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公開番号
2025110244
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024004069
出願日
2024-01-15
発明の名称
光学フィルム、偏光フィルム、画像表示装置、及び液晶表示装置
出願人
株式会社カネカ
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250718BHJP(光学)
要約
【課題】中実シリカ微粒子を含む層を有する高透過率かつ低ヘイズの光学フィルム、並びに該光学フィルムを備える偏光フィルム、画像表示装置、及び液晶表示装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る光学フィルムは、(メタ)アクリル系樹脂を含む(メタ)アクリル系樹脂フィルムの片面又は両面に反射防止層が形成された光学フィルムであって、反射防止層は、波長594nmの光に対する屈折率が1.50以下であるバインダー樹脂と、平均一次粒子径が15~90nmである中実シリカ微粒子とを含み、該反射防止層の固形分中における中実シリカ微粒子の含有率が30~80重量%であり、光学フィルムの全光線透過率が93%以上、かつ、ヘイズが2%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル系樹脂を含む(メタ)アクリル系樹脂フィルムの片面又は両面に反射防止層が形成された光学フィルムであって、
前記反射防止層は、波長594nmの光に対する屈折率が1.50以下であるバインダー樹脂と、平均一次粒子径が15~90nmである中実シリカ微粒子とを含み、該反射防止層の固形分中における前記中実シリカ微粒子の含有率が30~80重量%であり、
前記光学フィルムの全光線透過率が93%以上、かつ、ヘイズが2%以下である光学フィルム。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記バインダー樹脂のヤング率が200MPa以下である、請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項3】
前記反射防止層の厚みが50~300nmである、請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムが、主鎖に環構造を有する(メタ)アクリル系樹脂を含む、請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項5】
前記環構造が、グルタルイミド構造、ラクトン環構造、無水マレイン酸構造、N-置換マレイミド構造、及び無水グルタル酸構造から選択される少なくとも1種である、請求項4に記載の光学フィルム。
【請求項6】
偏光子に対して接着剤層を介して請求項1~5のいずれか1項に記載の光学フィルムが積層された偏光フィルム。
【請求項7】
請求項6に記載の偏光フィルムを備える画像表示装置。
【請求項8】
液晶セルと、
前記液晶セルの視認側に粘着剤層を介して積層された前面側偏光フィルムと、
前記液晶セルの視認側とは反対側に粘着剤層を介して積層された背面側偏光フィルムと、
前記背面側偏光フィルムの外側に配置されたバックライトユニットとを備え、
前記前面側偏光フィルム及び前記背面側偏光フィルムはそれぞれ、偏光子と、該偏光子の両面に配置された偏光子保護フィルムとを有し、
前記背面側偏光フィルムの前記バックライトユニット側に配置された偏光子保護フィルムが請求項1~5のいずれか1項に記載の光学フィルムであり、かつ、該光学フィルムの反射防止層が前記バックライトユニット側に位置する液晶表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルム、偏光フィルム、画像表示装置、及び液晶表示装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置には、通常、液晶セルの両側に2枚の偏光フィルムが配置される。偏光フィルムとしては、偏光子の両側に偏光子を保護するための偏光子保護フィルムを接着剤で貼合したものが一般的に用いられる。
【0003】
近年、液晶パネルの高輝度化及び低消費電力化の要求が高まっており、偏光フィルムとしての透過率の向上が望まれている。このような背景から、偏光フィルムに反射防止層(低屈折率層)を設けることが提案されている。例えば、特許文献1では、中空微粒子及び水分散性の低屈折高分子樹脂を含むプライマー層を設けた偏光板(偏光フィルム)を、液晶セルのバックライトユニット側に配置することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2016-531314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、中空シリカ微粒子等の中空微粒子は、テンプレートとなるコアの外殻にシェルを形成した後、コアのみを選択的に除去することにより作製されるものであり、プロセスが煩雑であるためコストが高く、さらに製造時の環境負荷も大きいという問題を有している。特に、透明性が要求される分野で使用される粒子径100nm以下の中空微粒子は、製造が難しく、経済性の観点から使用が限られている。
【0006】
そこで、本発明は、中実シリカ微粒子を含む反射防止層を有する高透過率かつ低ヘイズの光学フィルム、並びに該光学フィルムを備える偏光フィルム、画像表示装置、及び液晶表示装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1> (メタ)アクリル系樹脂を含む(メタ)アクリル系樹脂フィルムの片面又は両面に反射防止層が形成された光学フィルムであって、
前記反射防止層は、波長594nmの光に対する屈折率が1.50以下であるバインダー樹脂と、平均一次粒子径が15~90nmである中実シリカ微粒子とを含み、該反射防止層の固形分中における前記中実シリカ微粒子の含有率が30~80重量%であり、
前記光学フィルムの全光線透過率が93%以上、かつ、ヘイズが2%以下である光学フィルム。
【0008】
<2> 前記バインダー樹脂のヤング率が200MPa以下である、<1>に記載の光学フィルム。
【0009】
<3> 前記反射防止層の厚みが50~300nmである、<1>又は<2>に記載の光学フィルム。
【0010】
<4> 前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムが、主鎖に環構造を有する(メタ)アクリル系樹脂を含む、<1>~<3>のいずれか1項に記載の光学フィルム。
(【0011】以降は省略されています)
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