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公開番号
2025103464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220873
出願日
2023-12-27
発明の名称
サポートプログラムおよび情報処理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約
【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタ本体での無線通信のためのセットアップにかかるユーザの手間を軽減できる技術を提供すること。
【解決手段】補助プログラム42は、PC1と接続するプリンタ2に対応するプログラムであって、OS21に実装される汎用印刷プログラム41をサポートする。補助プログラム42は、PC1が備える編集アプリ43から印刷指示があったことによって、OS21から起動された場合に、PC1のCPU11に、プリンタ2に印刷コマンドを送信するための処理を実行させる。補助プログラム42は、さらに、プリンタ2との通信形態が有線通信である場合に、PC1のCPU11に、PC1に記憶されている、無線通信に必要な接続情報を取得させ、取得された接続情報を関連付けて、無線通信のセットアップを指示するセットアップコマンドを、PC1からプリンタ2に送信させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置は、汎用印刷プログラムが実装されるオペレーティングシステムを備え、前記サポートプログラムは、前記汎用印刷プログラムをサポートするプログラムであり、
前記コンピュータに、
前記情報処理装置が備えるアプリケーションプログラムから印刷指示があったことによって、前記オペレーティングシステムから起動された場合に、前記プリンタに印刷コマンドを送信するための印刷処理を実行させ、
前記コンピュータにさらに、
前記プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、
前記情報処理装置に記憶されている、無線通信に必要な接続情報を取得する取得処理と、
無線通信のセットアップを指示するセットアップコマンドを、前記取得処理にて取得された前記接続情報を関連付けて、前記プリンタに送信するセットアップ処理と、
を実行可能にさせる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、
無線通信のセットアップを案内する案内画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる案内処理を実行可能にさせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、
無線通信のためのセットアップを行うか否かを選択させるセットアップ選択処理を実行可能にさせ、
前記セットアップ選択処理にて無線通信のためのセットアップを行うことが選択された場合に、前記取得処理および前記セットアップ処理を実行させ、
前記セットアップ選択処理にて無線通信のためのセットアップを行うことが選択されなかった場合に、前記取得処理および前記セットアップ処理を実行させない、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記セットアップ処理を実行させた後、無線通信によってプリンタを検索させ、前記情報処理装置と有線で接続されている前記プリンタであって、前記セットアップコマンドの送信先となった前記プリンタが検索された場合に、検索された前記プリンタが関連付けられた無線通信用のプリンタキューを作成する作成処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記作成処理を実行させた後、検索された前記プリンタが関連付けられた有線通信用のプリンタキューを削除する削除処理を実行可能にさせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記作成処理を実行させた後、検索された前記プリンタが関連付けられた前記有線通信用のプリンタキューを削除するか否かを選択させる削除選択処理を実行させ、
前記削除選択処理にて前記有線通信用のプリンタキューを削除することが選択された場合に、前記削除処理を実行させ、
前記削除選択処理にて前記有線通信用のプリンタキューを削除することが選択されなかった場合に、前記削除処理を実行させない、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記取得処理では、
前記情報処理装置に記憶されている複数の前記接続情報の中から、前記プリンタでの前記セットアップに用いる前記接続情報の選択を受け付け、選択された前記接続情報を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載するサポートプログラムにおいて、
前記取得処理では、
前記情報処理装置が無線通信を行っていない場合、前記情報処理装置に接続情報を検出させ、検出されて前記情報処理装置に記憶されている複数の前記接続情報の中から、前記プリンタでの前記セットアップに用いる前記接続情報の選択を受け付け、選択された前記接続情報を取得し、
前記情報処理装置が無線通信を行っている場合、前記情報処理装置に複数の前記接続情報が記憶されていたとしても前記接続情報の選択を受け付けず、前記情報処理装置が現在利用している無線通信に必要な前記接続情報を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記サポートプログラムの初回の起動時において、前記プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、前記取得処理および前記セットアップ処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
無線通信のセットアップの実行指示に対応する所定の操作子を含む画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる表示処理を実行可能にさせ、
前記ユーザインタフェースを介して前記所定の操作子への操作があり、かつ前記プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、前記取得処理および前記セットアップ処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムおよび情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
情報処理装置からプリンタを利用する構成では、情報処理装置が、プリンタを検索し、検索されたプリンタをオペレーティングシステム(OS)に登録することで、そのプリンタを利用できるようになる。プリンタを利用するための処理に関する技術としては、例えば特許文献1に開示されているように、OS内で共通に利用されるプリンタドライバのインストール時に、取得したプリンタのHWIDをキーにしてプリント拡張アプリをダウンロードしてプリンタドライバとの関連付けを行う構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-87324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、OSの一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0005】
情報処理装置とプリンタとを無線で接続するには、プリンタ本体でも無線通信を可能にするためのセットアップが必要となる。このセットアップにかかる作業はユーザにとって手間である。プリンタベンダから提供されるプリンタドライバであれば、個々のプリンタに合わせて様々な機能を提供可能なことから、プリンタ本体における無線通信のためのセットアップをサポートする機能を提供できるが、OS標準の汎用印刷プログラムでは、そのような機能は提供されておらず、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置は、汎用印刷プログラムが実装されるオペレーティングシステムを備え、前記サポートプログラムは、前記汎用印刷プログラムをサポートするプログラムであり、前記コンピュータに、前記情報処理装置が備えるアプリケーションプログラムから印刷指示があったことによって、前記オペレーティングシステムから起動された場合に、前記プリンタに印刷コマンドを送信するための印刷処理を実行させ、前記コンピュータにさらに、前記プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、前記情報処理装置に記憶されている、無線通信に必要な接続情報を取得する取得処理と、無線通信のセットアップを指示するセットアップコマンドを、前記取得処理にて取得された前記接続情報を関連付けて、前記プリンタに送信するセットアップ処理と、を実行可能にさせる、ように構成されている。
【0007】
本明細書に開示されるサポートプログラムは、汎用印刷プログラムが実装されるOSを備える情報処理装置のコンピュータによって実行可能であって、情報処理装置と接続するプリンタに対応するプログラムである。サポートプログラムは、プリンタとの通信形態が有線通信である場合に、コンピュータに、情報処理装置に記憶されている無線通信のための接続情報を取得させ、その接続情報をセットアップコマンドに関連付けて情報処理装置からプリンタに送信させる。セットアップコマンドを受信したプリンタでは、接続情報を用いて無線通信のためのセットアップを完了させることができる。従って、ユーザによるプリンタ本体を操作してのセットアップの作業を減らすことができる。
【0008】
上記サポートプログラムが組み込まれた情報処理装置、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びサポートプログラムの機能を実現するための制御方法、サポートプログラムとプリンタとを含む印刷システムも、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタ本体での無線通信のためのセットアップにかかるユーザの手間を軽減できる技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
PCの電気的構成(無線接続前)の概略を示すブロック図である。
セットアップ手順の例を示すシーケンス図である。
デバイス管理画面の例を示す説明図である。
詳細管理画面の例を示す説明図である。
無線設定処理の手順の例を示すフローチャートである。
無線使用確認画面の例を示す説明図である。
選択画面の例を示す説明図である。
待機画面の例を示す説明図である。
有線使用確認画面の例を示す説明図である。
PCの電気的構成(無線接続後)の概略を示すブロック図である。
印刷手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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