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公開番号
2025101700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2024026279,2023218535
出願日
2024-02-26,2023-12-25
発明の名称
床構造、床構造構築方法及びそれに用いられる板部材
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
5/38 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約
【課題】軽量化及びコンクリートの使用量を削減する床構造、床構造構築方法及びそれに用いられる木質板を提供する。
【解決手段】床構造20は、コンクリート部40と、下面に木質板21とを備える。木質板21の上面には、コンクリートよりも軽い複数のボイド部材22が配置されている。更に、木質板21の上には、ボイド部材22のX方向の両側にリブ部41が形成され、ボイド部材22のX方向の間には、リブ部42が形成されている。更に、木質板21の上には、ボイド部材22のY方向の間にもリブ部が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造であって、
前記木質板の上面に配置され、前記木質板の短手方向の間隔よりも短い間隔で前記木質板の長手方向に並べられたビスと、前記ビスの上端部よりも低い位置に配置された鉄筋とが、前記コンクリート部に埋設され、
前記木質板と前記コンクリート部とは、前記ビスを介して一体化されていることを特徴とする床構造。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記ビス及び前記鉄筋は、前記コンクリート部において所定間隔のリブ部に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の床構造。
【請求項3】
前記木質板の上面には、前記リブ部を形成する複数のボイド部材が固定されていることを特徴とする請求項2に記載の床構造。
【請求項4】
鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造を構築する床構造構築方法であって、
前記木質板の上面において、前記木質板の短手方向の間隔よりも短い間隔で前記木質板の長手方向に並べられたビスを固定し、
前記ビスが固定された前記木質板を、前記コンクリート部と一体で形成される離間した1対のコンクリート梁を形成する梁型枠の上端面に渡るように配置し、
前記木質板の上に、前記ビスの上端部よりも低い位置に鉄筋を配置し、
その後、前記梁型枠及び前記木質板を型枠として用いてコンクリートを打設することにより、前記コンクリート部及び前記コンクリート梁を形成することを特徴とする床構造構築方法。
【請求項5】
前記木質板の上面において、前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成されリブを構成するボイド部材を、前記ビスとともに固定することを特徴とする請求項4に記載の床構造構築方法。
【請求項6】
鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部の下面に配置される床構造に用いる木質板であって、
前記木質板の上面には、前記コンクリート部のリブ部を間に形成するボイド部材が固定され、
前記ボイド部材は、前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成されていることを特徴とする木質板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄筋コンクリートで構成され下面に木質板を配置した床構造、床構造構築方法及びそれに用いられる木質板に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
天井を木質で構成することがある。この場合、天井を含む床構造全体を木質材で構成すると、必要な強度を得るためには、床構造を厚くする必要があり、重くなっていた。そこで、天井として見える床構造の下面を木質材で構成するとともに、床構造の上方を、構造体としての鉄筋コンクリートで構成する床構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の床構造は、RC(鉄筋コンクリート)スラブと、RCスラブの下面に沿って設けられるCLTパネルと、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-167555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この特許文献1に記載の技術においては、RCスラブの厚みが一定である。このため、木質材とRCスラブとで構成される床構造であっても、重くなっていた。また、軽量化と合せてCO2排出量削減のため、更なるコンクリートの使用量の削減が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する床構造は、鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造であって、前記木質板の上面に配置され、前記木質板の短手方向の間隔よりも短い間隔で前記木質板の長手方向に並べられたビスと、前記ビスの上端部よりも低い位置に配置された鉄筋とが、前記コンクリート部に埋設され、前記木質板と前記コンクリート部とは、前記ビスを介して一体化されている。
【0006】
また、上記課題を解決する床構造構築方法は、鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部と、下面に配置される木質板とを備えた床構造を構築する床構造構築方法であって、前記木質板の上面において、前記木質板の短手方向の間隔よりも短い間隔で前記木質板の長手方向に並べられたビスを固定し、前記ビスが固定された前記木質板を、前記コンクリート部と一体で形成される離間した1対のコンクリート梁を形成する梁型枠の上端面に渡るように配置し、前記木質板の上に、前記ビスの上端部よりも低い位置に鉄筋を配置し、その後、前記梁型枠及び前記木質板を型枠として用いてコンクリートを打設することにより、前記コンクリート部及び前記コンクリート梁を形成する。
更に、上記課題を解決する木質板は、鉄筋コンクリートで構成されるコンクリート部の下面に配置される床構造に用いる木質板であって、前記木質板の上面には、前記コンクリート部のリブ部を間に形成するボイド部材が固定され、前記ボイド部材は、前記コンクリート部のコンクリートよりも比重が小さい材料で構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、軽量化及びコンクリートの使用量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における床構造の構成を説明する説明図である。
図1における2-2線方向断面図である。
図2における3-3線方向断面図である。
実施形態における床構造構築方法の手順を説明する流れ図である。
実施形態の床構造構築方法において木質板の上にボイド部材及びビスを固定した状態を説明する斜視図である。
実施形態における木質板及び梁型枠を配置した後、鉄筋を配置した状態を説明する説明図である。
変更例における床構造の構成を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図6を用いて、床構造、床構造構築方法及びそれに用いられる木質板を具体化した一実施形態を説明する。ここでは、社員寮の部屋の天井であって、その部屋の直上階の床を構成する床構造について説明する。部屋の天井は、木現しで構成されている。
【0010】
図1は、床構造20の断面図であり、図2は、図1における2-2線方向の断面図であり、図3は、図2における3-3線方向の断面図である。図2は、木質板21の上方のみを示しており、図2におけるドット部分は、後述するビス23及びリブ部鉄筋37が埋設されている領域である。
(【0011】以降は省略されています)
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