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公開番号2025098482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214630
出願日2023-12-20
発明の名称音響特性評価方法、プログラム、及び、音響特性評価システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G10K 15/00 20060101AFI20250625BHJP(楽器;音響)
要約【課題】室内空間における音響特性を簡易的に評価することができる音響特性評価方法を提供する。
【解決手段】音響特性評価方法は、複数のエリアのそれぞれに対して設定された評価用パラメータに基づいて、複数のエリアの少なくとも1つである対象エリアに対象エリア及び第1の他のエリアから直接的に到来する直接音のエネルギー、及び、対象エリアに第2の他のエリアから間接的に到来する間接音のエネルギーを算出する算出ステップS14、S15と、算出された直接音のエネルギー、及び、算出された間接音のエネルギーに基づいて、対象エリアにおける音響特性を評価する評価ステップS18、S19と、評価の結果に関する情報を出力する出力ステップS20とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータシステムによって実行される音響特性評価方法であって、
仮想的な室内空間に対して使用目的が異なる複数のエリアを設定する第1設定ステップと、
前記複数のエリアのそれぞれに対して評価用パラメータを設定する第2設定ステップと、
前記複数のエリアのそれぞれに対して設定された前記評価用パラメータに基づいて、前記複数のエリアの少なくとも1つである対象エリアに前記対象エリア及び第1の他のエリアから直接的に到来する直接音のエネルギー、及び、前記対象エリアに第2の他のエリアから間接的に到来する間接音のエネルギーを算出する算出ステップと、
算出された前記直接音のエネルギー、及び、算出された前記間接音のエネルギーに基づいて、前記対象エリアにおける音響特性を評価する評価ステップと、
前記評価の結果に関する情報を出力する出力ステップとを含む、
音響特性評価方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1設定ステップにおいては、前記複数のエリアそれぞれの形状及び大きさ、並びに、前記複数のエリアの位置関係が設定され、
前記第2設定ステップにおいて設定される前記評価用パラメータには、前記複数のエリアそれぞれの吸音率、及び、前記複数のエリアそれぞれにおいて発生する音声の音圧レベルが含まれる、
請求項1に記載の音響特性評価方法。
【請求項3】
前記算出ステップにおいては、
前記対象エリア及び前記第1の他のエリアに設定された前記音声の音圧レベルに基づいて、前記直接音のエネルギーを算出し、
前記複数のエリアそれぞれの形状及び大きさ、前記複数のエリアの位置関係、前記複数のエリアそれぞれの吸音率、並びに、前記複数のエリアにおいて発生する前記音声の音圧レベルに基づいて、前記間接音のエネルギーを算出する、
請求項2に記載の音響特性評価方法。
【請求項4】
前記第2設定ステップにおいて設定される前記評価用パラメータには、前記対象エリアにおける暗騒音の音圧レベルが含まれ、
前記評価ステップにおいては、
算出された前記直接音のエネルギー、及び、算出された前記間接音のエネルギーを合計したエネルギーを音圧レベルに変換し、
変換によって得られる前記音圧レベルと、前記暗騒音の音圧レベルとに基づいて、前記対象エリアにおける音響特性の評価値を算出する、
請求項3に記載の音響特性評価方法。
【請求項5】
前記評価ステップにおいては、算出された前記評価値が、前記対象エリアの使用目的に応じて定められた所定の条件を満たすか否かの判定を行い、
前記出力ステップにおいては、前記評価の結果に関する情報として、前記判定の結果を示す情報を出力する、
請求項4に記載の音響特性評価方法。
【請求項6】
前記出力ステップにおいては、前記評価値が前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、前記所定の条件を満たすための前記評価値の目標値を出力する、
請求項5に記載の音響特性評価方法。
【請求項7】
前記出力ステップにおいては、前記評価値が前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、前記評価値と前記所定の条件を満たすための目標値との差分を出力する、
請求項5に記載の音響特性評価方法。
【請求項8】
前記出力ステップにおいては、前記評価値が前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、前記所定の条件を満たす前記評価値を得るための設計対策案を出力する、
請求項5に記載の音響特性評価方法。
【請求項9】
前記評価ステップにおいては、前記評価値として、人の音声の了解度を算出する、
請求項4に記載の音響特性評価方法。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の音響特性評価方法を前記コンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音響特性評価方法、プログラム、及び、音響特性評価システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
室内空間における音の聞こえ方の評価を行う技術が提案されている。特許文献1には、建築物の室内の環境音の好ましさを、人の感覚に近い正確性をもって客観的に評価できる室内環境音評価方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-085197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、室内空間における音響特性を簡易的に評価することができる音響特性評価方法等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る音響特性評価方法は、コンピュータシステムによって実行される音響特性評価方法であって、仮想的な室内空間に対して使用目的が異なる複数のエリアを設定する第1設定ステップと、前記複数のエリアのそれぞれに対して評価用パラメータを設定する第2設定ステップと、前記複数のエリアのそれぞれに対して設定された前記評価用パラメータに基づいて、前記複数のエリアの少なくとも1つである対象エリアに前記対象エリア及び第1の他のエリアから直接的に到来する直接音のエネルギー、及び、前記対象エリアに第2の他のエリアから間接的に到来する間接音のエネルギーを算出する算出ステップと、算出された前記直接音のエネルギー、及び、算出された前記間接音のエネルギーに基づいて、前記対象エリアにおける音響特性を評価する評価ステップと、前記評価の結果に関する情報を出力する出力ステップとを含む。
【0006】
本発明の一態様に係るプログラムは、前記音響特性評価方法を前記コンピュータシステムに実行させるためのプログラムである。
【0007】
本発明の一態様に係る音響特性評価システムは、仮想的な室内空間に対して使用目的が異なる複数のエリアを設定し、前記複数のエリアのそれぞれに対して評価用パラメータを設定する設定部と、前記複数のエリアのそれぞれに対して設定された前記評価用パラメータに基づいて、前記複数のエリアの少なくとも1つである対象エリアに前記対象エリア及び第1の他のエリアから直接的に到来する直接音のエネルギー、及び、前記対象エリアに第2の他のエリアから間接的に到来する間接音のエネルギーを算出し、算出された前記直接音のエネルギー、及び、算出された前記間接音のエネルギーに基づいて、前記対象エリアにおける音響特性を評価する評価部と、前記評価の結果に関する情報を出力する出力部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様に係る音響特性評価方法等は、室内空間における音響特性を簡易的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係る音響特性評価システムの機能構成を示すブロック図である。
図2は、仮想空間の一例を示す平面図である。
図3は、音響特性の評価動作の例1のフローチャートである。
図4は、SN比と了解度との関係を示す図である。
図5は、判定結果の表示画面の第1の例を示す図である。
図6は、判定結果の表示画面の第2の例を示す図である。
図7は、判定結果の表示画面の第3の例を示す図である。
図8は、音響特性の評価動作の例2のシーケンス図である。
図9は、仮想空間における複数のエリアのレイアウトの変更例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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