TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025105932
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025076298,2021180227
出願日
2025-05-01,2021-11-04
発明の名称
管制システム、配車システム、配車計画作成方法およびコンピュータプログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G08G
1/123 20060101AFI20250703BHJP(信号)
要約
【課題】有料道路の休憩施設を有効に活用し、施設の混雑を緩和することができる搬送車両の管制システムを得ることを目的とする。
【解決手段】管制システム1は、有料道路における同一地点に対応して上り車線と下り車線とにそれぞれ設けられた2つの休憩施設の混雑状況を示す混雑情報を取得する混雑情報取得部11と、取得した混雑情報を用いて、2つの休憩施設うちの一方である駐車施設に駐車される車両に乗車する利用者を搬送可能な搬送車両7を駐車施設から2つの休憩施設のうちの他方である反対車線側施設へ走行させる走行予定を含む配車計画を決定する配車計画決定部13、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有料道路における同一地点に対応して上り車線と下り車線とにそれぞれ設けられた2つの休憩施設の混雑状況を示す混雑情報を取得する混雑情報取得部と、
取得した前記混雑情報を用いて、前記2つの休憩施設うちの一方である駐車施設に駐車される車両に乗車する利用者を搬送可能な搬送車両を前記駐車施設から前記2つの休憩施設のうちの他方である反対車線側施設へ走行させる走行予定を含む配車計画を決定する配車計画決定部、
を備えることを特徴とする管制システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記配車計画決定部は、前記混雑情報を用いて前記駐車施設が混雑していると判断した場合に、前記搬送車両を前記駐車施設から前記反対車線側施設へ走行させるように前記搬送車両の走行予定を決定することを特徴とする請求項1に記載の管制システム。
【請求項3】
前記2つの休憩施設は、それぞれ複数の設備を備え、
前記混雑情報は、前記設備ごとの混雑状況を示す情報を含み、
前記利用者が操作可能な利用者端末から、前記利用者が前記休憩施設を利用する目的を含む利用情報を取得する利用情報取得部、
を備え、
前記配車計画決定部は、前記利用情報取得部が取得した前記利用情報に含まれる前記目的を用いて前記利用者が利用する前記設備の候補を決定し、前記混雑情報を用いて前記候補から前記利用情報に対応する前記設備である目的設備を選択し、選択した前記目的設備に基づいて前記利用情報に対応する前記搬送車両の目的地を決定し、決定した前記目的地を用いて前記利用情報に割当てる前記搬送車両の走行予定を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の管制システム。
【請求項4】
前記配車計画決定部は、前記駐車施設内の前記候補のうち混雑していない前記候補がある場合には、当該候補を前記目的設備として選択し、前記駐車施設内の前記候補が全て混雑しており前記反対車線側施設の前記候補のうち混雑していない前記候補がある場合に、当該候補を前記目的設備として選択することを特徴とする請求項3に記載の管制システム。
【請求項5】
前記利用情報は、前記搬送車両に乗車する乗車人数を含み、
前記配車計画決定部は、前記利用情報に含まれる前記乗車人数と、前記搬送車両ごとの最大乗車人数とに基づいて、前記利用情報に割当てる前記搬送車両を決定することを特徴とする請求項3または4に記載の管制システム。
【請求項6】
前記設備は、トイレおよび飲食店街を含み、
前記目的は、トイレの利用および食事のいずれかであることを特徴とする請求項3から5のいずれか1つに記載の管制システム。
【請求項7】
前記利用情報は、前記利用者の属性を示す属性情報を含み、
前記配車計画決定部は、前記目的と、前記設備ごとの前記設備が前記属性に対応した付帯設備を有しているか否かを示す付帯情報と、前記属性情報とを用いて、前記候補を決定することを特徴とする請求項3から6のいずれか1つに記載の管制システム。
【請求項8】
前記利用情報は、前記利用者の識別情報である利用者識別情報を含み、
前記配車計画決定部は、前記目的と、前記利用者識別情報と前記利用者の属性を示す属性情報との対応を示す対応情報と、前記設備ごとの前記設備が前記属性に対応した付帯設備を有しているか否かを示す付帯情報とを用いて、前記候補を決定することを特徴とする請求項3から6のいずれか1つに記載の管制システム。
【請求項9】
前記配車計画決定部は、前記属性情報に基づいて、前記搬送車両の割当てにおける優先度を決定することを特徴とする請求項7または8に記載の管制システム。
【請求項10】
前記利用情報は前記利用者の現在位置を含み、
前記管制システムは、
前記有料道路の渋滞情報および気象情報のうちの少なくとも一方を含む道路情報を取得する道路情報取得部と、
前記利用者が前記駐車施設に到着する前に前記利用情報が取得された場合に、前記道路情報と前記現在位置とを用いて前記駐車施設への到着予想時刻を算出する到着時刻予想部と、
前記到着予想時刻における前記設備の混雑状況を予想する混雑予想部と、
を含み、
前記配車計画決定部は、前記到着予想時刻と前記混雑予想部によって予想された前記混雑状況とを用いて、前記利用情報に割当てる前記搬送車両の走行予定を決定することを特徴とする請求項3から9のいずれか1つに記載の管制システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、利用者を搬送する車両の配車計画を作成する管制システム、配車システム、車両、配車計画作成方法およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
高速道路をはじめとした有料道路には、サービスエリア、パーキングエリアといった休憩施設が設けられている。このような休憩施設には、駐車場が設けられており、休憩施設の利用者は駐車場に車両を駐車して休憩施設を利用する。休憩施設における駐車場は、多数の車両を駐車可能なように広いことが多く、駐車した位置から休憩施設のトイレ、飲食店街などの建物まで距離があり徒歩での移動に時間を要する場合がある。このため、利用者が駐車場で自身が乗車してきた車両から降りた後に利用できるように、休憩施設のトイレ、飲食店街などの建物へ移動するための車両が運行されると、休憩施設の利用者の利便性が向上する可能性がある。
【0003】
ところで、定められた経路または定められた範囲内を走行する車両を、利用者の要求に応じて配車する配車システムが近年注目されている。特許文献1には、過疎地および郊外ニュータウンなどにオンデマンド交通に適用が期待される技術として、利用者の携帯端末からの配車依頼に応じて乗客に車両を割当てる車両運行管理装置が開示されている。特許文献1に記載の車両運行管理装置は、携帯端末を介して利用者から乗車希望時刻と乗車希望地点と降車希望地点とを含む乗車要求を受け付けると、利用者に当該利用者を搬送するための車両を割当て、割当てた車両を乗車要求に従って配車するように運行スケジュールを作成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-117691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有料道路の休憩施設は、日時によっては非常に混雑することがある。有料道路には、一般に上りと下りとのそれぞれに休憩施設が設けられるが、上りの休憩施設は混雑しているが下りの休憩施設は空いている、または下りの休憩施設は混雑しているが上りの休憩施設は空いているといったように、上りと下りとで混雑状況が異なる場合がある。このように、有料道路の休憩施設は、一部施設が混雑している一方で施設が有効に利用されていないことがあった。また、混雑により休憩施設における利用者の待ち時間が増加し、利用者の利便性を損なうことがあった。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、有料道路の休憩施設を有効に活用し、施設の混雑を緩和することができる搬送車両の管制システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる管制システムは、有料道路における同一地点に対応して上り車線と下り車線とにそれぞれ設けられた2つの休憩施設の混雑状況を示す混雑情報を取得する混雑情報取得部と、取得した混雑情報を用いて、2つの休憩施設うちの一方である駐車施設に駐車される車両に乗車する利用者を搬送可能な搬送車両を駐車施設から2つの休憩施設のうちの他方である反対車線側施設へ走行させる走行予定を含む配車計画を決定する配車計画決定部、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる管制システムは、有料道路の休憩施設を有効に活用し、施設の混雑を緩和することができるという効果を奏する。また、混雑していない休憩施設に利用者を誘導することができるため、休憩施設における利用者の待ち時間を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる配車システムの構成例を示す図
実施の形態1の上り施設および下り施設の一例を示す図
実施の形態1における利用情報の一例を示す図
実施の形態1における各駐車区画に対応する位置に停車可能な走行経路の一例を示す図
実施の形態1の混雑情報の一例を示す図
実施の形態1の飲食店街に含まれる店舗の一例を示す図
実施の形態1の施設情報の一例を示す図
実施の形態1の搬送車両情報の一例を示す図
実施の形態1の配車計画の一例を示す図
実施の形態1の配車システムにおける動作の一例を示すシーケンス図
実施の形態1の配車計画の作成処理の一例を示すフローチャート
利用情報を用いない場合の実施の形態1における配車計画の作成処理の一例を示すフローチャート
実施の形態1の複数の建物が設けられる上り施設の一例を示す図
実施の形態1の管制システムを実現するコンピュータシステムの構成例を示す図
実施の形態2にかかる配車システムの構成例を示す図
実施の形態2の利用情報の一例を示す図
実施の形態2の搬送車両情報の一例を示す図
実施の形態2の施設情報の一例を示す図
実施の形態2の配車計画の作成処理の一例を示すフローチャート
実施の形態2の優先情報記憶部に格納される対応情報の一例を示す図
実施の形態2の優先情報の一例を示す図
実施の形態2の優先情報の別の一例を示す図
優先度を用いる場合の実施の形態2の配車計画の作成処理の一例を示すフローチャート
実施の形態3にかかる配車システムの構成例を示す図
実施の形態3の休憩施設における駐車場の空情報の表示画面の一例を示す図
実施の形態3の配車計画の作成処理の一例を示すフローチャート
実施の形態3の配車計画の再作成に関するフローチャート
実施の形態4にかかる配車システムの構成例を示す図
実施の形態4の配車規則の一例を示す図
実施の形態4の配車計画の作成処理の一例を示すフローチャート
実施の形態5にかかる配車システムの構成例を示す図
実施の形態5の待機場所の決定処理の一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態にかかる管制システム、配車システム、車両、配車計画作成方法およびコンピュータプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱電機株式会社
ミラー
4日前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
24日前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
4日前
三菱電機株式会社
照明器具
24日前
三菱電機株式会社
電源回路
2日前
三菱電機株式会社
照明器具
18日前
三菱電機株式会社
照明装置
15日前
三菱電機株式会社
束線器具
18日前
三菱電機株式会社
照明装置
16日前
三菱電機株式会社
送風装置
24日前
三菱電機株式会社
照明装置
16日前
三菱電機株式会社
半導体装置
18日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
電気接続部
1日前
三菱電機株式会社
電気掃除機
8日前
三菱電機株式会社
浴室乾燥機
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
18日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
4日前
三菱電機株式会社
空調システム
11日前
三菱電機株式会社
制御システム
3日前
三菱電機株式会社
空調システム
23日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
1か月前
三菱電機株式会社
電力変換装置
22日前
三菱電機株式会社
半導体製造装置
1日前
三菱電機株式会社
ドハティ増幅器
2日前
三菱電機株式会社
部分放電センサ
2日前
三菱電機株式会社
ゲート駆動装置
22日前
三菱電機株式会社
燃料電池システム
17日前
三菱電機株式会社
物体位置算出装置
22日前
三菱電機株式会社
半導体モジュール
8日前
三菱電機株式会社
燃料電池システム
29日前
三菱電機株式会社
照明制御システム
1か月前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
8日前
三菱電機株式会社
検査装置および検査方法
1日前
続きを見る
他の特許を見る