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公開番号2025101192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217847
出願日2023-12-25
発明の名称回転電機、固定子、回転電機の製造方法及び固定子の製造方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/34 20060101AFI20250630BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】絶縁紙9が破れることを抑制することができる回転電機1、固定子6、回転電機1の製造方法及び固定子6の製造方法を得る
【解決手段】回転電機1は、回転軸、回転子、固定子コア7、巻線8及び絶縁紙9を備える。固定子コア7は、環状に形成され、内周側に回転子が配置されるバックヨーク7a、及び、バックヨーク7aの周方向に間隔を空けて配置される複数のティース7bを有する。絶縁紙9は、筒状に形成され、当該周方向において隣り合うティース7bの間の空間であるスロット10に配置される。巻線8は、スロット10のうち絶縁紙9の内周側の空間である内周空間10aに配置される。絶縁紙9は、絶縁紙9がスロット10に配置されたとき、絶縁紙9の一部と絶縁紙9の他の一部とが接着されずに重なり合い、絶縁紙9のうちスロット10から突出する突出部19aの内周が絶縁紙9のうちスロット10に収納される収納部の内周より大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能に支持された回転軸と、
前記回転軸に固定され、前記回転軸と一体に回転する回転子と、
環状に形成され、内周側に前記回転子が配置されるバックヨーク、及び、前記バックヨークから前記バックヨークの内周側に向かって突出し、前記バックヨークの周方向に間隔を空けて配置される複数のティースを有する固定子コアと、
筒状に形成され、前記周方向において隣り合う前記ティースの間の空間であるスロットに配置される絶縁紙と、
前記スロットのうち前記絶縁紙の内周側の空間である内周空間に配置される巻線と、
を備え、
前記絶縁紙は、前記絶縁紙が前記スロットに配置されたとき、前記絶縁紙の一部と前記絶縁紙の他の一部とが接着されずに重なり合い、前記絶縁紙のうち前記スロットから突出する突出部の内周が前記絶縁紙のうち前記スロットに収納される収納部の内周より大きい回転電機。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記絶縁紙は、前記絶縁紙が前記スロットに配置されたとき前記突出部の上辺又は下辺が前記固定子コアに接するように折り返された請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
環状に形成され、内周側に回転子が配置されるバックヨーク、及び、前記バックヨークから前記バックヨークの内周側に向かって突出し、前記バックヨークの周方向に間隔を空けて配置される複数のティースを有する固定子コアと、
筒状に形成され、前記周方向において隣り合う前記ティースの間の空間であるスロットに配置される絶縁紙と、
前記スロットのうち前記絶縁紙の内周側の空間である内周空間に配置される巻線と、
を備え、
前記絶縁紙は、前記絶縁紙が前記スロットに配置されたとき、前記絶縁紙の一部と前記絶縁紙の他の一部とが接着されずに重なり合い、前記絶縁紙のうち前記スロットから突出する突出部の内周が前記絶縁紙のうち前記スロットに収納される収納部の内周より大きい固定子。
【請求項4】
筒状に形成された絶縁紙が、バックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置されたとき、前記絶縁紙のうち前記スロットから突出する突出部の内周が前記絶縁紙のうち前記スロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、前記絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、
筒状に形成された前記絶縁紙を前記スロットに配置する配置工程と、
前記突出部の内周側の空間を通過させ、前記スロットのうち前記絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、
を有する回転電機の製造方法。
【請求項5】
絶縁紙をバックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置する配置工程と、
前記スロットに配置された前記絶縁紙のうち前記スロットから突出する突出部の内周が前記絶縁紙のうち前記スロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、前記絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、
前記突出部の内周側の空間を通過させ、前記スロットのうち前記絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、
を有する回転電機の製造方法。
【請求項6】
帯状の絶縁シートを切断することにより生じる一方の前記絶縁紙の辺及び他方の前記絶縁紙の辺が、前記絶縁シートの少なくとも一方の長辺に対して傾斜し、一方の前記絶縁紙の辺及び他方の前記絶縁紙の辺が平行となるように前記絶縁シートを切断する切断工程を有する請求項4又は5に記載の回転電機の製造方法。
【請求項7】
筒状に形成された前記絶縁紙が前記スロットに配置されたとき前記突出部の上辺又は下辺が前記バックヨーク又は前記ティースを有する固定子コアに接するように、前記絶縁シートを予め折り返す折返工程を有する請求項6に記載の回転電機の製造方法。
【請求項8】
筒状に形成された絶縁紙が、バックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置されたとき、前記絶縁紙のうち前記スロットから突出する突出部の内周が前記絶縁紙のうち前記スロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、前記絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、
筒状に形成された前記絶縁紙を前記スロットに配置する配置工程と、
前記突出部の内周側の空間を通過させ、前記スロットのうち前記絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、
を有する固定子の製造方法。
【請求項9】
絶縁紙をバックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置する配置工程と、
前記スロットに配置された前記絶縁紙のうち前記スロットから突出する突出部の内周が前記絶縁紙のうち前記スロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、前記絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、
前記突出部の内周側の空間を通過させ、前記スロットのうち前記絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、
を有する固定子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機、固定子、回転電機の製造方法及び固定子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、固定子コアのスロットに配置された筒状の絶縁紙の両端を拡径するために、当該絶縁紙の両端に加熱した成形パンチを挿入していた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-108212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の絶縁紙は、加熱した成形パンチによってその両端が拡径されることにより、引き伸ばされて破れる恐れがあるという課題があった。
【0005】
本開示は上記の課題を解決するためになされたものであり、絶縁紙が破れることを抑制することができる回転電機、固定子、回転電機の製造方法及び固定子の製造方法を得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる回転電機は、回転可能に支持された回転軸と、回転軸に固定され、回転軸と一体に回転する回転子と、環状に形成され、内周側に回転子が配置されるバックヨーク、及び、バックヨークからバックヨークの内周側に向かって突出し、バックヨークの周方向に間隔を空けて配置される複数のティースを有する固定子コアと、筒状に形成され、周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置される絶縁紙と、スロットのうち絶縁紙の内周側の空間である内周空間に配置される巻線と、を備え、絶縁紙は、絶縁紙がスロットに配置されたとき、絶縁紙の一部と絶縁紙の他の一部とが接着されずに重なり合い、絶縁紙のうちスロットから突出する突出部の内周が絶縁紙のうちスロットに収納される収納部の内周より大きい。
【0007】
本開示にかかる固定子は、環状に形成され、内周側に回転子が配置されるバックヨーク、及び、バックヨークからバックヨークの内周側に向かって突出し、バックヨークの周方向に間隔を空けて配置される複数のティースを有する固定子コアと、筒状に形成され、周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置される絶縁紙と、スロットのうち絶縁紙の内周側の空間である内周空間に配置される巻線と、を備え、絶縁紙は、絶縁紙がスロットに配置されたとき、絶縁紙の一部と絶縁紙の他の一部とが接着されずに重なり合い、絶縁紙のうちスロットから突出する突出部の内周が絶縁紙のうちスロットに収納される収納部の内周より大きい。
【0008】
本開示にかかる回転電機の製造方法は、筒状に形成された絶縁紙が、バックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置されたとき、絶縁紙のうちスロットから突出する突出部の内周が絶縁紙のうちスロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、筒状に形成された絶縁紙をスロットに配置する配置工程と、突出部の内周側の空間を通過させ、 スロットのうち絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、を有する回転電機の製造方法。
【0009】
本開示にかかる回転電機の製造方法は、絶縁紙をバックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置する配置工程と、スロットに配置された絶縁紙のうちスロットから突出する突出部の内周が絶縁紙のうちスロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、突出部の内周側の空間を通過させ、スロットのうち絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、を有する。
【0010】
本開示にかかる固定子の製造方法は、筒状に形成された絶縁紙が、バックヨークの周方向において隣り合うティースの間の空間であるスロットに配置されたとき、絶縁紙のうちスロットから突出する突出部の内周が絶縁紙のうちスロットに収納される収納部の内周より大きくなるように、絶縁紙を筒状に形成する形成工程と、筒状に形成された絶縁紙をスロットに配置する配置工程と、突出部の内周側の空間を通過させ、スロットのうち絶縁紙の内周側の空間である内周空間に巻線を挿入する挿入工程と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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