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公開番号
2025110906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2022096084
出願日
2022-06-14
発明の名称
測定装置、測定方法、及び、測定プログラム
出願人
日置電機株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01R
27/02 20060101AFI20250723BHJP(測定;試験)
要約
【課題】測定において実際の測定する状況に基づいて誤差の補正を行う。
【解決手段】少なくとも1つの測定領域に配置された測定対象物の電気的特性値を測定する測定装置1であって、測定対象物20の基準である基準測定対象物20Sの電気的特性の基準値と測定領域101~110において測定された基準測定対象物20Sの電気的特性値とのずれ量を測定領域101~110に対応付けて記憶する記憶部19と、測定対象物20の電気的特性値を測定する際における実際の測定領域101~110を特定する情報を受け付ける測定領域情報受付部181と、測定領域101~110を特定する情報に対応したずれ量を特定するずれ量特定部182と、電気的特性値を測定する測定部185と、特定したずれ量に応じて電気的特性値を補正する補正部186と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つの測定領域に配置された測定対象物の電気的特性値を測定する測定装置であって、
測定対象物の基準である基準測定対象物の電気的特性の基準値と前記測定領域において測定された前記基準測定対象物の電気的特性値とのずれ量を前記測定領域に対応付けて記憶する記憶部と、
前記測定対象物の電気的特性値を測定する際における実際の前記測定領域を特定する情報を受け付ける測定領域情報受付部と、
前記測定領域を特定する情報に対応した前記ずれ量を特定するずれ量特定部と、
前記電気的特性値を測定する測定部と、
特定した前記ずれ量に応じて前記電気的特性値を補正する補正部と、
を備える、
測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ずれ量を算出するずれ量算出部を備える、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記ずれ量算出部は、前記測定領域において測定された前記基準測定対象物の電気的特性値から前記基準値を加減算した値を前記ずれ量として算出する、
請求項2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記ずれ量算出部は、前記測定領域において測定された前記基準測定対象物の電気的特性値から前記基準値との比を前記ずれ量として算出する、
請求項2に記載の測定装置。
【請求項5】
前記測定部が測定した前記電気的特性値または前記補正部により補正された補正後の電気的特性値のいずれか一方を出力する出力部を備える、
請求項1または2に記載の測定装置。
【請求項6】
前記基準測定対象物は、前記測定対象物のうち1つである、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項7】
前記基準測定対象物及び前記測定対象物は、バッテリである、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項8】
少なくとも1つの測定領域に配置された測定対象物の電気的特性値を測定する測定方法であって、
前記測定対象物の電気的特性値を測定する際における実際の前記測定領域を特定する情報を受け付けるステップと、
前記測定対象物の基準である基準測定対象物の電気的特性の基準値と前記測定領域における前記基準測定対象物の電気的特性値とのずれ量が、前記測定領域に対応付けて記憶されている記憶部から、前記測定領域に対応した前記ずれ量を特定するステップと、
前記電気的特性値を測定するステップと、
特定した前記ずれ量に応じて前記電気的特性値を補正するステップと、
を実行する測定方法。
【請求項9】
前記基準値を前記記憶部に記憶するステップと、
前記測定領域における前記基準測定対象物の電気的特性値を前記測定領域に対応付けて前記記憶部に記憶するステップと、
を実行する、
請求項8に記載の測定方法。
【請求項10】
少なくとも1つの測定領域に配置された測定対象物の電気的特性値を測定する処理をコンピュータに実行させる測定プログラムであって、
前記測定対象物の電気的特性値を測定する際における実際の前記測定領域を特定する情報を受け付けるステップと、
前記測定対象物の基準である基準測定対象物の電気的特性の基準値と前記測定領域における前記基準測定対象物の電気的特性値とのずれ量が、前記測定領域に対応付けて記憶されている記憶部から、前記測定領域に対応した前記ずれ量を特定するステップと、
前記電気的特性値を測定するステップと、
特定した前記ずれ量に応じて前記電気的特性値を補正するステップと、
を前記コンピュータに実行させる測定プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定装置、測定方法、及び、測定プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
バッテリなどの測定対象物(DUT:Device Under Test)のインピーダンスなどの電気的特性を示す値(以下「電気的特性値」という)を測定するバッテリテスタ等の測定装置において、電気的特性値を測定する際に測定対象物の周辺にある他の測定対象物や測定対象物の周囲にある金属からの影響など周辺の環境により、測定した電気的特性値に誤差が生じる場合がある。
【0003】
なお、測定に先立って、種々の補正(調整)が行われるが、その一つにゼロアジャスト補正(ショート補正とも言う)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-81202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ゼロアジャスト補正は、一般にゼロアジャストボードと称されるものなど、ゼロアジャスト補正用の器具を用いて行われる。このように、ゼロアジャスト補正において、誤差の補正に用いられる器具と測定対象物とが異なる物であり、渦電流の発生に影響する金属部の形状や材質などが異なるため、ゼロアジャスト補正時と測定対象物の測定時とで測定値の誤差要因となる渦電流の発生の状況が異なる。つまり、抵抗測定装置において、周辺の環境により生じる誤差を低減しようとしてゼロアジャスト補正を行ったとしても、実際の測定する状況に基づいて誤差の補正が行われているとは言いがたい。
【0006】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、電気的特性を示す値を測定する際に実際の測定する状況に基づいて誤差の補正を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の代表的な実施の形態に係る測定装置は、少なくとも1つの測定領域に配置された測定対象物の電気的特性値を測定する測定装置であって、測定対象物の基準である基準測定対象物の電気的特性の基準値と前記測定領域において測定された前記基準測定対象物の電気的特性値とのずれ量を、前記測定領域に対応付けて記憶する記憶部と、前記測定対象物の電気的特性値を測定する際における実際の前記測定領域を特定する情報を受け付ける測定領域情報受付部と、前記測定領域を特定する情報に対応した前記ずれ量を特定するずれ量特定部と、前記電気的特性値を測定する測定部と、特定した前記ずれ量に応じて前記電気的特性値を補正する補正部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る測定装置によれば、電気的特性を示す値を測定する際に実際の測定する状況に基づいて誤差の補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る測定装置の構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態に係る測定方法における測定対象物のインピーダンス値を計測する検査工程の一例を示す図である。
実施の形態に係る測定方法における測定対象物の基準インピーダンス値、測定領域別インピーダンス値、及びずれ量の一例を示す図である。
実施の形態に係る測定方法における基準測定対象物を示す模式的に示す図である。
実施の形態に係る測定方法において測定領域に対応する基準測定対象物の測定領域別インピーダンス値を取得するステップを示す模式図である。
実施の形態に係る測定方法において測定領域に対応する基準測定対象物の測定領域別インピーダンス値を取得するステップを示す別の模式図である。
実施の形態に係る測定方法において測定領域に対応する基準測定対象物の測定領域別インピーダンス値を取得するステップを示すさらに別の模式図である。
実施の形態に係る測定方法におけるずれ量の記憶領域の一例を示す模式図である。
実施の形態に係る測定方法におけるずれ量算出処理の一例を示すフローチャートである。
実施の形態に係る測定方法における測定対象物のインピーダンス値測定処理の一例を示すフローチャートである。
実施の形態に係る測定方法における測定対象物のインピーダンス値を計測する検査工程の変形例1を示す図である。
実施の形態に係る測定方法における測定対象物のインピーダンス値を計測する検査工程の変形例2を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。なお、以下の説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の参照符号を、括弧を付して記載している。
(【0011】以降は省略されています)
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