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公開番号2025108918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002460
出願日2024-01-11
発明の名称画像編集装置、その制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 5/222 20060101AFI20250716BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの煩雑さを低減すべく複数の撮像装置で取得した撮像画像の色等を合わせる装置を提供する。
【解決手段】色・輝度合わせ基準となる基準カメラと色・輝度合わせ対象となる対象カメラのそれぞれにおいて事前撮像画像と本番撮像画像とを記憶するメモリを有する画像編集装置において、基準カメラと対象カメラの各々における事前撮像画像と本番撮像画像とを撮像画像に付随する撮像条件に基づいて対応付ける第1対応付け部と、撮像画像中の同時性を担保する同時性担保情報に基づいて基準カメラの本番撮像画像と対象カメラの本番撮像画像とを対応付ける第2対応付け部と、対応付け結果を参照して基準カメラの事前撮像画像と対象カメラの事前撮像画像とを対応付ける第3対応付け部とを備え対象カメラの本番撮像画像の色、輝度を対応する基準カメラの本番撮像画像の色・輝度に合わせることを可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
色・輝度合わせ基準となる基準カメラと色・輝度合わせ対象となる対象カメラのそれぞれにおいて事前に撮像取得した事前撮像画像と本番に撮像取得した本番撮像画像とを記憶する記憶手段を有する画像編集装置において、
前記基準カメラと前記対象カメラのそれぞれにおける、事前撮像画像と本番撮像画像とを撮像画像に付随する撮像条件に基づいて対応付ける第1対応付け手段と、
撮像画像中の同時性を担保する同時性担保情報に基づいて、前記基準カメラの本番撮像画像と前記対象カメラの本番撮像画像とを対応付ける第2対応付け手段と、
前記第1対応付け手段と前記第2対応付け手段とによる対応付け結果を参照して、前記基準カメラの事前撮像画像と前記対象カメラの事前撮像画像とを対応付ける第3対応付け手段と、を備え、
前記対象カメラの本番撮像画像の色、輝度を対応する前記基準カメラの本番撮像画像の色・輝度に合わせることを可能にしたことを特徴とする画像編集装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1対応付け手段による事前撮像画像と本番撮像画像の対応付けの結果、対応付け可能な事前撮像画像が存在しない本番撮像画像がある場合、当該本番撮像画像に対応する事前撮像画像が存在しないことが分かる報知態様で報知する第1報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項3】
前記基準カメラの本番撮像画像の内、前記第1報知手段の報知対象である本番撮像画像について、当該本番撮像画像に対して前記第2対応付け手段が対応付けた、前記対象カメラの本番撮像画像が分かる態様で報知する第2報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像編集装置。
【請求項4】
前記第2対応付け手段は更に、
前記第2報知手段の報知対象である前記対象カメラの本番撮像画像の対応付けにおいて、当該本番撮像画像とタイムコードが前後する前記対象カメラの本番撮像画像の内で撮像画像に付随する撮像条件が一致する本番撮像画像に対応する前記基準カメラの本番撮像画像に対応付けをし直すことを特徴とする請求項3に記載の画像編集装置。
【請求項5】
前記第2対応付け手段は更に、
前記第2報知手段の報知対象である前記対象カメラの本番撮像画像の対応付けにおいて、当該本番撮像画像とタイムコードが前後する本番撮像画像の両方と撮像条件が一致した場合、当該タイムコードが前の本番撮像画像に対応する基準カメラの本番撮像画像に対応付けをし直すことを特徴とする請求項3または4に記載の画像編集装置。
【請求項6】
前記第2報知手段の報知対象である前記対象カメラの本番撮像画像の撮像条件が、当該本番撮像画像とタイムコードが前後する本番撮像画像の両方の撮像条件のいずれとも一致しない場合、一致しないことを示す情報を報知する第3報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の画像編集装置。
【請求項7】
前記第2対応付け手段は更に、
前記第3報知手段の報知対象である前記対象カメラの本番撮像画像について、ユーザの指定に基づいて対応付ける基準カメラの本番撮像画像を決定して対応付けることを特徴とする請求項6に記載の画像編集装置。
【請求項8】
前記対象カメラの本番撮像画像とタイムコードが一致する、前記基準カメラの本番撮像画像が存在しない場合、前記対象カメラの本番撮像画像を示す情報を報知する第4報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像編集装置。
【請求項9】
前記第1報知手段は更に、
前記本番撮像画像に対応する事前撮像画像が存在しないことが分かるように当該本番撮像画像を強調表示するとともに、その事を説明する文字列を表示することを特徴とする請求項2に記載の画像編集装置。
【請求項10】
前記第2報知手段は更に、
前記本番撮像画像に対して前記第2対応付け手段が対応付けた、前記対象カメラの本番撮像画像が分かるように当該本番撮像画像を強調表示するとともに、その事を説明する文字列を表示することを特徴とする請求項3に記載の画像編集装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の撮像装置で撮像した撮像画像を対応付ける画像編集装置、その制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
映像制作の現場等では一般に複数の撮像装置を用いて撮像が行われる。同一の被写体を撮像しても、使用する撮像装置や照明環境、撮像装置と照明と被写体との相対的な位置関係等の撮像条件によって撮像装置から得られる撮像画像(静止画像、動画像)における被写体の色・輝度は異なったものとなる。
【0003】
このため、編集時に撮像装置の間の撮像画像の色・輝度を合わせるに際して、本番撮像前の準備段階において撮像装置・撮像条件毎に色・輝度を合わせるために必要な情報を撮像画像として取得しておく必要がある。色・輝度を合わせる際にあっては、先ず各撮像装置の本番撮像画像の中から基準、対象となる撮像画像(基準撮像画像、対象撮像画像)を選択して対応付ける。さらに、撮像装置毎に事前に撮像した事前撮像画像から、本番撮像画像と撮像条件が一致する撮像画像を探して対応付ける。そして、前述した各結果を合わせて、事前撮像画像の中から「基準」、「対象」となる撮像画像を抽出して色・輝度合わせに使用する。
【0004】
特許文献1は次述の動画像再生装置に関する技術を開示している。即ち、当該装置は、撮像装置で取得した動画像に付属する撮像位置、日時、ホワイトバランス、露出情報等の撮像条件に基づいて例えば夏の夜に撮像した撮像画像に関連する動画像をグルーピングし、同一グループに属する複数の動画像を連続再生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開特開2005-80056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来技術のみでは複数の撮像装置の本番撮像画像から基準・対象となる撮像画像を選択し対応付ける作業や事前撮像画像から基準・対象となる撮像画像を選択し対応付ける作業が発生する。かかる作業は手作業で行う必要があり非常に煩雑なものであった。
【0007】
本発明の目的は、ユーザの煩雑さを低減すべく、複数の撮像装置で取得した撮像画像間の色・輝度を合わせるための撮像画像間の対応付けを行う画像編集装置、その制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、色・輝度合わせ基準となる基準カメラと色・輝度合わせ対象となる対象カメラのそれぞれにおいて事前に撮像取得した事前撮像画像と本番に撮像取得した本番撮像画像とを記憶する記憶手段を有する画像編集装置において、前記基準カメラと前記対象カメラのそれぞれにおける、事前撮像画像と本番撮像画像とを撮像画像に付随する撮像条件に基づいて対応付ける第1対応付け手段と、撮像画像中の同時性を担保する同時性担保情報に基づいて、前記基準カメラの本番撮像画像と前記対象カメラの本番撮像画像とを対応付ける第2対応付け手段と、前記第1対応付け手段と前記第2対応付け手段とによる対応付け結果を参照して、前記基準カメラの事前撮像画像と前記対象カメラの事前撮像画像とを対応付ける第3対応付け手段と、を備え、前記対象カメラの本番撮像画像の色、輝度を対応する前記基準カメラの本番撮像画像の色・輝度に合わせることを可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザの煩雑さを低減すべく、複数の撮像装置で取得した撮像画像間の色・輝度を合わせることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像編集装置の構成図である。
制御装置300の構成図である。
第1実施形態の色・輝度を合わせるための撮像画像の対応付け処理を示すフローチャートである。
第1実施形態の事前撮像画像と本番撮像画像の対応付けの説明図である。
第1実施形態における撮像装置間の本番撮像画像の対応付けの説明図である。
第1実施形態における撮像装置間の事前撮像画像の対応付け結果の説明図である。
第2実施形態の色・輝度を合わせるための撮像画像の対応付け処理を示すフローチャートである。
第2実施形態における第1報知画像の説明図である。
第2実施形態における第2報知画像の説明図である。
第2実施形態における基準撮像装置の本番撮像画像と対象画像とを対応付けの説明図である。
第2実施形態における第3報知画像の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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