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公開番号2025112153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006279
出願日2024-01-18
発明の名称ネットワーク装置、ユーザ端末及びネットワーク登録方法
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04W 76/16 20180101AFI20250724BHJP(電気通信技術)
要約【課題】マルチパス通信の拡充を図る。
【解決手段】複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置は、ユーザ端末から「Multi-access PDU Session」確立要求があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Multi-access PDU Session」確立要求の応答に含める。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置であって、
ユーザ端末から「Multi-access PDU Session」確立要求があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Multi-access PDU Session」確立要求の応答に含める、
ネットワーク装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置であって、
ユーザ端末から「Service Request」があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Service Request」の応答に含める、
ネットワーク装置。
【請求項3】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムのユーザ端末であって、
前記コアネットワークからSPLMN(Secondary PLMN)情報を受信した場合に、受信したSPLMN情報に基づいて、新たな前記無線アクセスネットワークに対するネットワーク登録処理を実行するネットワーク登録制御部、
を備えるユーザ端末。
【請求項4】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムのユーザ端末であって、
前記コアネットワークからSPLMN(Secondary PLMN)情報を受信した場合において、受信したSPLMN情報に基づいて決定した新たな前記無線アクセスネットワークが既に接続している前記無線アクセスネットワークと異なるときは、ネットワーク登録済みの当該既に接続している前記無線アクセスネットワークに対するネットワーク登録解除処理を実行するネットワーク登録制御部、
を備えるユーザ端末。
【請求項5】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて、
前記コアネットワークに備わるネットワーク装置が、ユーザ端末から「Multi-access PDU Session」確立要求があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Multi-access PDU Session」確立要求の応答に含め、
前記ユーザ端末が、前記応答に含まれるSPLMN情報に基づいて次に接続する前記無線アクセスネットワークを決定し、決定した前記無線アクセスネットワークに対してネットワーク登録要求を行う、
ネットワーク登録方法。
【請求項6】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて、
前記コアネットワークに備わるネットワーク装置が、ユーザ端末から「Service Request」があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Service Request」の応答に含め、
前記ユーザ端末が、前記応答に含まれるSPLMN情報に基づいて次に接続する前記無線アクセスネットワークを決定し、決定した前記無線アクセスネットワークに対してネットワーク登録要求を行う、
ネットワーク登録方法。
【請求項7】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて、
ユーザ端末が、前記コアネットワークからSPLMN(Secondary PLMN)情報を受信した場合に、受信したSPLMN情報に基づいて、新たな前記無線アクセスネットワークに対するネットワーク登録処理を実行する、
ネットワーク登録方法。
【請求項8】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて、
ユーザ端末が、前記コアネットワークからSPLMN(Secondary PLMN)情報を受信した場合において、受信したSPLMN情報に基づいて決定した新たな前記無線アクセスネットワークが既に接続している前記無線アクセスネットワークと異なるときは、ネットワーク登録済みの当該既に接続している前記無線アクセスネットワークに対するネットワーク登録解除処理を実行する、
ネットワーク登録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク装置、ユーザ端末及びネットワーク登録方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、「3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)」で標準化されている第5世代移動通信システム(5Gシステム)が知られている(例えば、非特許文献1,2参照)。図7は、5Gシステムの概略のアーキテクチャを示す図である。図7において、5Gシステムは、UE(User Equipment、ユーザ端末)やRAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)やCN(Core Network、コアネットワーク)のUPF(User Plane Function、ユーザプレーン機能)やCNの制御プレーン(Control plane:C-plane)の各種NF(Network Function、ネットワーク機能)などから構成される。CNのC-planeのNFとして、例えばAMF(Access and Mobility Management Function)やSMF(Session Management Function)やPCF(Policy Control Function)などが挙げられる。
【0003】
ここで、UEが移動通信サービスを利用するためにCN(UPF)との間に確立する論理的な通信路を「セッション」と称する。また、UEが複数の無線パスを用いてCN(UPF)との間に確立するセッションを「マルチアクセスセッション」と称する。非特許文献1,2には、マルチアクセスセッションの一例として「Multi-access PDU(Packet Data Unit) Session(以下、「MA PDU Session」と称する)」が規定されている。図8は、「MA PDU Session」の構成例を示す図である。図8に示されるように、UEは、「3gpp access」であるRAN経由の無線パスと「non-3gpp access」である例えば「Wi-Fi(登録商標)」等の無線LAN(Local Area Network)経由の無線パスとを用いて、CN(UPF)との間で「MA PDU Session」を確立する。「3gpp access」は、3GPPで規定されたアクセスネットワークである。「non-3gpp access」は、「3gpp access」以外のアクセスネットワークである。UEは、その「MA PDU Session」を用いて、5GC(5GシステムのCN)外部の例えばインターネット等のDN(Data Network、データネットワーク)との間でデータを送受する。UEは、「MA PDU Session」を用いることによって、通信帯域の拡大や通信遅延の低減や通信路の冗長性の確保などによる通信品質向上の効果を得ることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
3GPP, TS 23.501, V18.2.0, 2023-06
3GPP, TS 23.502, V18.2.0, 2023-06
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
5Gシステムの次のB5G(Beyond 5G)システムや第6世代移動通信システム(6Gシステム)においては、一ユーザの通信の超大容量化(100Gbpsクラス)や超低遅延化(1ms以下)などのサービス要件を達成するための一手段として、マルチパス通信を活用することが挙げられる。しかし、マルチパス通信を実現するためのマルチアクセスセッションとして非特許文献1,2に記載された「MA PDU Session」は、「一つの3gpp access(例えば、5G基地局)」と「一つのnon-3gpp access(例えば、無線LAN)」の組み合わせに限られているために、UEが通信の超大容量化や超低遅延化などを実現できるマルチパス通信のサービスエリアが少ない。
【0006】
このため、PLMN(Public Land Mobile Network)を限定せずに(つまり、UEの接続対象の基地局を管理する通信キャリアを限定しないで)、任意にそれぞれ選択された2つの「3gpp access」(基地局)によりマルチアクセスセッションを確立することができれば、マルチパス通信のサービスエリアが格段に広がるので、多くのユーザが通信の超大容量化や超低遅延化などのマルチパス通信のメリットを享受することができるようになる。
【0007】
ここで、UEが、あるPLMN(第1PLMN)に対して最初のネットワーク登録を行った後に、次のPLMN(第1PLMNと同じ又は異なるPLMN(第2PLMN))を選択し、選択した第2PLMNに対して2番目のネットワーク登録を行うことを考える。UEにとってどのPLMNを第2PLMNに選択すれば適切であるのかは、CNからUEへ通知することが好ましい。しかし、従来の5Gシステムでは、第2PLMNの候補をCNからUEへ通知する方法が規定されていない。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、マルチパス通信の拡充を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置であって、ユーザ端末から「Multi-access PDU Session」確立要求があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Multi-access PDU Session」確立要求の応答に含める、ネットワーク装置である。
【0010】
本発明の一態様は、複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置であって、ユーザ端末から「Service Request」があった場合に、前記ユーザ端末に提供するSPLMN(Secondary PLMN)情報を、前記ユーザ端末への前記「Service Request」の応答に含める、ネットワーク装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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