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公開番号2025112757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007189
出願日2024-01-22
発明の名称ヒータ
出願人メクテック株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H05B 3/20 20060101AFI20250725BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】使用環境に応じた幅広い要求に対応可能なヒータを提供する。
【解決手段】金属により構成されるヒータ回路を有する第1フレキシブルプリント配線板100と、ヒータ回路に通電する通電回路を有する第2フレキシブルプリント配線板200と、を備え、ヒータ回路と通電回路が異方導電性接続されていることで、ヒータ回路の部分に求められる要求と、通電回路の部分に求められる要求の双方に対応することができ、使用環境に応じた幅広い要求に対応することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属により構成されるヒータ回路を有する第1フレキシブルプリント配線板と、
前記ヒータ回路に通電する通電回路を有する第2フレキシブルプリント配線板と、
を備え、
前記ヒータ回路と前記通電回路が異方導電性接続されていることを特徴とするヒータ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記ヒータ回路の金属材料と前記通電回路の金属材料が異なる材料であることを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
【請求項3】
前記異方導電性接続されている部位においては、第1フレキシブルプリント配線板及び第2フレキシブルプリント配線板ごと封止部材の内部に埋没されることを特徴とする請求項1または2に記載のヒータ。
【請求項4】
第1フレキシブルプリント配線板に搭載される電子部品を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のヒータ。
【請求項5】
前記電子部品は、第2フレキシブルプリント配線板に備えられる回路に接続されていることを特徴とする請求項4に記載のヒータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブルプリント配線板を利用したヒータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車には、フロントガラスなどのドライバーシートの周辺だけでなく、パイプ周辺、バッテリー周辺、ライト周辺など、ヒータの搭載箇所が増加している。勿論、自動車だけでなく、各種装置においても、ヒータが各種箇所に搭載されている。ヒータの搭載箇所に応じて、ヒータに対して要求される条件は異なる。搭載される位置の形状に適用し易いヒータとして、フレキシブルプリント配線板を利用したヒータが知られている。
【0003】
図8は従来例に係るフレキシブルプリント配線板を利用したヒータ700の概略図である。ヒータ700は、ヒータ回路を有する部位710と、ヒータ回路に通電する通電回路を有する部位720とを備えており、フレキシブルプリント配線板により構成される。なお、一般的に、通電回路を有する部位720の端部に他の装置に接続するためのコネクタ730が設けられる。このように、フレキシブルプリント配線板を利用したヒータ700においては、リジッドな基板等を利用したヒータに比べて可撓性があるため、搭載される位置の形状に適用し易い。
【0004】
しかしながら、このようなヒータにおいても、ヒータ回路及び通電回路を構成する金属材料によって、長所と短所がある。金属材料が銅の場合、柔軟性に優れ、はんだ接続性が高く電子部品との接続が容易、かつ両面・多層化が容易である一方で、抵抗率が低いため高温加熱が要求される場合には細線化する必要があり、また、温度による抵抗率の変化が大きいため配線設計が難しい短所がある。金属材料がSUSの場合、抵抗率が高く配線設計が容易である一方で、銅に比べると柔軟性が低く、はんだ接続性が低く、両面・多層化が難しい短所がある。金属材料がアルミニウムの場合、柔軟性に高く、抵抗率が高い一方で、SUSと同様に、はんだ接続性が低く、両面・多層化が難しい短所がある。
【0005】
このように、フレキシブルプリント配線板に備えられるヒータ回路及び通電回路を構成する金属材料によって、長所と短所があり、使用環境に応じて、幅広く対応するには、未だ改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-157937号公報
特開2021-157940号公報
特開2021-180143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、使用環境に応じた幅広い要求に対応可能なヒータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0009】
すなわち、本発明のヒータは、
金属により構成されるヒータ回路を有する第1フレキシブルプリント配線板と、
前記ヒータ回路に通電する通電回路を有する第2フレキシブルプリント配線板と、
を備え、
前記ヒータ回路と前記通電回路が異方導電性接続されていることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ヒータ回路を有する第1フレキシブルプリント配線板と、通電回路を有する第2フレキシブルプリント配線板とが別部材により構成されるため、ヒータ回路の部分に求められる要求と、通電回路の部分に求められる要求の双方に対応することができる。また、ヒータ回路と通電回路は異方導電性接続により接続されるため、これらの金属材料の種類に関係なく、適切に接続することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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