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公開番号2025106695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000175
出願日2024-01-04
発明の名称情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法及び情報提供プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/04 20230101AFI20250709BHJP(計算;計数)
要約【課題】鉄道の運行状況に基づいて生成した精度の高い情報をユーザに提供することができる情報提供装置を得ること。
【解決手段】情報提供装置10は、鉄道の運行に関する運行関連データを複数の鉄道事業者から収集するデータ収集部11と、データ収集部11が収集した運行関連データを蓄積する蓄積データ記憶部12と、複数の鉄道事業者から収集した運行関連データに基づいて、鉄道の運行に関する将来の予測を行う予測部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
鉄道の運行に関する運行関連データを複数の鉄道事業者から収集するデータ収集部と、
前記データ収集部が収集した前記運行関連データを蓄積する蓄積データ記憶部と、
前記複数の鉄道事業者から収集した前記運行関連データに基づいて、前記鉄道の運行に関する将来の予測を行う予測部と、
を備えることを特徴とする情報提供装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記運行関連データは、前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータ及び前記複数の鉄道事業者の各々が消費する電力量であり、
前記予測部は、前記複数の鉄道事業者の各々の消費電力量を予測することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項３】
前記運行関連データは、前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータ及び前記複数の鉄道事業者の各々の職員配置情報であり、
前記予測部は、前記複数の鉄道事業者の各々の職員配置状況を予測することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項４】
前記運行関連データは、前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータと、前記複数の鉄道事業者の各々の鉄道利用者の入場駅及び出場駅を示す起終点データ、前記複数の鉄道事業者の各々が運行する列車の乗車率データ、前記複数の鉄道事業者の各々の乗降者数データのうちの少なくとも一つと、前記複数の鉄道事業者の各々の事故情報及び振替輸送情報のうちの少なくとも一つとであり、
前記予測部は、混雑度及び人流を予測することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項５】
前記運行関連データは、前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータと、前記複数の鉄道事業者の各々の鉄道利用者の入場駅及び出場駅を示す起終点データ、前記複数の鉄道事業者の各々が運行する列車の乗車率データ、前記複数の鉄道事業者の各々の乗降者数データのうちの少なくとも一つと、前記複数の鉄道事業者の各々の振替輸送情報とであり、
前記予測部は、前記鉄道の遅延の予測することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項６】
前記運行関連データは、前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータ及び前記複数の鉄道事業者の各々が運用する車両の状態を示す車両情報であり、
前記予測部は、前記複数の鉄道事業者の各々が運用する車両の状態を予測することを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項７】
前記予測部は、
前記運行関連データと、前記運行関連データに基づいて将来の予測を行う学習済モデルとを用いて、鉄道の運行に関する将来の予測を行うことを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
【請求項８】
前記予測部は、前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータを含む運行関連データに基づいて、前記学習済モデルを作成することを特徴とする請求項７に記載の情報提供装置。
【請求項９】
前記予測部は、前記蓄積データ記憶部に蓄積された前記複数の鉄道事業者の各々の計画ダイヤデータを含む運行関連データに基づいて、前記学習済モデルを作成することを特徴とする請求項７に記載の情報提供装置。
【請求項１０】
前記データ収集部は、前記鉄道の運行に影響を与える原因となる運行影響原因データをさらに収集し、
前記蓄積データ記憶部は、前記データ収集部が収集した前記運行影響原因データをさらに蓄積し、
前記予測部は、前記複数の鉄道事業者から収集した前記運行関連データ及び前記運行影響原因データに基づいて、前記鉄道の運行に関する将来の予測を行うことを特徴とする請求項１に記載の情報提供装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、鉄道事業者が保有する情報に基づいて情報を作成してユーザに提供する情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法及び情報提供プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、鉄道、駅施設及び駅周辺施設を利用するユーザの利便性、鉄道事業者の業務の効率性、及び駅周辺施設を経営する事業者の業務の効率性を高めるために、鉄道、駅施設及び駅周辺施設を利用するユーザ、鉄道事業者又は駅周辺施設の経営者に対して鉄道の運行状況に基づいて生成した情報を提供することが求められるようになっている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、複数線区の列車情報を一元管理し、全線の運行状況をリアルタイムに提供する旅客案内システムが開示されている。特許文献１に開示される旅客案内システムは、運行管理システムから得たダイヤ情報を統合して全線ダイヤを生成し、全線ダイヤと各線区の遅延情報とに基づいて列車の遅延予測を行い、遅延予測を含んだ予測ダイヤを生成してユーザに提示する。特許文献１に開示される旅客案内システムによれば、鉄道利用者は、鉄道の遅延予測を含んだ予測ダイヤを知ることができるため、予測される遅延時間に基づいて、移動経路を変えるか否かの判断を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００８－１６２５６５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
鉄道網の発達に伴い、複数の鉄道事業者が乗り入れる乗り換え可能駅が開設されたり、複数の鉄道事業者が相互乗り入れを行ったりすることが増加している。また、再開発事業などにより大規模な集客施設が駅周辺に建設されたりすることもある。このため、他社の鉄道路線における遅延が原因で乗り換えによる流入客が急増したり、ある鉄道事業者の線区での遅延が相互乗り入れ先の鉄道事業者に波及したり、駅周辺の集客施設でイベントが開催されることによって鉄道利用者が増加したりするなど、鉄道事業者の社外に起因する事象によって鉄道の運行に影響が生じることが増加している。
【０００６】
特許文献１に開示される旅客案内システムは、同一の鉄道事業者の複数線区から情報を収集して予測ダイヤを生成するため、鉄道事業者の社外に起因する事象によって鉄道の運行に影響が生じる場合には、鉄道の運行状況に基づいて生成する情報の精度が低くなってしまう可能性があった。
【０００７】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、鉄道の運行状況に基づいて生成した精度の高い情報をユーザに提供できる情報提供装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報提供装置は、鉄道の運行に関する運行関連データを複数の鉄道事業者から収集するデータ収集部と、データ収集部が収集した運行関連データを蓄積する蓄積データ記憶部とを備える。情報提供装置は、複数の鉄道事業者から収集した運行関連データに基づいて、鉄道の運行に関する将来の予測を行う予測部を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、鉄道の運行状況に基づいて生成した精度の高い情報をユーザに提供できる情報提供装置を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施の形態１に係る情報提供システムの構成を示す図
実施の形態１に係る情報提供装置の予測部の構成を示す図
実施の形態１に係る情報提供装置の学習装置の構成を示す図
実施の形態１に係る情報提供装置の学習装置のニューラルネットワークの一例を示す図
実施の形態１に係る情報提供装置の学習装置における学習処理に関するフローチャート
実施の形態１に係る情報提供装置の推論装置の構成を示す図
実施の形態１に係る情報提供装置の推論装置における推論処理の流れを示すフローチャート
実施の形態１に係る情報提供装置の予測部のハードウェア構成を示す図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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