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公開番号2025112871
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007390
出願日2024-01-22
発明の名称埋設型枠および埋設型枠の製造方法
出願人カネカケンテック株式会社,岡三リビック株式会社,株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類E02D 27/32 20060101AFI20250725BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】埋設型枠部材同士を安定して固定でき、かつ埋設型枠部材同士の隙間にコンクリートペーストや雨水が浸入しにくくする。
【解決手段】埋設型枠(10)において、型枠組立体(2)は、埋設型枠部材(1)同士の接着面に湿気硬化型接着剤(9)を有し、型枠組立体(2)の外表面において、気密防水材(4)は、埋設型枠部材(1)同士の目地部(3)に設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋コンクリート構造物内部の中空部を形成する埋設型枠であって
ポリスチレン系樹脂発泡体からなる複数の埋設型枠部材を有する型枠組立体と、
気密防水材と、を備え、
前記型枠組立体は、前記埋設型枠部材が水平方向および上下方向に接着した構成であり、前記埋設型枠部材同士の接着面に湿気硬化型接着剤を有し、
前記型枠組立体の外表面において、前記気密防水材は、前記埋設型枠部材同士の目地部に設けられている、埋設型枠。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記湿気硬化型接着剤は、変性シリコーン系樹脂接着剤を含む、請求項1に記載の埋設型枠。
【請求項3】
前記変性シリコーン系樹脂接着剤は、23℃での粘度が50Pa・s~900Pa・s以下である、請求項2に記載の埋設型枠。
【請求項4】
前記気密防水材は、基材層と粘着剤層とを含み、
前記粘着剤層は、アクリル系樹脂粘着剤層、または、ブチルゴム系粘着剤層を有し、
前記粘着剤層の厚みは、50μm~300μmである、請求項1~3の何れか1項に記載の埋設型枠。
【請求項5】
前記基材層の色目は、黄色、緑色、赤色および水色からなる群より選択されるいずれかである、請求項4に記載の埋設型枠。
【請求項6】
前記型枠組立体は、前記埋設型枠部材同士を緊結する緊結金具を備え、
前記緊結金具は、水平方向に隣り合う少なくとも2つの埋設型枠部材に跨って配置されており、これら埋設型枠部材に埋設固定される突起部を有する、請求項1~3の何れか1項に記載の埋設型枠。
【請求項7】
前記鉄筋コンクリート構造物の基礎には、複数のアンカーが立設しており、
前記型枠組立体は、前記アンカーが貫通する貫通孔を有する、請求項1~3の何れか1項に記載の埋設型枠。
【請求項8】
ポリスチレン系樹脂発泡体からなる複数の埋設型枠部材を有する型枠組立体と、
気密防水材と、を備え、鉄筋コンクリート構造物内部の中空部を形成する埋設型枠の製造方法であって、
前記埋設型枠部材同士の接着面に湿気硬化型接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着面同士を当接させて、前記埋設型枠部材同士を水平方向および上下方向に接着し、型枠組立体を製造する接着工程と、
前記型枠組立体の外表面において、前記埋設型枠部材同士の目地部に前記気密防水材を設ける気密防水材設置工程と、を含む、埋設型枠の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、埋設型枠および埋設型枠の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のコンクリート構造物では、コンクリート構造物の内部に中空部を設け、軽量化を図ることが知られている。このような軽量化に好適なコンクリート構造物として、防波堤の基礎をなすケーソン、浮桟橋(ポンツーン)、高架橋梁などのような高所に構築される構造物を支える橋脚等が挙げられる。
【0003】
中空部を有するコンクリート構造物は、一般的に、構造物の外形を形成する外型枠の内側に中空部を形成するための内型枠を設置し、外型枠と内型枠との間の空間にコンクリートを打設することによって構築されていた。
【0004】
近年では、複数の発泡スチロール製の埋設型枠部材を埋設型枠として使用する工法が開発され、内型枠や支保工の設置、撤去に係る作業の省略による工期短縮及び人員の削減が図られている。該工法は、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-164141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、該工法では、埋設型枠部材同士の固定が不安定になる、また、鉄筋コンクリート構造物の構築に際し、埋設型枠部材同士の隙間にコンクリートペーストや雨水が浸入し、コンクリートの打設時に、軽量である発泡スチロール製埋設型枠部材に浮力が発生するとともに、コンクリートの打設圧に偏荷重が発生し埋設型枠が所定の位置からずれてしまうといった問題が発生する場合がある。
【0007】
本発明の一態様は、埋設型枠部材同士を安定して固定でき、かつ、埋設型枠部材同士の隙間にコンクリートペーストや雨水が浸入しにくい埋設型枠および埋設型枠の製造方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、以下の通りである。
【0009】
〔1〕鉄筋コンクリート構造物内部の中空部を形成する埋設型枠であってポリスチレン系樹脂発泡体からなる複数の埋設型枠部材を有する型枠組立体と、気密防水材と、を備え、前記型枠組立体は、前記埋設型枠部材が水平方向および上下方向に接着した構成であり、前記埋設型枠部材同士の接着面に湿気硬化型接着剤を有し、前記型枠組立体の外表面において、前記気密防水材は、前記埋設型枠部材同士の目地部に設けられている、埋設型枠。
【0010】
〔2〕前記湿気硬化型接着剤は、変性シリコーン系樹脂接着剤を含む、〔1〕の埋設型枠。
(【0011】以降は省略されています)

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