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公開番号2025112488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006742
出願日2024-01-19
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 20/15 20160101AFI20250725BHJP(車両一般)
要約【課題】クランク軸が目標のクランク角の位置から離れた位置で停止することを抑制する。
【解決手段】制御装置は、内燃機関の駆動を停止させる際に、第1モータジェネレータから付与する付与トルクTによって、クランク軸を目標のクランク角SCの位置で停止させるための停止処理を実行する。制御装置は、停止処理によって付与トルクTを付与中に、クランク軸が所定量以上の回転を継続しているか否かを判定する判定処理を実行する。制御装置は、判定処理においてクランク軸が所定量以上の回転を継続していないと判定したとき、クランク軸が所定量以上の回転を継続していないと判定した際のクランク軸のクランク角SCの位置に応じて、付与トルクTを補正する補正処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関と、前記内燃機関のクランク軸に連結しているとともに前記クランク軸にトルクを付与可能なモータジェネレータと、を備えている車両に適用される制御装置であって、
前記内燃機関の駆動を停止させる際に、前記モータジェネレータから付与するトルクによって、前記クランク軸を目標のクランク角の位置で停止させるための停止処理と、
前記停止処理によって前記モータジェネレータからトルクを付与中に、前記クランク軸が所定量以上の回転を継続しているか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理において前記クランク軸が前記所定量以上の回転を継続していないと判定したとき、前記クランク軸が前記所定量以上の回転を継続していないと判定した際の前記クランク軸のクランク角の位置に応じて、前記停止処理によって前記モータジェネレータから付与するトルクを補正する補正処理と、を実行する
車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内燃機関と、モータジェネレータと、を備える車両が記載されている。モータジェネレータは、内燃機関のクランク軸に連結しているとともに、クランク軸にトルクを付与可能となっている。車両の制御装置は、内燃機関の駆動を停止させる際に、モータジェネレータからのトルクによって、クランク軸を目標の角位置に停止させるための停止処理を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-210241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような車両において、内燃機関の状態によっては、停止処理でのモータジェネレータからのトルクによって、クランク軸を所定量以上の回転を継続させることができない場合がある。この場合、クランク軸が目標のクランク角の位置から離れた位置で停止するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、内燃機関と、前記内燃機関のクランク軸に連結しているとともに前記クランク軸にトルクを付与可能なモータジェネレータと、を備えている車両に適用される制御装置であって、前記内燃機関の駆動を停止させる際に、前記モータジェネレータから付与するトルクによって、前記クランク軸を目標のクランク角の位置で停止させるための停止処理と、前記停止処理中に、前記クランク軸が所定量以上の回転を継続しているか否かを判定する判定処理と、前記判定処理において前記クランク軸が前記所定量以上の回転を継続していないと判定したとき、前記クランク軸が前記所定量以上の回転を継続していないと判定した際の前記クランク軸のクランク角の位置に応じて、前記停止処理によって前記モータジェネレータから付与するトルクを補正する補正処理と、を実行する車両の制御装置である。
【0006】
上記構成によれば、停止処理でのモータジェネレータから付与するトルクによって、クランク軸が所定量以上の回転を継続できない場合に、クランク角の位置に応じてモータジェネレータから付与するトルクを補正する。クランク角の位置に応じて補正したトルクによって、クランク軸が目標のクランク角の位置から離れた状態で停止されることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両を示す概略図である。
図2は、内燃機関を停止する際の一連の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両の制御装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<車両の概略>
図1に示すように、車両500は、内燃機関10と、内燃機関10の出力軸であるクランク軸14が接続された動力分配統合機構40と、動力分配統合機構40に接続されている第1モータジェネレータ71及び第2モータジェネレータ72と、を備えている。
【0009】
動力分配統合機構40は、遊星歯車機構であって、外歯歯車のサンギア41と、内歯歯車のリングギア42と、を備えている。サンギア41は、リングギア42の中心に位置している。サンギア41は、リングギア42と同軸で自転する。サンギア41とリングギア42との間には複数のピニオンギア43が介在している。各ピニオンギア43は、サンギア41及びリングギア42の双方と噛み合っている。各ピニオンギア43は自転可能且つサンギア41の周りを公転可能な状態でキャリア44に支持されている。キャリア44は、ピニオンギア43の公転に伴ってサンギア41と同軸で自転する。
【0010】
サンギア41は、第1モータジェネレータ71と連結している。すなわち、サンギア41は、第1モータジェネレータ71と連動するようになっている。キャリア44は、クランク軸14と連結している。すなわち、キャリア44は、クランク軸14と連動するようになっている。リングギア42は、リングギア軸45に接続している。そして、リングギア軸45は、リダクションギア50を介して第2モータジェネレータ72に連結している。すなわち、リングギア軸45ひいてはリングギア42は、第2モータジェネレータ72と連動するようになっている。また、リングギア軸45は、減速機構60及びディファレンシャル61を介して左右の駆動輪62に連結されている。すなわち、リングギア軸45ひいてはリングギア42は、駆動輪62と連動するようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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