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公開番号
2025097133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023213251
出願日
2023-12-18
発明の名称
車両機能設定システム、車両機能設定方法および車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
G06F
8/65 20180101AFI20250623BHJP(計算;計数)
要約
【課題】車両で提供される機能の仕様変更を容易かつ速やかに実行可能にする車両機能設定システム、車両機能設定方法および車両を提供する。
【解決手段】車両機能設定システムは、車両1のユーザに制御内容の選択を可能にするアプリケーションがインストールされた携帯端末30と、車両に搭載され、アプリケーションの複数のバージョン毎に制御内容の複数のオプションを記憶する車載記憶装置17と、を備え、携帯端末が、インストールされているアプリケーションのバージョンに対応した複数のオプションからの制御内容の選択をユーザに許容すると共に、ユーザにより選択された制御内容を示す情報を車載制御装置(PMECU)10に送信し、車載制御装置が、携帯端末からの情報に対応する制御内容を車載記憶装置から取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の所定の機能の提供に際して車載制御装置により実行される少なくとも1つの制御内容を設定するための車両機能設定システムであって、
前記車両のユーザに前記制御内容の選択を可能にするアプリケーションがインストールされた携帯端末と、
前記車両に搭載され、前記アプリケーションの複数のバージョンごとに前記制御内容の複数のオプションを記憶する車載記憶装置と、
を備え、
前記携帯端末は、インストールされている前記アプリケーションのバージョンに対応した前記複数のオプションからの前記制御内容の選択を前記ユーザに許容すると共に、前記ユーザにより選択された前記制御内容を示す情報を前記車載制御装置に送信し、
前記車載制御装置は、前記携帯端末からの前記情報に対応する前記制御内容を前記車載記憶装置から取得する車両機能設定システム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記アプリケーションの前記複数のバージョンごとに前記制御内容の前記複数のオプションを格納したテーブルを記憶する記憶装置を含むと共に、前記車載制御装置および前記携帯端末と情報をやり取りする管理装置を更に備え、
前記車載記憶装置は、前記テーブルを記憶しており、
前記テーブルは、前記アプリケーションの前記複数のバージョンごとに、それぞれ固有のIDが付与された互いに異なる前記複数のオプションを格納し、
前記携帯端末は、インストールされている前記アプリケーションのバージョンに対応した前記複数のオプションを前記IDに紐付けして記憶する端末記憶装置を含み、前記ユーザにより選択された前記オプションの前記IDを前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記携帯端末から受信した前記IDを前記ユーザの前記車両に搭載された前記車載制御装置に送信し、
前記車載制御装置は、前記管理装置から受信した前記IDに基づいて前記車載記憶装置に記憶された前記テーブルから前記制御内容を取得する車両機能設定システム。
【請求項3】
請求項2に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記車載記憶装置および前記管理装置の前記記憶装置に記憶される前記テーブルでは、前記アプリケーションの前記複数のバージョンの各々に、同一の前記複数のオプションのセットが予め割り当てられており、
前記車載制御装置にインストールされている前記機能の提供に関連したソフトウェアがバージョンアップされたときに、前記車載記憶装置および前記管理装置の前記記憶装置の双方で、バージョンアップされた前記ソフトウェアのバージョン以降の前記アプリケーションのバージョンに対応した前記複数のオプションへの付加内容の書き込みおよび新規オプションの追加の少なくとも何れか一方が行われる車両機能設定システム。
【請求項4】
請求項3に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記車載制御装置にインストールされている前記ソフトウェアは、有償でバージョンアップされる車両機能設定システム。
【請求項5】
請求項1に記載の車両機能設定システムにおいて、
バージョンアップされた前記アプリケーションの実行により、旧バージョンの前記アプリケーションの実行により選択できなかった前記オプションの選択が許容される車両機能設定システム。
【請求項6】
請求項2に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記管理装置は、前記車両から自車位置情報を取得すると共に、前記アプリケーションの実行が許可される所定走行路の位置情報を取得し、前記車両を前記所定走行路で走行させることを条件に、前記携帯端末での前記アプリケーションの実行を許可する車両機能設定システム。
【請求項7】
請求項6に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記所定走行路は、サーキットの走行路であり、
前記機能は、少なくとも前記車両の動力特性を前記サーキットでの走行に適応させる機能であり、
前記管理装置は、前記車両が前記サーキットで停車しており、かつ前記ユーザが前記アプリケーションの利用条件に同意したことを条件に、前記携帯端末での前記アプリケーションの実行を許可する車両機能設定システム。
【請求項8】
請求項1に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記制御内容は、前記車両の動力発生源の特性を変化させる制御内容を含み、
前記車載制御装置は、前記車両が正常に走行可能であることを条件に、前記携帯端末からの前記情報に対応する前記制御内容を有効化する車両機能設定システム。
【請求項9】
請求項1に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記所定の機能の提供に際して前記車載制御装置と他の車載制御装置とにより複数の前記制御内容が実行され、
前記車載制御装置は、前記携帯端末からの前記情報に対応する前記制御内容を前記車載記憶装置から取得すると共に、該当する前記制御内容を示す信号を前記他の車載制御装置に送信する車両機能設定システム。
【請求項10】
請求項9に記載の車両機能設定システムにおいて、
前記車載制御装置は、前記車両の動力発生源を制御すると共に、前記動力発生源の特性を変化させる前記制御内容を実行し、
前記他の車載制御装置は、前記車両のメータを制御すると共に、前記メータの表示態様を変化させる前記制御内容を実行する車両機能設定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の所定の機能の提供に際して車載制御装置により実行される制御内容を設定するための車両機能設定システムおよび方法、並びに所定の機能を提供する車両に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の制御を実行する制御装置にインストールされたソフトウェアの更新を行うシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムは、車両においてソフトウェアの新しいバージョンのインストールパッケージのダウンロードが完了したときに、ソフトウェアの更新処理(バージョンアップ)があることを車両のユーザの情報端末に通知する。更に、当該システムは、少なくともユーザによる更新処理の開始を許諾する操作を受け付け、かつ車両がロックされているときに、ソフトウェアの更新処理を開始させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-033188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のシステムによれば、整備工場等に車両を入庫させることなく、制御装置にインストールされたソフトウェアを更新して当該車両で提供される機能の仕様を変更(グレードアップまたはダウングレード)することができる。ただし、上記システムでは、ソフトウェアが実際に更新されるまでに、インストールパッケージのダウンロード、ユーザの情報端末への通知、ユーザによる更新処理の開始を許諾する操作の受け付けといった処理が要求される。更に、ソフトウェアの更新処理は、車両がロックされていなければ実行されない。このため、上記システムでは、車両で提供される機能の仕様変更を容易かつ速やかに実行することは困難である。
【0005】
そこで、本開示は、車両で提供される機能の仕様変更を容易かつ速やかに実行可能にすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両機能設定システムは、車両の所定の機能の提供に際して車載制御装置により実行される少なくとも1つの制御内容を設定するための車両機能設定システムであって、前記車両のユーザに前記制御内容の選択を可能にするアプリケーションがインストールされた携帯端末と、前記車両に搭載され、前記アプリケーションの複数のバージョンごとに前記制御内容の複数のオプションを記憶する車載記憶装置とを含み、前記携帯端末が、インストールされている前記アプリケーションのバージョンに対応した前記複数のオプションからの前記制御内容の選択を前記ユーザに許容すると共に、前記ユーザにより選択された前記制御内容を示す情報を前記車載制御装置に送信し、前記車載制御装置が、前記携帯端末からの前記情報に対応する前記制御内容を前記車載記憶装置から取得するものである。
【0007】
本開示の車両機能設定方法は、車両の所定の機能の提供に際して車載制御装置により実行される少なくとも1つの制御内容を設定するための車両機能設定方法であって、前記車両のユーザに前記制御内容の選択を可能にするアプリケーションを携帯端末にインストールすると共に、前記車両に搭載された車載記憶装置に、前記アプリケーションの複数のバージョンごとに前記制御内容の複数のオプションを記憶させておき、前記携帯端末にインストールされている前記アプリケーションのバージョンに対応した前記複数のオプションからの前記制御内容の選択を前記ユーザに許容すると共に、前記携帯端末で前記ユーザにより選択された前記制御内容を示す情報を前記携帯端末から前記車載制御装置に送信し、前記車載制御装置に、前記携帯端末からの前記情報に対応した前記制御内容を前記車載記憶装置から取得させるものである。
【0008】
本開示の車両は、所定の機能を提供すると共に、アプリケーションがインストールされた携帯端末に前記機能の提供に際して実行される制御内容の選択を許容する車両であって、前記アプリケーションの複数のバージョンごとに前記制御内容の複数のオプションを記憶する車載記憶装置と、前記機能の提供に際して、前記携帯端末からの情報に対応した前記制御内容を前記車載記憶装置から取得して実行する車載制御装置とを含み、前記携帯端末にインストールされた前記アプリケーションがバージョンアップされたときに、旧バージョンの前記アプリケーションの実行により選択できなかった前記オプションの選択を許容するものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の車両機能設定システムを示す概略構成図である。
本開示の車両を示す概略構成図である。
本開示の車両のメータの情報表示画面を示す説明図である。
本開示の車両機能設定システムの車載記憶装置および管理装置の記憶装置に記憶されるテーブルを例示する説明図である。
本開示の車両機能設定システムにおけるアプリケーションおよび車両のソフトウェアのバージョンアップの内容を示す説明図である。
本開示の車両機能設定システムの車載記憶装置および管理装置の記憶装置に記憶されるテーブルを例示する説明図である。
本開示の車両機能設定システムの管理装置により実行されるルーチンを例示するフローチャートである。
本開示の車両機能設定システムの携帯端末により実行されるルーチンを例示するフローチャートである。
本開示の車両機能設定システムの携帯端末の表示部に表示される設定画面の一例を示す説明図である。
本開示の車両機能設定システムの携帯端末の表示部に表示される設定画面の他の例を示す説明図である。
本開示の車両機能設定システムの管理装置により実行される他のルーチンを例示するフローチャートである。
本開示の車両の車載制御装置により実行されるルーチンを例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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