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公開番号2025106393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025061920,2022169788
出願日2025-04-03,2016-02-09
発明の名称サンプル収集関連応用、分析および診断のためのデバイス、溶液および方法
出願人アボゲン, インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01N 33/531 20060101AFI20250708BHJP(測定;試験)
要約【課題】さらなる下流分析のため、および/または病状の診断のために、自然に発現された体液(例えば、唾液、痰、尿)中の細胞ならびに/もしくは細胞外成分を保存するための溶液を提供すること。
【解決手段】溶液は、血液に対して高張性であり得る。自然に発現された体液のサンプルから細胞を濃縮するため、および/または、例えば、癌、肥満、感染症、自閉症、アルツハイマー病、血液疾患、心血管疾患もしくは障害、糖尿病、不安定プラーク、LTBI、HIV感染、COPD、ACOS等の病状を診断するように分析するための技法が説明される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書および図面に記載の物、方法またはシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(開示の分野)
本開示は、有害および/または毒性物質、特に、自然に発現された体液(例えば、口腔液、尿)を含む体液または他の物質のサンプルを収集するためのデバイス、溶液、および方法に関する。加えて、または代替として、本開示は、概して、そのような液体からの細胞および/または細胞外成分の保存に関する。加えて、または代替として、本開示は、概して、機能的ゲノム学に関する。加えて、または代替として、本開示は、(例えば)診断、遺伝学、機能的ゲノム、エピジェネティック研究、ならびにバイオマーカ発見のうちのいずれかにおける研究のためのそのような体液からの細胞および/または細胞外成分の単離および/または保存に関する。加えて、または代替として、本開示は、概して、天然に発現する体液を使用することによる疾患または感染症の検出に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
個人化医療は、1つの全体用治療モデルとは対照的な個人への治療のカスタマイズである。個人化医療は、体調に基づいて患者をカテゴライズし、そのカテゴリのためだけに最適な医療解決策を設計することを伴う。個人化医療の進展は、治療のために、ならびにスクリーニングおよび早期疾患検出のための診断の開発のために集団を階層化するためのバイオマーカの発見、検証、および商業化に依存する。
【0003】
エピジェネティック研究は、医学研究の最先端を担っており、癌、肥満、糖尿病、統合失調症、およびアルツハイマー病を含むいくつかの身体および精神疾患の病因に関与する(Alikaら、2010;Grantら、2010;McGowenら、2009;McGowenおよびSzyf、2010;Plazas-MayorcaおよびVrana、2011;ならびにPortelaおよびEsteller、2010)。加えて、エピジェネティックスは、癌、糖尿病、薬剤統合、薬剤有効性、小児期攻撃性、自殺行動、加齢、炎症、疼痛、肥満、統合失調症、および他の精神疾患を含むが、それらに限定されない、多くの科学および医療分野で特に有望であり得る(Abdolmalekyら、2005;Costaら、2003;Iwamoto & Kato、2009;Kuratomiら、2007;McGowan & Kato、2007;McGowenおよびSzyf、2010;Peedicayil、2007;Petronisら、1999;McGowenおよびSzyf、2010;Plazas-MayorcaおよびVrana、2011;ならびにZawiaら、2009)。
【0004】
当該分野内の主な課題は、全ゲノム分析研究を含む、大規模エピジェネティック研究のために十分である、在宅サンプル収集用の適切な原試料の識別を含む。エピジェネティックスは、エピジェネティック機構が環境的体験の分子記憶を提供し得ることを増加しつつある証拠が示唆するように、遺伝子・環境相互作用の機構を理解することの手掛かりであり得る(Ho,2010;Kappeler and Meaney,2010:McGowen et al.,2009;McGowen and Szyf,2010;Portela and Esteller,2010;Richards,2008;Russo et al.,2010;Tsai et al.,2010;およびVlaanderen et al.,2010)。一部のヒトからの予備データは、末梢血液細胞中の明確に異なるメチル化パターンが、小児期攻撃性、自殺行動、および加齢を含む、社会的行動と関連付けられることを示唆する(Kappeler and Meaney,2010;McGowen et al.,2009;McGowen and Szyf,2010;Portela and Esteller,2010;Russo et al.,2010;Tierling et al.,2010;Tsai et al.;2010およびZhang et al.,2011)。
【0005】
ヒトの疾患、特に、精神疾患の異種性質、および寄与する病因的因子の複雑な相互作用に少なくとも部分的に起因して、研究は、信頼性があり、かつ有意な効果を提供するために大型サンプルサイズを必要とする。しかしながら、エピジェネティック研究用のサンプル収集のための現在の研究オプションは、「大型サンプルサイズ」という本要件を満たさない。研究用の大型サンプルサイズの必要性はまた、ヒト・環境相互作用もまた多くの寄与する要因を伴う非常に複雑な性質であるため、これらの相互作用を研究することに関して有意な効果を生じるために当てはまる。大規模な「人口規模」(少なくとも数百から数千の対象サンプル数の)エピジェネティック研究を行う能力は、ヒト・環境相互作用の新しい理解を導入し、現代医学の進歩に不可欠なエピジェネティックベースのスクリーニング診断の開発を促進する、縦断研究の完成を促進することができる。本エピジェネティック研究は、どのようにして環境が我々のエピゲノムに影響を及ぼすか、およびどのようにしてこれが個体の健康転帰に関するかにつながり得、さらに、高リスクと見なされる個体のための予防介入、および診断を含むがそれに限定されない、これらの健康格差のための診断法の開発につながり得る。
【0006】
ヒト集団内の環境および他の複雑な相互作用を定量化しようとする、いくつかのエピジェネティック研究は、実験のための原試料として血液を使用する。血液は、以下であるため、大集団規模の研究を行う研究者の能力を制約し得る。
1. 概して、医学的監視を必要とする
2. 収集のための侵襲的手技を伴う
3. 参加を制限する悪い印象がある
4. 収集して輸送することが高価である
【0007】
自然に発現された体液、例えば、唾液および尿は、以下であるため、在宅サンプル収集用の付加的または代替的な適切な原試料であり得る。
1. 侵襲的技法を必要としない
2. 血液と同一の悪い印象がない
3. 専門家の監視を必要としない
4. 収集することが安価であり得る
【0008】
加えて、少なくとも唾液は、白血球を含有することが示されている(Dos-Santos et al.,2009)。体液、例えば、口腔液、尿の使用は、大規模な「人口規模」エピジェネティック研究を可能にし得る。加えて、口腔液または尿の在宅サンプル収集は、参加者の数を大いに増加させることができ、サンプルが世界中のどこからでも対象によってより容易に出荷/輸送されることができるため、はるかに広い範囲の研究オプションを利用可能にし得る。例えば、世界中のどこからでもサンプルをより容易に出荷する能力は、サンプルが研究室インフラストラクチャを有していない国からであるときに特に有用であり得る。
【0009】
生物のゲノムは、その遺伝情報を含有し、有機体の全細胞中で同一である、固定配列である。有機体のエピゲノムは、対照的に、細胞型の間で変動し、有機体の生涯にわたって変化する。したがって、エピジェネティック研究は、これらの差異を制御するように、サンプル材料源として単一の細胞型を含んでもよい(Johnson and Tricker,2010;Lister et al.,2009;およびRangwala et al.,2006)。例えば、ヒトの唾液は、上皮細胞、血液中で通常見出される細胞(すなわち、T細胞およびB細胞)、細菌、および残渣(Dos-Santos et
al.,2009およびViet and Schmidt,2008)を含む、多数の細胞型を含有する。後成的にプロファイル作成するために最も重要である唾液中の細胞は、これらの細胞が全身からエピジェネティック情報を伝えるため、血流に由来するものである(Kappeler and Meaney,2010;McGowen and
Szyf, 2010;McGowen and Szyf,2010;Righini et al,2007;Rosas et al.,2011;Vlaanderen et al.,2010およびZhang et al.,2011)。
【0010】
加えて、唾液中の細胞の圧倒的多数を構成する(Dos-Santos et al.,2009)、上皮細胞等の血液中で見出されない唾液中の細胞が、少数の細胞の影響を弱めることによってT細胞(血液中で生じた細胞)で見られるエピジェネティック影響を「隠す」能力を有する(Dos Santos et al.,2009、Lister
et al.,2009;およびTierling et al.,2010)ため、唾液DNA全体を使用することは実用的ではない場合がある。これらの懸念に対処するために、AboGenは、細胞特異的マーカおよび(例えば、磁気的)単離技法を利用することによって、唾液等の体液中で見出される異なる細胞型を分離して抽出する方法を開発した。この方法は、大規模機能的ゲノム研究(例えば、エピゲノム研究)を含む、下流生物学的用途に使用されることができる、濃縮細胞を生じさせるために、唾液等の体液の実用的な量を使用する。例えば、唾液サンプル処理技術は、収集されたサンプルが単一細胞型に処理され、それらのエピゲノムをプロファイル作成させることを可能にする。
(【0011】以降は省略されています)

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