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公開番号2025112317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2025075672,2021016865
出願日2025-04-30,2021-02-04
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びデータ構造
出願人株式会社野村総合研究所
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G01R 31/367 20190101AFI20250724BHJP(測定;試験)
要約【課題】蓄電池システムの定期点検の際に計測される蓄電池のデータを用いて、蓄電池の異常予兆を精度良く行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】コンピュータを、無停電電源装置を構成する複数の蓄電池に係る異常予兆を検出するための情報処理装置の各手段として機能させるプログラムであって、情報処理装置は、所定の時間間隔で行われる定期点検ごとに記録される、特定の蓄電池に対する計測結果に関する情報と特定の蓄電池の使用状況に関する情報とを含む特定の蓄電池に対するデータセットを取得する取得手段と、予め学習された第1の学習モデルに特定の蓄電池に対するデータセットを入力することにより、特定の蓄電池の異常予兆の有無を判定する判定手段と、を含み、特定の蓄電池に対する計測結果に関する情報は、所定の時間間隔ごとの特定の蓄電池の内部抵抗値の変化度合いを含み、特定の蓄電池の使用状況に関する情報は、充電日からの使用日数を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータを、無停電電源装置を構成する複数の蓄電池に係る異常予兆を検出するための情報処理装置の各手段として機能させるプログラムであって、前記情報処理装置は、
所定の時間間隔で行われる定期点検ごとに記録される、特定の蓄電池に対する計測結果に関する情報と前記特定の蓄電池の使用状況に関する情報とを含む前記特定の蓄電池に対するデータセットを取得する取得手段と、
予め学習された第1の学習モデルに前記特定の蓄電池に対するデータセットを入力することにより、前記特定の蓄電池の異常予兆の有無を判定する判定手段と、を含み、
前記特定の蓄電池に対する前記計測結果に関する情報は、前記所定の時間間隔ごとの前記特定の蓄電池の内部抵抗値の変化度合いを含み、前記特定の蓄電池の前記使用状況に関する情報は、充電日からの使用日数を含む、ことを特徴とするプログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記特定の蓄電池の前記使用状況に関する情報は、直列に接続されている前記複数の蓄電池のうちの、前記特定の蓄電池の接続位置を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記特定の蓄電池の前記使用状況に関する情報は、2次元状或いは3次元状に配置される前記複数の蓄電池のうちの、前記特定の蓄電池の配置を更に含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記特定の蓄電池に対する前記計測結果に関する情報は、放電した回数、放電時間或いは放電容量の少なくともいずれかを更に含む、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記判定手段は、更に、前記複数の蓄電池のうちの他の蓄電池の前記データセットの情報の分布と分布の異なる蓄電池を異常予兆の有る蓄電池として判定する予め学習された第2の学習モデルに、前記複数の蓄電池に対する前記データセットを入力することにより、前記複数の蓄電池の異常予兆の有無を判定可能である、請求項1から4のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1の学習モデルにより異常予兆が有ると判定された前記特定の蓄電池と、前記第2の学習モデルにより前記異常予兆の有る蓄電池として判定された蓄電池との少なくともいずれかの蓄電池を異常予兆のある蓄電池として検出する検出手段を更に有する、ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記計測結果に関する情報は、前記複数の蓄電池が放電を行っていないときに計測された計測結果に基づく、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記複数の蓄電池は、製造元の異なる蓄電池を含み、
前記計測結果に関する情報は、製造元の異なる蓄電池ごとに予め正規化された数値が用いられる、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項9】
無停電電源装置を構成する複数の蓄電池に係る異常予兆を検出するための情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
所定の時間間隔で行われる定期点検ごとに記録される、特定の蓄電池に対する計測結果に関する情報と前記特定の蓄電池の使用状況に関する情報とを含む前記特定の蓄電池に対するデータセットを取得する取得工程と、
予め学習された第1の学習モデルに前記特定の蓄電池に対するデータセットを入力することにより、前記特定の蓄電池の異常予兆の有無を判定する判定工程と、を含み、
前記特定の蓄電池に対する前記計測結果に関する情報は、前記所定の時間間隔ごとの前記特定の蓄電池の内部抵抗値の変化度合いを含み、前記特定の蓄電池の前記使用状況に関する情報は、充電日からの使用日数を含む、ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
無停電電源装置を構成する複数の蓄電池に係る異常予兆を検出するための情報処理装置で用いられる、特定の蓄電池に対するデータのデータ構造であって、
所定の時間間隔で行われる定期点検ごとに記録される、前記特定の蓄電池に対する計測結果に関する情報と
前記特定の蓄電池の使用状況に関する情報と、を含み、
前記特定の蓄電池に対するデータは、前記情報処理装置において、予め学習された第1の学習モデルに入力されて、前記特定の蓄電池の異常予兆の有無を判定する処理に用いられ、
前記特定の蓄電池に対する前記計測結果に関する情報は、前記所定の時間間隔ごとの前記特定の蓄電池の内部抵抗値の変化度合いを含み、前記特定の蓄電池の前記使用状況に関する情報は、充電日からの使用日数を含む、ことを特徴とするデータ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びデータ構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電セルを複数直列に接続した蓄電モジュールを使用するシステムにおいて、蓄電セルの劣化を判定する技術が知られている(特許文献1)。特許文献1で提案される技術では、蓄電セルの蓄電素子情報、実測値時系列データ及び予測値時系列データに基づいて、学習モデルが蓄電セルの劣化の判定及び環境異常の有無を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-168451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えばデータセンタでは、データセンタ内に設置されるコンピュータの常時可動を可能にするために、無停電電源装置としての蓄電池システムが使用される場合がある。無停電電源装置としての蓄電池システムは、複数の蓄電池を充電しておいて停電が発生すると当該蓄電池の電力をデータセンタ内の設備に供給する。
【0005】
蓄電地システムでは、例えば、100個以上の蓄電池を直列で接続するような構成をとるものがある。そのような蓄電池システムでは、1つの蓄電池に異常が発生して断線が発生した場合に電力供給機能を失う恐れがあるため、蓄電池の異常予兆を早期に検出して交換などの適切なメンテナンスを行うことが必要である。
【0006】
一方で、停電の発生頻度が低い国では、蓄電池システムが実際の停電により稼働することはまれである。にもかかわらず、各蓄電池にセンサを設けて蓄電池の状況を常時監視するように蓄電池システムを構成にすると、蓄電池システムの構成が複雑かつ高価になる。蓄電池システムの構成をセンサによる常時監視を行わないようにしても、所定の時間間隔(例えば、1か月~数か月)ごとに人手による蓄電池の定期点検を行うことにより、適切に蓄電池システムをメンテナンスすることができる場合もある。
【0007】
このような背景から、蓄電池システムにおいて、定期点検の際に計測される蓄電池のデータを活用しつつ、蓄電池の異常予兆を精度良く行うことが可能な技術が望まれる。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、蓄電池システムの定期点検の際に計測される蓄電池のデータを用いて、蓄電池の異常予兆を精度良く行うことが可能な技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題を解決するため、例えば本発明のプログラムは以下の構成を備える。すなわち、
コンピュータを、無停電電源装置を構成する複数の蓄電池に係る異常予兆を検出するための情報処理装置の各手段として機能させるプログラムであって、前記情報処理装置は、
所定の時間間隔で行われる定期点検ごとに記録される、特定の蓄電池に対する計測結果に関する情報と前記特定の蓄電池の使用状況に関する情報とを含む前記特定の蓄電池に対するデータセットを取得する取得手段と、
予め学習された第1の学習モデルに前記特定の蓄電池に対するデータセットを入力することにより、前記特定の蓄電池の異常予兆の有無を判定する判定手段と、を含み、
前記特定の蓄電池に対する前記計測結果に関する情報は、前記所定の時間間隔ごとの前記特定の蓄電池の内部抵抗値の変化度合いを含み、前記特定の蓄電池の前記使用状況に関する情報は、充電日からの使用日数を含む、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、蓄電池システムの定期点検の際に計測される蓄電池のデータを用いて、蓄電池の異常予兆を精度良く行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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