの前記接続面又は前記カバーの前記接続面にて形成された溝に配置されたことを特徴とする電気機器の筐体。
【請求項10】
請求項9に記載の電気機器の筐体において、
前記第2の封止材は、前記ハウジングの前記接続面と前記カバーの前記接続面の間を跨ぐように、前記ハウジング及び前記カバーの外側に付着されたことを特徴とする電気機器の筐体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器、電気機器の筐体、及び航空機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電気機器の一つである電力変換装置であって、航空機(移動体)に搭載されたものを開示する。この電力変換装置は、パワー半導体モジュール等の電気部品と、電気部品を格納する筐体とを備える。筐体は、乾燥気体を封入する。これにより、環境の変化による筐体内の結露を防止して、電気部品の故障や劣化を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6878712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には記載されていないものの、一般的に、電気機器の筐体は、分割構造である。筐体は、電気部品を格納するハウジングと、ハウジングに接続され、ハウジングの開口を覆うカバーとを備える。そのため、互いに対向するハウジングの接続面とカバーの接続面の間を封止する封止材を設ける必要がある。
【0005】
ここで、特許文献1に記載のように筐体内に乾燥気体を封入するのであれば、防湿性を有する封止材を設ける必要がある。しかし、防湿性を有する封止材だけでは、筐体内の気体の乾燥状態を維持できない可能性がある。詳しく説明すると、例えば、移動体が高所へ移動すると、移動体に搭載された電気機器の筐体の外側の圧力が低下する。これにより、筐体の内側の圧力と外側の圧力との差による気体の膨張力が増大し、この気体の膨張力が封止材に作用する。防湿性を有する封止材は、伸縮性を有しないため、気体の膨張力に耐えられず、破損する可能性がある。そのため、筐体内の気体の乾燥状態を維持できない可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、電気機器の筐体内の気体の膨張力に耐えつつ、電気機器の筐体内の気体の乾燥状態を維持することを課題の一つとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を適用する。本発明は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、電気部品と、前記電気部品を格納するハウジングと、前記ハウジングに接続され、前記ハウジングの開口を覆うカバーと、互いに対向する前記ハウジングの接続面と前記カバーの接続面の間を封止する封止部とを備え、前記ハウジング及び前記カバーの内側に乾燥気体を封入した電気機器において、前記封止部は、伸縮性を有する第1の封止材と、前記第1の封止材より外側に配置され、防湿性を有する第2の封止材とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電気機器の筐体内の気体の膨張力に耐えつつ、電気機器の筐体内の気体の乾燥状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態における電力変換装置の構造を表す断面図である。
本発明の第1の変形例における電力変換装置の構造を表す断面図である。
本発明の第2の変形例における電力変換装置の筐体の構造を表す部分拡大断面図である。
本発明の第3の変形例における電力変換装置の筐体の構造を表す部分拡大断面図である。
本発明の第4の変形例における航空機の構造を表す概略図である。
本発明の第5の変形例における航空機の構造を表す概略図である。
本発明の第6の変形例における航空機の構造を表す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態における電力変換装置の構造を表す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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