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公開番号2025111603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025070355,2024029073
出願日2025-04-22,2018-09-20
発明の名称ビーム障害回復プロシージャのためのリソース割当て
出願人パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ,Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H04W 16/28 20090101AFI20250723BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビーム障害回復プロシージャの開始を容易にする。
【解決手段】移動通信システムにおいて、移動端末UEは、ビーム障害回復信号を送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を受信する送受信機及びダウンリンクビーム障害イベントを検出し、それに応答してビーム障害回復プロシージャを開始するプロセッサを備え、ビーム障害回復プロシージャによって、送受信機がPRACHリソースを使用してビーム障害回復信号を送信する。前記構成は、PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識と、を含み、送受信機では、送信に使用するPRACHリソースを、基地局gNBが通信デバイスに割り当てる複数のPRACHリソースのうち、標識に基づきサブセットに制限し、タイマが失効した場合PRACHリソースの使用が不可になる、
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
動作時に、ビーム障害回復信号を送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を受信する送受信機と、
動作時に、ダウンリンクビーム障害イベントを検出し、それに応答してビーム障害回復プロシージャ(BFR)を開始するプロセッサとを備え、前記ビーム障害回復プロシージャが、前記送受信機が前記PRACHリソースを使用して前記ビーム障害回復信号を送信することを含み、
前記構成は前記PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識と、を含み、
前記送受信機は動作時、前記送信に使用する前記PRACHリソースを、基地局によって通信デバイスに割り当てられる前記複数のPRACHリソースのうち、前記標識に基づいて、前記サブセットに制限し、
前記タイマが失効した場合、前記PRACHリソースの使用が不可になる、
通信デバイス。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記構成が、新しい構成が受信されるまで有効である、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項3】
前記複数のPRACHリソースのうちの前記サブセットを形成するPRACHリソースの数が、1つ、2つ、または3つのPRACHリソースに対応する、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項4】
前記標識が、
・ 無線リソース構成(RRC)メッセージと、
・ 媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)と、
・ ダウンリンク制御情報(DCI)と、
のうちの少なくとも1つの中で受信される、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項5】
前記PRACHリソースの前記構成が、
・ 無線リソース構成(RRC)接続再構成もしくはRRC接続セットアップメッセージと、
・ ダウンリンク媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)と、
・ ダウンリンク制御情報(DCI)と、
・ パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)の制御プロトコルデータユニット(PDU)と、
のうちの1つを介して受信されることを含む、
請求項1に記載の通信デバイス。
【請求項6】
ビーム障害回復信号を送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を受信するステップと、
ダウンリンクビーム障害イベントを検出し、それに応答してビーム障害回復プロシージャ(BFR)を開始するステップとを含み、前記ビーム障害回復プロシージャが、前記PRACHリソースを使用して前記ビーム障害回復信号を送信することを含み、
前記構成は前記PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識とを含み、
前記送信に使用する前記PRACHリソースを、基地局によって通信デバイスに割り当てられる前記複数のPRACHリソースのうち、前記標識に基づいて、前記サブセットに制限し、
前記タイマが失効した場合、前記PRACHリソースの使用が不可になる、
方法。
【請求項7】
動作時に、ビーム障害回復信号を通信デバイスが送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を送信する送受信機と、
動作時に、ビーム障害回復プロシージャ(BFR)を実施するプロセッサとを備え、前記ビーム障害回復プロシージャは、前記送受信機が、前記PRACHリソースを使用した前記ビーム障害回復信号を前記通信デバイスから受信することを含み、
前記構成は前記PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識と、を含み、
前記PRACHリソースが、基地局によって前記通信デバイスに割り当てられる前記複数のPRACHリソースの前記標識に基づいて前記サブセットに制限され、
前記タイマが失効した場合、前記PRACHリソースの使用が不可になる、
基地局。
【請求項8】
動作時に、ビーム障害回復信号を通信デバイスが送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を送信するステップと、
動作時に、ビーム障害回復プロシージャ(BFR)を実施するステップと、を備え、
前記ビーム障害回復プロシージャは、前記PRACHリソースを使用した前記ビーム障害回復信号を前記通信デバイスから受信することを含み、
前記構成は前記PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識とを含み、
前記PRACHリソースが、基地局によって前記通信デバイスに割り当てられる前記複数のPRACHリソースのうち、前記標識に基づいて、前記サブセットに制限され、
前記タイマが失効した場合、前記PRACHリソースの使用が不可になる、
方法。
【請求項9】
通信デバイスの処理を制御する集積回路であって、前記処理が、動作時、
ビーム障害回復信号を送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を受信する処理と、
ダウンリンクビーム障害イベントを検出し、それに応答してビーム障害回復プロシージャ(BFR)を開始する処理とを含み、前記ビーム障害回復プロシージャが、前記PRACHリソースを使用して前記ビーム障害回復信号を送信することを含み、
前記構成は前記PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識と、を含み、
前記送信に使用する前記PRACHリソースを、基地局によって前記通信デバイスに割り当てられる前記複数のPRACHリソースのうち、前記標識に基づいて、前記サブセットに制限する処理を含み、
前記タイマが失効した場合、前記PRACHリソースの使用が不可になる、
集積回路。
【請求項10】
基地局の処理を制御する集積回路であって、前記処理が、動作時、
動作時に、ビーム障害回復信号を通信デバイスが送信するための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースの構成を送信する処理と、
ビーム障害回復プロシージャ(BFR)を実施する処理とを含み、前記ビーム障害回復プロシージャは、前記PRACHリソースを使用した前記ビーム障害回復信号を前記通信デバイスから受信することを含み、
前記構成は前記PRACHリソースが有効である時間期間を示すタイマと、複数のPRACHリソースのうちのサブセット中のPRACHリソースの数を示す標識と、を含み、
前記PRACHリソースが、前記基地局によって前記通信デバイスに割り当てられる前記複数のPRACHリソースのうち、前記標識に基づいて、前記サブセットに制限され、
前記タイマが失効した場合、前記PRACHリソースの使用が不可になる、
集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動端末が、移動通信システム中で基地局と通信しているときにダウンリンクビーム障害イベントを検出したのに応答してビーム障害回復信号を送信するための、アップリンクリソース割当てに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、第5世代(5G)とも呼ばれる次世代セルラー技術に関する技術仕様の次リリース(リリース15)に焦点を合わせている。
【0003】
3GPP技術仕様グループ(TSG)無線アクセスネットワーク(RAN)ミーティング#71(ヨーテボリ、2016年3月)において、RAN1、RAN2、RAN3、およびRAN4を含む最初の5G検討項目「Study on New Radio Access Technology(新しい無線アクセス技術の検討)」が承認されたが、これは、最初の5G規格を定義するリリース15作業項目(WI)になると予想される。
【0004】
5G新無線(NR)の目的の1つは、エンハンストモバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)、マッシブマシンタイプ通信(mMTC)を少なくとも含む、非特許文献1(www.3gpp.orgで入手可能であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる)において定義されるすべての使用シナリオ、要件、および展開シナリオに対処する単一の技術フレームワークを提供することである。
【0005】
例えば、eMBB展開シナリオは、屋内ホットスポット、密集都市、郊外、都市部広域、および高速を含み得る。URLLC展開シナリオは、産業制御システム、モバイルヘルスケア(リモート監視、診断、および治療)、車両のリアルタイム制御、スマートグリッドのための広域監視制御システムを含み得る。mMTCは、スマートウェアラブルおよびセンサネットワークなど、時間クリティカルでないデータ転送を用いる多数のデバイスを伴うシナリオを含み得る。
【0006】
別の目的は、将来の使用ケース/展開シナリオを予期した前方互換性である。Long Term Evolution(LTE)に対する後方互換性は必要とされず、このことは、完全に新しいシステム設計、および/または新規特徴の導入を容易にする。
【0007】
NR検討項目に関する技術報告の1つ(非特許文献2)において要約されているように、基本的な物理レイヤ信号波形は、直交周波数分割多重化(OFDM)に基づくことになる。ダウンリンクとアップリンクの両方で、サイクリックプレフィックス使用OFDM(CP-OFDM)ベースの波形がサポートされる。少なくとも40GHzまでのeMBBアップリンクについては、CP-OFDM波形に対する補足として離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDM(DFT-S-OFDM)ベースの波形もサポートされる。
【0008】
NR検討項目に関する別の技術報告(非特許文献3)において要約されているように、マルチアンテナ方式が、ビーム管理プロシージャのセットに依拠する。このプロシージャにより、送受信ポイント(TRP)および/またはUEは、ビーム決定、ビーム測定、ビーム報告、およびビームスイーピングを含めて、DLおよびUL送信/受信に使用できるビームのセットを取得および維持することができる。
【0009】
NRにおける設計ターゲットの1つは、ダウンリンクとアップリンクの両方でシングルユーザおよびマルチユーザMIMOをサポートする基地局によるカバレッジを増大させながら、基本的な物理レイヤ信号波形を通信において利用することである。この目的で、3GPP TSG RAN1 WG1ミーティング#89(中華人民共和国、杭州、2017年5月15~19日)において、ビーム障害が検出された場合のビーム障害回復メカニズムを含むビーム管理プロシージャを採用することが合意された。このメカニズムは、上位レイヤにおける無線リンク障害プロシージャとは別である。
【0010】
「ダウンリンク」という用語は、上位ノードから下位ノードへ(例えば、基地局から中継ノードまたはUEへ、中継ノードからUEへ、等)の通信のことを指す。「アップリンク」という用語は、下位ノードから上位ノードへ(例えば、UEから中継ノードまたは基地局へ、中継ノードから基地局へ、等)の通信のことを指す。「サイドリンク」という用語は、同レベルのノード間(例えば、2つのEU間、または2つの中継ノード間、または2つの基地局間)の通信のことを指す。
【先行技術文献】
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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