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公開番号
2025103257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220526
出願日
2023-12-27
発明の名称
数値制御装置、工作機械、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
G05B
19/18 20060101AFI20250702BHJP(制御;調整)
要約
【課題】被削材の加工において所望の期間に取得した加工負荷を監視できる数値制御装置、工作機械、制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】数値制御装置は、NCプログラムに基づき工具で被削材を加工する工作機械を制御する。CPUは、NCプログラムの命令のうち、被削材の加工における加工負荷の取得を開始する取得開始時期を示すM341と、加工負荷の取得を終了する取得終了時期を示すM340を読み取る(S101)。CPUは、M341を読み取ってから、M340を読み取るまでの期間に亘って、加工負荷を取得する。CPUは、取得した加工負荷に基づいて監視を実行する(S123、S125)。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
NCプログラムに基づき工具で被削材を加工する工作機械を制御する数値制御装置において、
前記NCプログラムの命令のうち、前記被削材の加工における加工負荷の取得を開始する取得開始時期を示す第一命令と、前記加工負荷の取得を終了する取得終了時期を示す第二命令を読み取る読取部と、
前記読取部で前記第一命令を読み取ってから、前記読取部で前記第二命令を読み取るまでの期間に亘って、前記加工負荷を取得する第一負荷取得部と、
前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷に基づいて監視を実行する監視部と
を備えたことを特徴とする数値制御装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記読取部で前記第一命令を読み取ってから、前記読取部で前記第二命令を読み取るまでの期間に亘って、監視の基準となる基準加工負荷を取得する第二負荷取得部と、
前記第二負荷取得部により取得した前記基準加工負荷を記憶する記憶制御部と
を備え、
前記監視部は、前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づき、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視する
ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
【請求項3】
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づき、前記第一命令を読み取ってから前記第二命令を読み取るまでの期間のうち、前記監視部による前記加工負荷の監視を開始する監視開始時期を設定する第一設定部と、
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づき、前記第一命令を読み取ってから前記第二命令を読み取るまでの期間のうち、前記監視部による前記加工負荷の監視を終了する監視終了時期を設定する第二設定部と
を備え、
前記監視部は、前記第一設定部で設定した前記監視開始時期から前記第二設定部で設定した前記監視終了時期の期間、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視する
ことを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
【請求項4】
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づく上限負荷を設定する第三設定部と、
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づく下限負荷を設定する第四設定部と
を備え、
前記監視部は、前記第三設定部で設定した前記上限負荷と前記第四設定部で設定した前記下限負荷とに基づき、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視する
ことを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
【請求項5】
前記監視部は、
前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷が前記第三設定部で設定した前記上限負荷よりも大きいと判断した場合、前記加工負荷の異常を報知する第一報知制御部と、
前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷が前記第四設定部で設定した前記下限負荷よりも低いと判断した場合、前記加工負荷の異常を報知する第二報知制御部と
を備えた
ことを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。
【請求項6】
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づく上限負荷を設定する第三設定部を備え、
前記監視部は、
前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷が前記第三設定部で設定した前記上限負荷よりも大きいと判断した場合、前記加工負荷の異常を報知する第一報知制御部
を備えた
ことを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
【請求項7】
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づく下限負荷を設定する第四設定部を備え、
前記監視部は、
前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷が前記第四設定部で設定した前記下限負荷よりも低いと判断した場合、前記加工負荷の異常を報知する第二報知制御部
を備えた
ことを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
【請求項8】
前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷と、前記第三設定部で設定した前記上限負荷と、前記第四設定部で設定した前記下限負荷と、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷とを表示部に重ねて表示する表示制御部
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。
【請求項9】
前記上限負荷は、前記基準加工負荷に所定のオフセット量である上限加工負荷を加算したものであり、
前記下限負荷は、前記基準加工負荷に所定のオフセット量である下限加工負荷を減じたものであり、
前記基準加工負荷のサンプリング時間に対する前記基準加工負荷の変化量に基づき、前記上限加工負荷を補正する第一補正部と、
前記変化量に基づき、前記第四設定部で設定した前記下限加工負荷を補正する第二補正部と
を備え、
前記第三設定部は、前記基準加工負荷に補正後の前記上限加工負荷を加算した値を前記上限負荷として設定し、
前記第四設定部は、前記基準加工負荷に補正後の前記下限加工負荷を減じた値を前記下限負荷として設定する
ことを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。
【請求項10】
前記第二負荷取得部は、前記NCプログラムに基づく前記被削材の加工で使用した前記工具毎に前記基準加工負荷を取得し、
前記記憶制御部は、前記第二負荷取得部で前記工具毎に取得した前記基準加工負荷を、夫々対応する前記工具に関連付けて記憶し、
前記第一負荷取得部は、前記工具のうち何れか一つの特定工具で前記被削材を加工した場合の前記加工負荷を取得し、
前記監視部は、前記記憶制御部で工具毎に関連付けて記憶した前記基準加工負荷のうち前記特定工具に関連付けた前記基準加工負荷に基づき、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視する
ことを特徴とする請求項2に記載の数値制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、数値制御装置、工作機械、制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の検出装置は、工具の加工負荷を監視する。検出装置は、実加工負荷量取得部、及び検出部を備える。実加工負荷量取得部は、空送り運転及び実加工運転を実行中の工具の負荷量を加工負荷として取得する。空送り運転は、工具による被削材の加工を実行しない運転モードである。実加工運転は、工具による被削材の加工を実行する運転モードである。空送り運転の実行時、検出部は、空送りしきい値を加工負荷が超過するか検出する。実加工運転の実行時、検出部は、実加工しきい値を加工負荷が超過するか検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-64128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記検出装置では、実加工運転で工具の切削送りが行われるが、この切削送りの期間において、被削材に工具が接触するまで時間差が生じる。この場合、検出装置は、例えば実加工運転の切削送りの期間のうち、工具と被削材が接触している期間のみを対象とした加工負荷を監視できなかった。
【0005】
本発明の目的は、被削材の加工において所望の期間に取得した加工負荷を監視できる数値制御装置、工作機械、制御方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の数値制御装置は、NCプログラムに基づき工具で被削材を加工する工作機械を制御する数値制御装置において、前記NCプログラムの命令のうち、前記被削材の加工における加工負荷の取得を開始する取得開始時期を示す第一命令と、前記加工負荷の取得を終了する取得終了時期を示す第二命令を読み取る読取部と、前記読取部で前記第一命令を読み取ってから、前記読取部で前記第二命令を読み取るまでの期間に亘って、前記加工負荷を取得する第一負荷取得部と、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷に基づいて監視を実行する監視部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
上記数値制御装置は、NCプログラムの第一命令と第二命令で加工負荷の取得開始時期と取得終了時期とを指定する。故に、数値制御装置は、所望の期間に取得した加工負荷を監視できる。
【0008】
請求項2の数値制御装置は、前記読取部で前記第一命令を読み取ってから、前記読取部で前記第二命令を読み取るまでの期間に亘って、監視の基準となる基準加工負荷を取得する第二負荷取得部と、前記第二負荷取得部により取得した前記基準加工負荷を記憶する記憶制御部とを備え、前記監視部は、前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づき、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視してもよい。数値制御装置は、基準加工負荷に基づき加工負荷を監視できる。
【0009】
請求項3の数値制御装置は、前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づき、前記第一命令を読み取ってから前記第二命令を読み取るまでの期間のうち、前記監視部による前記加工負荷の監視を開始する監視開始時期を設定する第一設定部と、前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づき、前記第一命令を読み取ってから前記第二命令を読み取るまでの期間のうち、前記監視部による前記加工負荷の監視を終了する監視終了時期を設定する第二設定部とを備え、前記監視部は、前記第一設定部で設定した前記監視開始時期から前記第二設定部で設定した前記監視終了時期の期間、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視してもよい。数値制御装置は、取得した加工負荷のうち、監視開始時期から監視終了時期の監視に必要な期間を対象とした加工負荷の監視を実行できる。
【0010】
請求項4の数値制御装置は、前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づく上限負荷を設定する第三設定部と、前記記憶制御部で記憶した前記基準加工負荷に基づく下限負荷を設定する第四設定部とを備え、前記監視部は、前記第三設定部で設定した前記上限負荷と前記第四設定部で設定した前記下限負荷とに基づき、前記第一負荷取得部で取得した前記加工負荷を監視してもよい。数値制御装置は、基準加工負荷に基づく上限負荷と下限負荷とに基づき加工負荷を監視できる。
(【0011】以降は省略されています)
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