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公開番号2025097764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214139
出願日2023-12-19
発明の名称異動判読システム、異動判読方法及び異動判読プログラム
出願人朝日航洋株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/163 20240101AFI20250624BHJP(計算;計数)
要約【課題】過剰検出を含みうる異動の判読結果である一次判読結果から過剰検出を除去することにより、最終的な判読結果における精度を向上させる。
【解決手段】異動判読システム1は、異動判読の対象の客体に関する属性情報、異動の判読の結果を示す異動情報、判読結果の確からしさを示す確度を含む一次判読結果を取得する取得部11と、異動情報及び属性情報に関する所定条件ごとに確度の補正方法が関連づけられた確度調整ルールを用いて、一次判読結果に含まれる異動情報及び属性情報が、確度調整ルールにおける異動情報及び所定条件に該当する場合に、該異動情報及び該所定条件に関連づけられた確度の補正方法に従って、一次判読結果に含まれる確度を補正する確度調整部12と、補正された確度に基づいて決定された客体の異動判読結果である二次判読結果を出力する出力部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
異なる二時期間における建物及び土地の異動を判読する異動判読システムであって、
異動判読の対象の客体に関する属性情報、異動の判読の結果を示す異動情報、判読結果の確からしさを示す確度を含む一次判読結果を取得する取得部と、
前記異動情報及び前記属性情報に関する所定条件ごとに確度の補正方法が関連づけられた確度調整ルールを用いて、前記一次判読結果に含まれる前記異動情報及び前記属性情報が、前記確度調整ルールにおける前記異動情報及び前記所定条件に該当する場合に、該異動情報及び該所定条件に関連づけられた前記確度の補正方法に従って、前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する確度調整部と、
前記確度調整部により補正された前記確度に基づいて決定された前記客体の異動判読結果である二次判読結果を出力する出力部と、
を備える異動判読システム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記属性情報は、前記客体の建築時期を含み、
前記確度調整ルールは、前記異動情報が滅失に該当し、前記建築時期からの経過年数である建築年数が所定年数に該当することを前記所定条件として、該所定条件が成立する場合に前記確度を所定程度下げることを前記補正方法として含み、
前記確度調整部は、前記一次判読結果における前記異動情報が滅失であり、前記客体の建築年数が前記所定年数に該当する場合に、対応する前記補正方法に従って前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項3】
前記属性情報は、前記客体の所有者を含み、
前記確度調整ルールは、前記異動情報が新築に該当し、前記二時期間において前記所有者の変更があったことを前記所定条件として、該所定条件が成立する場合に前記確度を所定程度上げることを前記補正方法として含み、
前記確度調整部は、前記一次判読結果における前記異動情報が新築であり、前記客体の所有者の変更があった場合に、対応する前記補正方法に従って、前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項4】
前記属性情報は、前記客体である土地の地目を含み、
前記確度調整ルールは、前記異動情報が新築に該当し、前記地目が所定の種別に該当することを前記所定条件として、該所定条件が成立する場合に前記確度を所定程度調整することを前記補正方法として含み、
前記確度調整部は、前記一次判読結果における前記異動情報が新築であり、前記客体の地目が所定の種別に該当する場合に、対応する前記補正方法に従って前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項5】
前記属性情報は、前記客体の場所を示す位置情報を含み、
前記確度調整ルールは、前記異動情報が新築に該当し、前記客体の場所が所定地域に該当することを前記所定条件として、該所定条件が成立する場合に前記確度を所定程度下げることを前記補正方法として含み、
前記確度調整部は、前記一次判読結果における前記異動情報が新築であり、前記位置情報により示される前記客体の場所が、前記所定地域に該当する場合に、対応する前記補正方法に従って、前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項6】
前記確度調整ルールは、前記客体の場所が、土砂災害特別警戒区域、生産緑地及び用途地域の少なくともいずれか一つを前記所定地域として含み、
前記確度調整部は、前記客体の場所が前記所定地域に該当する場合に、該当する前記所定地域に応じて設定された前記補正方法に従って、前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する、
請求項5に記載の異動判読システム。
【請求項7】
前記確度調整部は、前記一次判読結果に含まれる前記確度が、所与の閾値以下である場合のみに前記確度を補正する、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項8】
前記出力部は、前記確度調整部により補正された前記確度が所与の閾値以下である場合に、異動が発生していないことを前記二次判読結果として出力し、前記補正された前記確度が前記閾値を超える場合に、前記一次判読結果における異動情報を前記補正された確度と共に、前記二次判読結果として出力する、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項9】
前記一次判読結果のおける客体の件数に対する、前記一次異動判読結果における前記異動情報が前記二次判読結果において変更されなかった前記客体の件数の割合を異動統計値として、前記異動情報及び前記属性情報に関する所定条件ごとに算出し、
前記異動情報及び前記属性情報に関する所定条件ごとの現在の前記確度調整ルールにおける前記確度の補正方法に用いられる調整値に、算出された前記異動統計値を所定の重みを付けて適用することにより前記調整値を更新する、調整ルール更新部、を更に備える、
請求項1に記載の異動判読システム。
【請求項10】
少なくとも一つのプロセッサを備え、異なる二時期間における建物及び土地の異動を判読する異動判読システムによって実行される異動判読方法であって、
異動判読の対象の客体に関する属性情報、異動の判読の結果を示す異動情報、判読結果の確からしさを示す確度を含む一次判読結果を取得する取得ステップと、
前記異動情報及び前記属性情報に関する所定条件ごとに確度の補正方法が関連づけられた確度調整ルールを用いて、前記一次判読結果に含まれる前記異動情報及び前記属性情報が、前記確度調整ルールにおける前記異動情報及び前記所定条件に該当する場合に、該異動情報及び該所定条件に関連づけられた前記確度の補正方法に従って、前記一次判読結果に含まれる前記確度を補正する確度調整ステップと、
前記確度調整ステップにおいて補正された前記確度に基づいて決定された前記客体の異動判読結果である二次判読結果を出力する出力ステップと、
を有する異動判読方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異動判読システム、異動判読方法及び異動判読プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば課税対象の調査等を目的として、2時期の航空写真を対比して、建物(家屋等)の異動(滅失、新築、建替え、増築及び部分滅失など)を判別することが行われている。例えば、前年度の航空写真データに基づく画像データと今年度航空写真データに基づく画像データとを比較するためにそれらを画面に表示するための技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、地図画像と航空写真とを重畳させた重畳画像を入力(説明変数)として、対応する領域における変化域を出力(目的変数)とする教師データにより機械学習して得られたモデルにより、変化域を推論する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-99316号公報
特開2022-11411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機械学習モデル等を用いたAIによる家屋等の異動の自動的な検出及び航空写真等の目視による検出では、検出漏れの防止のために、一定量の過剰検出が発生していた。最終的な異動の検出結果における精度向上のために、AI等による自動的な異動の検出結果及び航空写真等による異動の検出結果から、過剰検出を除去することが望まれていた。
【0005】
そこで本発明は、過剰検出を含みうる異動の判読結果である一次判読結果から過剰検出を除去することにより、最終的な判読結果における精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る異動判読システムは、異なる二時期間における建物及び土地の異動を判読する異動判読システムであって、異動判読の対象の客体に関する属性情報、異動の判読の結果を示す異動情報、判読結果の確からしさを示す確度を含む一次判読結果を取得する取得部と、異動情報及び属性情報に関する所定条件ごとに確度の補正方法が関連づけられた確度調整ルールを用いて、一次判読結果に含まれる異動情報及び属性情報が、確度調整ルールにおける異動情報及び所定条件に該当する場合に、該異動情報及び該所定条件に関連づけられた確度の補正方法に従って、一次判読結果に含まれる確度を補正する確度調整部と、確度調整部により補正された確度に基づいて決定された客体の異動判読結果である二次判読結果を出力する出力部と、を備える。
【0007】
本発明の一形態に係る異動判読方法は、少なくとも一つのプロセッサを備え、異なる二時期間における建物及び土地の異動を判読する異動判読システムによって実行される異動判読方法であって、異動判読の対象の客体に関する属性情報、異動の判読の結果を示す異動情報、判読結果の確からしさを示す確度を含む一次判読結果を取得する取得ステップと、異動情報及び属性情報に関する所定条件ごとに確度の補正方法が関連づけられた確度調整ルールを用いて、一次判読結果に含まれる異動情報及び属性情報が、確度調整ルールにおける異動情報及び所定条件に該当する場合に、該異動情報及び該所定条件に関連づけられた確度の補正方法に従って、一次判読結果に含まれる確度を補正する確度調整ステップと、確度調整ステップにおいて補正された確度に基づいて決定された客体の異動判読結果である二次判読結果を出力する出力ステップと、を有する。
【0008】
本発明の一形態に係る異動判読プログラムは、異なる二時期間における建物及び土地の異動を判読する異動判読システムとしてコンピュータを機能させるための異動判読プログラムであって、異動判読の対象の客体に関する属性情報、異動の判読の結果を示す異動情報、判読結果の確からしさを示す確度を含む一次判読結果を取得する取得ステップと、異動情報及び属性情報に関する所定条件ごとに確度の補正方法が関連づけられた確度調整ルールを用いて、一次判読結果に含まれる異動情報及び属性情報が、確度調整ルールにおける異動情報及び所定条件に該当する場合に、該異動情報及び該所定条件に関連づけられた確度の補正方法に従って、一次判読結果に含まれる確度を補正する確度調整ステップと、確度調整ステップにおいて補正された確度に基づいて決定された客体の異動判読結果である二次判読結果を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
【0009】
上記の形態によれば、異動判読の対象の客体の属性情報及び異動情報の種別ごとに予め定められた確度の補正方法に従って、一次判読結果における異動情報の確度が補正される。そして、補正された確度に基づいて異動判読結果が決定及び出力されるので、最終的な異動の判読結果の精度が向上する。
【0010】
別の形態に係る異動判読システムでは、属性情報は、客体の建築時期を含み、確度調整ルールは、異動情報が滅失に該当し、建築時期からの経過年数である建築年数が所定年数に該当することを所定条件として、該所定条件が成立する場合に確度を所定程度下げることを補正方法として含み、確度調整部は、一次判読結果における異動情報が滅失であり、客体の建築年数が所定年数に該当する場合に、対応する補正方法に従って一次判読結果に含まれる確度を補正することとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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