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公開番号2025101990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219126
出願日2023-12-26
発明の名称多段式栽培装置
出願人東洋紡エンジニアリング株式会社,株式会社朝日工業社
代理人個人,個人
主分類A01G 9/24 20060101AFI20250701BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】各植物の周囲に万遍なく空気を行き亘らせる。
【解決手段】多段式栽培装置100は、上下方向に多段に形成された棚スペース2を有する栽培棚1と、棚スペースの天井部に配置された人工照明11と、棚スペースの天井部に配置され、上向きの吸気口と下向きの吹出口とを有し、吸気口が棚スペースの天井Cから離間して位置されたファン13と、吹出口に対向してその下方に離間して配置されたバッフルプレート14とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
上下方向に多段に形成された棚スペースを有する栽培棚と、
前記棚スペースの天井部に配置された人工照明と、
前記棚スペースの前記天井部に配置され、上向きの吸気口と下向きの吹出口とを有し、前記吸気口が前記棚スペースの天井から離間して位置されたファンと、
前記吹出口に対向してその下方に離間して配置されたバッフルプレートと、
を備えたことを特徴とする多段式栽培装置。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記バッフルプレートは、透明または半透明である
請求項１に記載の多段式栽培装置。
【請求項３】
底面視において、前記バッフルプレートの面積は前記吹出口の面積の１倍以上２倍以下である
請求項１に記載の多段式栽培装置。
【請求項４】
前記バッフルプレートは、複数の小穴を有する
請求項１に記載の多段式栽培装置。
【請求項５】
前記バッフルプレートは、その周縁部に切欠部を有する
請求項１に記載の多段式栽培装置。
【請求項６】
前記人工照明は、前記棚スペースの天井部に複数配置され、
前記ファンおよび前記バッフルプレートは、互いに隣り合う２つの前記人工照明の間の位置に配置される
請求項１に記載の多段式栽培装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、多段式栽培装置に関する。
続きを表示（約 930 文字）【背景技術】
【０００２】
植物工場においては一般的に、果菜類や葉菜類等の植物が、人工光源と培養液を用いて、室内空間で水耕栽培される。
【０００３】
この際、室内空間には栽培棚が設けられる。栽培棚の各棚スペースの天井部に人工照明が設置される。また各棚スペース内の空気を個別に換気するため、各棚スペース毎に小型のファンが設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－５５７２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし近年では、栽培棚が大型化し、植物も業務加工用のため大型化し、各棚スペースの高さが必要限度ぎりぎりとなる傾向にある。そのため、植物が成長すると棚スペース内が植物で占められてしまい、各植物の周囲に万遍なく空気を行き亘らせることが困難となる場合がある。
【０００６】
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、各植物の周囲に万遍なく空気を行き亘らせることができる多段式栽培装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一の態様によれば、
上下方向に多段に形成された棚スペースを有する栽培棚と、
前記棚スペースの天井部に配置された人工照明と、
前記棚スペースの前記天井部に配置され、上向きの吸気口と下向きの吹出口とを有し、前記吸気口が前記棚スペースの天井から離間して位置されたファンと、
前記吹出口に対向してその下方に離間して配置されたバッフルプレートと、
を備えたことを特徴とする多段式栽培装置が提供される。
【０００８】
好ましくは、前記バッフルプレートは、透明または半透明である。
【０００９】
好ましくは、底面視において、前記バッフルプレートの面積は前記吹出口の面積の１倍以上２倍以下である。
【００１０】
好ましくは、前記バッフルプレートは、複数の小穴を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

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