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公開番号2025105303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223762
出願日2023-12-29
発明の名称電気機器の取付構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F16F 15/02 20060101AFI20250703BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】起振源となる対象機器に取り付けられる電気機器の振動を良好に低減することができる電気機器の取付構造を提供する。
【解決手段】本開示の電気機器の取付構造は、起振源となる対象機器に電気機器を取り付けるためのものであり、電気機器の長手方向における一方の端面に複数の第1ブッシュおよび複数の第1ボルトを介して締結されると共に、対象機器に固定される第1支持部材と、当該一方の端面から長手方向に延在する電気機器の一対の側面の一方に第2ブッシュおよび第2ボルトを介して締結されると共に、対象機器に固定される第2支持部材と、電気機器の一対の側面の他方に、第3ブッシュおよび第3ボルトを介して締結されると共に、対象機器に固定される第3支持部材とを含むものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
起振源となる対象機器に電気機器を取り付けるための電気機器の取付構造であって、
前記電気機器の長手方向における一方の端面に複数の第1ブッシュおよび複数の第1ボルトを介して締結されると共に、前記対象機器に固定される第1支持部材と、
前記一方の端面から前記長手方向に延在する前記電気機器の一対の側面の一方に第2ブッシュおよび第2ボルトを介して締結されると共に、前記対象機器に固定される第2支持部材と、
前記電気機器の前記一対の側面の他方に、第3ブッシュおよび第3ボルトを介して締結されると共に、前記対象機器に固定される第3支持部材と、
を備える電気機器の取付構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気機器の取付構造において、
前記第2支持部材は、単一の前記第2ブッシュおよび単一の前記第2ボルトを介して前記一対の側面の前記一方に締結され、
前記第3支持部材は、単一の前記第3ブッシュおよび単一の前記第3ボルトを介して前記一対の側面の前記他方に締結され、
前記第2および第3支持部材は、互いに連結される電気機器の取付構造。
【請求項3】
請求項1に記載の電気機器の取付構造において、
前記第2支持部材は、複数の前記第2ブッシュおよび複数の前記第2ボルトを介して前記一対の側面の前記一方に締結され、
前記第3支持部材は、複数の前記第3ブッシュおよび複数の前記第3ボルトを介して前記一対の側面の前記他方に締結される電気機器の取付構造。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の電気機器の取付構造において、
前記対象機器は、車両に搭載されると共に少なくとも電動機を含むトランスアクスルまた前記トランスアクスルに取り付けられる他の機器であり、
前記電気機器は、前記電動機と電力をやり取りするバッテリの充電に供される充電器である電気機器の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、対象機器に電気機器を取り付けるための電気機器の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、後輪を駆動するリヤモータと、当該リヤモータに交流電力を供給するパワーコントロールユニットとを含む電気自動車が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電気自動車のパワーコントロールユニットは、ケース内に収容されており、当該ケースは、その前面から延出された前方リブと、後面から延出された右後方リブおよび左後方リブとを含む。ケースの前方リブ、右後方リブおよび左後方リブは、各リブに形成された貫通孔に圧入された防振ブッシュおよび各防振ブッシュの中空部を上下方向(高さ方向)に貫通するボルトを介して当該電気自動車のリヤフロアパネルに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-70041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電気自動車では、防振ブッシュにより電気自動車で発生する振動等の荷重から電気機器としてのパワーコントロールユニットを保護することができる。ただし、上記電気自動車では、特定の周波数域において複数の防振ブッシュの共振倍率が増加してしまい、パワーコントロールユニットの振動が大きくなってしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、起振源となる対象機器に取り付けられる電気機器の振動を良好に低減することができる電気機器の取付構造の提供を主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気機器の取付構造は、起振源となる対象機器に電気機器を取り付けるための電気機器の取付構造であって、前記電気機器の長手方向における一方の端面に複数の第1ブッシュおよび複数の第1ボルトを介して締結されると共に、前記対象機器に固定される第1支持部材と、前記一方の端面から前記長手方向に延在する前記電気機器の一対の側面の一方に第2ブッシュおよび第2ボルトを介して締結されると共に、前記対象機器に固定される第2支持部材と、前記電気機器の前記一対の側面の他方に、第3ブッシュおよび第3ボルトを介して締結されると共に、前記対象機器に固定される第3支持部材とを含むものである。
【0007】
本開示の電気機器の取付構造は、第1支持部材、第2支持部材および第3支持部材を含む。第1支持部材は、電気機器の長手方向における一方の端面に複数の第1ブッシュおよび複数の第1ボルトを介して締結されると共に、対象機器に固定される。第2支持部材は、当該一方の端面から長手方向に延在する電気機器の一対の側面の一方に第2ブッシュおよび第2ボルトを介して締結されると共に、対象機器に固定される。第3支持部材は、電気機器の一対の側面の他方に、第3ブッシュおよび第3ボルトを介して締結されると共に、対象機器に固定される。これにより、第1ブッシュの収縮方向と、第2および第3ブッシュの収縮方向とを交差させることができるので、特定の周波数域において第1,第2および第3防振ブッシュの共振倍率が増加してしまうのを抑制することが可能になる。この結果、本開示の電気機器の取付構造によれば、起振源となる対象機器に取り付けられる電気機器の振動を良好に低減することができる。
【0008】
また、前記第2支持部材は、単一の前記第2ブッシュおよび単一の前記第2ボルトを介して前記一対の側面の前記一方に締結されてもよく、前記第3支持部材は、単一の前記第3ブッシュおよび単一の前記第3ボルトを介して前記一対の側面の前記他方に締結されてもよく、前記第2および第3支持部材は、互いに連結されてもよい。
【0009】
これにより、第2および第3支持部材が相互に拘束されることから、対象機器の振動に起因する第2および第3支持部材の移動を規制して第2ボルトおよび第3ボルトの緩みを良好に抑制することが可能になる。
【0010】
更に、前記第2支持部材は、複数の前記第2ブッシュおよび複数の前記第2ボルトを介して前記一対の側面の前記一方に締結されてもよく、前記第3支持部材は、複数の前記第3ブッシュおよび複数の前記第3ボルトを介して前記一対の側面の前記他方に締結されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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