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公開番号2025102579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023220113
出願日2023-12-26
発明の名称駆動装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類F16H 25/16 20060101AFI20250701BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ソレノイドが小型化してもレバーを円滑に移動できる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置7は、排紙ローラ64aと、ソレノイド94と、ソレノイド94に引っ張られる第1位置とソレノイド94による引っ張りが解除された第2位置とに移動可能であり、ボス931を備えるレバー73と、排紙ローラ64aに駆動力を伝達する第1中間入力ギヤ73と、レバー73の移動に連動して、中間入力ギヤ73と歯合する第3位置と、中間入力ギヤ73との歯合が解除される第4位置とに移動可能な振り子ギヤ72と、ボス731に挿入される支持軸912を備えるギヤフレーム91とを備え、支持軸912はボス731と接触する第1接触部912Aと、第1接触部912Aと左右方向に離間しボス931と接触する第2接触部912Bと、第1接触部912Aと第2接触部912Bとの間でボス931の内周面と隙間を空けて位置する離間部912Cとを備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に延びる搬送ローラと、
ソレノイドと、
前記ソレノイドと係合するレバーであって、前記ソレノイドに引っ張られる第1位置と、前記ソレノイドによる引っ張りが解除された第2位置とに移動可能であり、前記軸方向に突出するボスを備えるレバーと、
前記搬送ローラに駆動力を伝達する第1ギヤと、
前記レバーの移動に連動して、前記第1ギヤと歯合する第3位置と、前記第1ギヤとの歯合が解除される第4位置とに移動可能な振り子ギヤと、
前記軸方向に沿って延び、前記レバーの前記ボスに挿入される支持軸を備えるフレームと、
を備え、
前記支持軸は、前記レバーの前記ボスと接触する第1接触部と、前記第1接触部と前記軸方向に離間し、前記レバーの前記ボスと接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間で前記ボスの内周面と隙間を空けて位置する離間部とを備える駆動装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記レバーは、前記ソレノイドが接触するソレノイド接触部を備え、
前記ソレノイド接触部は、前記軸方向において前記第1接触部と前記第2接触部との間に位置する請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
駆動力が入力される第2ギヤと、
前記第2ギヤと歯合可能な歯部、および前記レバーと係合可能な係合部を備えるセクタギヤとを備え、
前記レバーは、前記ソレノイドが接触するソレノイド接触部と、前記セクタギヤの前記係合部と係合可能な係合爪を備え、
前記レバーの前記係合爪は、前記軸方向において前記第1接触部と前記第2接触部との間に位置する請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記レバーの前記ソレノイド接触部は、前記ボスから前記軸方向と直交する方向に突出し、
前記レバーの前記係合爪は、前記ソレノイド接触部と異なる位相において、前記ボスから前記軸方向と直交する方向に突出し、
前記レバーは、前記ソレノイド接触部と前記係合爪とを連結する連結壁を備えている請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記ソレノイドは、前記レバーの引っ張り方向に移動可能なプランジャと、前記プランジャが移動可能に挿入されるコイルと、前記コイルを覆うケースとを備え、
前記ケースは、前記軸方向において前記コイルを挟んだ前記フレームの反対側に位置するケース側面を備え、
前記ケース側面には、前記ケースを前記フレームに固定するための締結部材が挿入される締結孔が形成されている請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記第1ギヤからの駆動力が伝達され、前記搬送ローラに接続される出力ギヤを備え、
前記出力ギヤは、上下方向において前記ソレノイドと重なる位置にある請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記振り子ギヤを支持し、前記レバーの移動に連動して、前記振り子ギヤを前記第3位置と前記第4位置とに移動させるスイッチアームと、
前記スイッチアームを、前記軸方向において前記スイッチアームを挟んだ前記フレームの反対側から覆うカバーと、
を備え、
前記スイッチアームは、前記軸方向における前記カバー側の一部を切り欠いた切欠きを備える請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記フレームは、前記第1ギヤおよび前記振り子ギヤを覆うギヤカバーである請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記第1接触部は、前記第2接触部よりも前記支持軸の先端に近い位置に配置されており、
前記第2接触部の径は、前記第1接触部の径よりも大きい請求項1または請求項2に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、用紙の両面に画像を形成する両面印刷が可能な画像形成装置においては、シートを搬送する排紙ローラの正転と逆転とを切り替えるためのソレノイドを用いた駆動装置が設けられている。
【0003】
駆動装置は、ソレノイドに引っ張られる第1位置と、ソレノイドによる引っ張りが解除された第2位置とに移動可能なレバーを備えており、例えばレバーが第2位置に移動したときに排紙ローラが正転して、レバーが第1位置に移動したときに排紙ローラが逆転されるように構成されている。
【0004】
正転する排紙ローラは、片面に画像が形成されたシートを排紙トレイに向けて搬送し、逆転する排紙ローラは片面に画像が形成されたシートを、画像形成部に向けて搬送する。レバーは、フレーム等の他の部材によって移動可能に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-227280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、駆動装置の小型化に伴って、ソレノイドの小型化を図ることが求められている。ソレノイドを小型化すると、レバーを移動させるためのソレノイドの吸引力が小さくなるため、レバーとレバーを支持する部材との間の摩擦力等といった、レバーの移動を阻害する力が大きくなると、レバーをソレノイドによって円滑に移動させることができなくなるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明においては、ソレノイドが小型化した場合であっても、レバーを円滑に移動させることができる駆動装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する駆動装置は、以下の特徴を有する。
【0009】
即ち、駆動装置は、軸方向に延びる搬送ローラと、ソレノイドと、前記ソレノイドと係合するレバーであって、前記ソレノイドに引っ張られる第1位置と、前記ソレノイドによる引っ張りが解除された第2位置とに移動可能であり、前記軸方向に突出するボスを備えるレバーと、前記搬送ローラに駆動力を伝達する第1ギヤと、前記レバーの移動に連動して、前記第1ギヤと歯合する第3位置と、前記第1ギヤとの歯合が解除される第4位置とに移動可能な振り子ギヤと、前記軸方向に沿って延び、前記レバーの前記ボスに挿入される支持軸を備えるフレームと、を備え、前記支持軸は、前記レバーの前記ボスと接触する第1接触部と、前記第1接触部と前記軸方向に離間し、前記レバーの前記ボスと接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間で前記ボスの内周面と隙間を空けて位置する離間部とを備える。
【0010】
このように、レバーを、フレームの支持軸における離間部を挟んだ第1接触部と第2接触部との2箇所で支持しているため、支持軸の外周によって全体的にレバーを支持した場合に比べて、レバーと支持軸との間に生じる摩擦力を低減することができる。従って、小型化された吸引力が小さなソレノイドを用いてレバーを移動させる場合でも、円滑にレバーを移動させることができる。
さらに、レバーを1部品であるフレームの支持軸によって支持することで、2部品にまたがってレバーを支持した場合に比べて、レバーに対するレバーを支持する部分の位置精度を向上することができる。これにより、レバーとレバーを支持する部分との位置がずれることを抑制でき、レバーの動作時におけるこじれを低減して、円滑にレバーを移動させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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